リアルな靴のアンティークチャーム
「靴」をモチーフにしたチャームは、シェルシュミディでも初めての入荷になります。
すべてが9カラットゴールドでできた靴。
革の紐靴をイメージしているようで、何と紐の部分も金線で出来ています。
この靴のチャームはイギリス製ですが、イギリスを始め靴文化の長いヨーロッパの人たちは、良質な革靴を丁寧にはきます。
このチャームの靴も真新しいものには見えず、年月と共に革が馴染んできた感じが表現されています。
ところどころがしなっていたり、柔らかな材質の経年変化を、ゴールドだけで表現しているところが素晴らしいです。
靴裏にも注目
裏面にはゴールドの粒で滑り止めかれています。
靴紐から靴裏、靴のしなりまで表現したチャームなんて、見たことがありません。
全て9金でできていますが、足を入れる内部は空洞になっいますので重量としては1.2グラムと軽めです。
しなりまで表現した型を作ってからゴールドを流し込んで成形したのか、平面状にゴールドを伸ばしたパーツを2枚作って、それらをしならせて真ん中の紐の部分でつなげたのか。
その彫刻的な造形の出来映えに惚れ惚れします。
刻印は入れづらいシルエットだろうなと思い裏面を見ましたら、何と裏面に刻印が入っていました。
嬉しいサプライズです。
19世紀後期のイギリス製。
9カラットイエローゴールド。
注:チェーンは付いていません。
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チャーム(charm)とは腕輪・鎖などにつけて身につける飾りものを指します。
ラテン語の「歌(carmen)」から派生した言葉でフランス語ではシャルムと言います。
チャームという英語の意味は簡単なようで分かりづらいですが、
「人を喜ばせる、魅了するものや資質」、「ネックレスやブレスレットについいている小さな飾り」、「魔法の力が宿ると信じられている物や行動」といった意味があります。
ジュエリーの用語として使うときは、しあわせを叶えてくれそうな魔法の力を持ったお守りのような装身具、といった意味合いになります。
アンティークジュエリーでは実に様々な魅力的なチャームが作られました。
チャームはそれだけでペンダントになったり、 ブレスレットから吊り下げるてチャームブレスレットになったり、小さなチャームが指輪についた「チャームリング」と呼ばれるものも存在します。
細工に長けたアンティークジュエリーではチャームも実に凝った、多用なデザインのものが作られました。
順番に見ていくことにしましょう。
まずは動物編。
ウサギ。
猿。
定番のモチーフとしてハートのチャーム。
やはり定番の球体のボール。
花や葉もチャームのモチーフとして好まれました。
下記は薔薇のチャーム。
変わったものとしては、実用性も兼ねた笛。
運動系では、テニスラケット。
金細工を駆使したものが多いですが、下記はエナメルも秀逸な「手」のチャーム。
小さすぎて履けませんが、見事にリアルな靴。
カンテラ(ランタン)。
チャームをブレスレットに垂らしたスタイルも流行します。
様々なチャームの連なったブレスレット。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。