なんと地球がモチーフです
全体が「地球」を表しているペンダントです。
金細工で世界の大陸が描かれています。
EURAISA(ユーラシア)、NORD AMERICA(北米)、SUD AMERICA(南米)、AFRICA(アフリカ)の大陸が文字と共に金細工で描かれています。
オセアニアは描かれていますが、大陸の名前は書かれていないです。
NORDやSUDはフランス語で「北」と「南」を指しますのでフランス製だと思われますが、フランス語としても完結していないので、スペースの関係で簡略的に書いたと思われます。
アンティークジュエリーで地球が描かれているケースは珍しいです。
16世紀には既に地球が丸いということは分かったですから、描かれてもよさそうなものですがあまり見ないです。
突っ込みどころの多い地図です
触れると分かりますが、ずしりと重いです。
よくあるペンダントの倍以上の重さがあります。
空洞ではなく、中までゴールドが入っていると思います。
近年ゴールドの価格の上昇もあり、このようにゴールドを贅沢に用いたジュエリーが非常に高額になってしまっていますが、運よく比較的リーズナブルに仕入れることができました。
全体は少しピンクを帯びた艶のあるローズゴールドで、その上に少し黄緑を帯びたゴールドで作られた大陸たちが描かれています。
大陸の部分は艶消しが施されていて、大陸名が彫られています。
地球なので、上から見ても横から見ても下から見ても良いです。
ちなみにこの地球、かなりざっくりしています。
何と南極は描かれてません!
そしてアフリカと南米がくっついているところなどなんとも言えず、面白いです。
20世紀初頭のフランス製。
18カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。
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チャーム(charm)とは腕輪・鎖などにつけて身につける飾りものを指します。
ラテン語の「歌(carmen)」から派生した言葉でフランス語ではシャルムと言います。
チャームという英語の意味は簡単なようで分かりづらいですが、
「人を喜ばせる、魅了するものや資質」、「ネックレスやブレスレットについいている小さな飾り」、「魔法の力が宿ると信じられている物や行動」といった意味があります。
ジュエリーの用語として使うときは、しあわせを叶えてくれそうな魔法の力を持ったお守りのような装身具、といった意味合いになります。
アンティークジュエリーでは実に様々な魅力的なチャームが作られました。
チャームはそれだけでペンダントになったり、 ブレスレットから吊り下げるてチャームブレスレットになったり、小さなチャームが指輪についた「チャームリング」と呼ばれるものも存在します。
細工に長けたアンティークジュエリーではチャームも実に凝った、多用なデザインのものが作られました。
順番に見ていくことにしましょう。
まずは動物編。
ウサギ。
猿。
定番のモチーフとしてハートのチャーム。
やはり定番の球体のボール。
花や葉もチャームのモチーフとして好まれました。
下記は薔薇のチャーム。
変わったものとしては、実用性も兼ねた笛。
運動系では、テニスラケット。
金細工を駆使したものが多いですが、下記はエナメルも秀逸な「手」のチャーム。
小さすぎて履けませんが、見事にリアルな靴。
カンテラ(ランタン)。
チャームをブレスレットに垂らしたスタイルも流行します。
様々なチャームの連なったブレスレット。
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