ペルピニャンガーネット アンティーク十字架(クロス)

ペルピニャンガーネットの十字架(クロス) 大人気のペルピニャンガーネットのアンティークジュエリー。
近年では日本のみならず台湾やアメリカ人のディーラーさんまで血眼に探すので、値段が暴騰していて特に大きさのあるペルピニャンガーネットのジュエリーを仕入れることができずにおりました。
今回幸運にも2つの十字架を手に入れました。
ペルピニャンガーネットのアンティークジュエリーの大半がブローチですから、クロスも珍しいです。
どんな方の持ち主だったのでしょうか?
ペルピニャンガーネットが製造されジュエリーにされたのはフランス南西部です。
この頃はまだパリとの文化的相違も異なり、地理的にもむしろスペインに近い土地柄、パリ地域以上に19世紀後期以降も信仰が厚かった地域です。 大きさのあるペルピニャンガーネットが6石 大きなペルピニャンガーネットが縦に4石、横に3石、合計6石セットされています。
それぞれ直径9ミリ程。
大きさがあり、贅を尽くしたクロスです。
クロスとしても重さと大きさがあります。
ペルピニャンガーネットはほぼ例外なくクローズドセッティングで、ぽってりとしたゴールドのセッティングと複数の宝石にかかる小さな爪も典型的なペルピニャンガーネットのセッティングです。
石の奥の方から鮮明な赤色が差し、特に光が差すとその部分から鮮やかな赤色が力強く差します。
ファセットが入っていますので、動きと共にその赤が変化します。
都会的な華やかさを謳歌していたベルエポック時代のパリから遠く離れた、スペインの国境も近いフランス南西部。
仄かな照明の下でこの十字架の艶やかな赤色をどんな気持ちで眺めていたのか、ダイナミックな赤のシンチレーションに想いが掻き立てられます。
20世紀初頭のフランス製。
18カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。
最上部のペンダント通しは後付けだと思われます。
動画も撮影しています。
ペルピニャンガーネット アンティーク十字架(クロス)

  • 幅:32mm 
    高さ:47mm 
    重量:7.8g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

ペルピニャンガーネット アンティーク十字架(クロス)

  • 厚みのあるドーム状のペルピニャンガーネットにファセットが細かく入っています
  • 横が3.2センチ、縦が4.7センチ。重さも一般的なアンティークペンダントの3倍ほど
  • ピンクも紫も帯びていない、王道を行く鮮明などこまでも明るい赤色
  • ガーネットにかかるいくつもの小さな爪が愛らしい装飾の一部になっています
  • フランス18金の刻印と工房印が一部見えます
  • ペルピニャンガーネット アンティーク十字架(クロス)
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ペルピニャンガーネット アンティーク十字架(クロス)

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アンティークエピソード

ペルピニャンガーネットとフランス南西部のアンティークジュエリー

イギリスのでもフランスでもアンティークジュエリーでもに使われているガーネットの大半がボヘミア産。
ボヘミアンガーネットはちょっと黒っぽい赤色をしており、アンティークガーネットと言うとそのイメージを強くお持ちの方も多いのはないでしょか?
しかしペルピニャンガーネットの用いられたアンティークジュエリーを見れば、そのイメージは払拭されるはずです。

ペルピニャンガーネットとは、フランス南西部ペルピニャン地方で産出されていた希少な美しいガーネットのことです。
カタランの文化歴史を象徴する宝石で、その歴史は1750年に遡ります。
ペルピニャンガーネットが採掘されたのは、18世紀半ばから1920年代にかけてです。
鉱山からガーネットが採掘されることはもうありません。
ペルピニャンガーネットは、深いピンクがかった赤ワイン色をしており、同じサイズのルビー以上の価値があると言われるずば抜けた宝石です。
昔から数は少なく、フランスアンティークジュエリーにしか(しかもそのほんのごく一部)存在しません。

フランス現地でもやはりアンティークでしか手に入らないペルピニャンガーネットは、まさに幻の石です。
まさにフランスのアンティークジュエリーに限定された美しいアンティークガーネットです。
下記は当店で数年前に販売済みのペルピニャンガーネットのピアスですが、いまだに多くお問い合わせを頂きます。

ペルピニャンガーネットのピアス(アンティーク、ベルエポック)ス

ペルピニャンガーネットのセッティングは、この地方独自のもので、「ペルピニャンセッティング」と呼んだりします。
石の下をゴールドで閉じます。

ペルピニャンガーネットアンティークブレスレット(18金ゴールド)

ガーネットそのもののカッティングも独特で、石が閉じられているので見にくいですが下は平らで、上にたくさんのファセットをつけています。
パピヨンと呼ばれるヴェルメイユの破片をガーネットとゴールドの間にいれて、美しい反射を起こすこともあります。

ペルピニャンガーネットは、真っ赤のものから、ピンク帯びた赤、ワイン色がかった赤と複数の色があります。
いずれの色もボヘミアンガーネットよりずっと明るい色調の赤が特徴的です。
下記のリングでは、真っ赤なペルピニャンガーネットとピンクを帯びたガーネットの両方が用いられていますが、どちらもボヘミアンがーネットにはない明るい色調です。

ペルピニャンガーネットアンティーク指輪(ダブルクローバー 三つ葉 )

ペルピニャンガーネットが生まれたペルピニャンという街はフランス南西部の都市です。
ペルピニャンの歴史は極めて古く、ローマ時代から人が定住していたといわれています。
中世になってペルピニャンの街の建設が始まり、1276年から1344年までは、マヨルカ王国の王国の首都として栄えます。
時代の中でマヨルカ王国に組み込まれたりバルセロナ伯領となったり、過酷な歴史を生きつつも、いつの時代もペルピニャンは複数の文化が入り乱れる工芸品の中心地でした。
ジュエリーもパリを中心としたジュエリーとはまた異なる味わいのジュエリーが作られました。

一つにはこの地域は鉱物的に非常に豊かな地域であったからです。
古くは銀、ゴールド(共に閉山しています)、そして宝石ではガーネットが産出され、この地域においてジュエリーは一大産業でした。
そしてその主役がガーネットでした。
ペルピニャンガーネットの一部はスペインに運ばれかの地でジュエリーにされたものもありました。
これはやはりスペイン国境の約20キロに位置する地理的要因も大きかったことでしょう。

「ペルピニャンガーネット」と言う呼称は産地による呼称であり、いわゆる鉱物名ではありません。
産地を取って「カシミールサファイヤ」と呼ぶのと同じロジックです。

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