ツバメ(つばめ)アンティークゴールドペンダント

幸せを運ぶ鳥ツバメがモチーフ アンティークジュエリーでモチーフにされる鳥は特に2つあります。
鳩(サンエスプリが有名ですね)そしてツバメ(つばめ)です。
久しぶりにツバメをモチーフにしたアンティークジュエリーを手にしました。
「ツバメ=春を知らせる渡り鳥」というイメージは私たち日本人も持っていると思いますが、西欧では幸運を運ぶ鳥。
商売繁盛の鳥としても信じられています。
アンティークジュエリーでは面積やデザインの構成上、一羽のツバメしか描かれないことが多いのですが珍しく「群れ」で描かれているところも魅力的です。
夫婦仲良く子育てをして子供たちへ食べ物を運ぶツバメのファミリーが描かれています。 彫金で描かれた羽、ダイヤモンドの餌 ふっくらとした造形的なツバメの身体がゴールドだけで表現されています。
そのさまざまな方向へと向かう毛並みは彫金によって巧みに描かれています。
先端のツバメはくちばしで餌をついばんでいます。
エサはなんとダイヤモンド。
家族群れになって飛ぶ幸運の象徴のツバメが、光り輝くゴールドと宝石によって描かれています。
見ているだけで運気が上がりそうな作品です。
裏面を見ますと後ろの二羽のツバメが交わるところに小さい修理跡のようなものが見られます。
またダイヤモンドの台座裏面を見ますと、おそらくこの作品はもともとがブローチであったのではないかと推定できます。
針部分に刻印があったのでしょう。
そのために刻印も見当たらないです(18カラットゴールドであることは確認できています)。
1880-1900年頃のフランス製。
注:チェーンは付いていません(ペンダントの通し輪までが付いています)。
動画も撮影しています。
ツバメ(つばめ)アンティークゴールドペンダント

  • 幅:37mm 
    高さ:62mm 
    重量:2.8g
    商品の状態:裏面にブローチからの加工跡あり
  • 販売価格:176,000円(税込み)

ツバメ(つばめ)アンティークゴールドペンダント

  • 仲良く3羽連なって飛んでいます。お父さんお母さん子供でしょうか
  • 横幅が最大3.7センチ、縦幅は引き輪の部分までを含みます
  • ツバメのボディ全面に彫金が施されていて、厚みもあります
  • 先端にローズカットダイヤモンド。ついばんだ餌を表しています
  • 裏面はフラット。2羽の交わるところに溶接跡あり、ブローチだったと思われます
  • ツバメ(つばめ)アンティークゴールドペンダント
  • ツバメ(つばめ)アンティークゴールドペンダント
  • ツバメ(つばめ)アンティークゴールドペンダント
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ツバメ(つばめ)アンティークゴールドペンダント

176,000円  [通販価格:税込]
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アンティークエピソード

鳥をモチーフにしたアンティークジュエリー 鳩(サンエスプリ)やツバメ

アンティークジュエリーのモチーフになる鳥は、主に鳩(ハト)と燕(ツバメ)です。
特に鳩は旧約聖書のノアの箱舟にも登場することから精霊のシンボルとされヴィーナスゆかりの鳥とされてきました。
16世紀にはサンテスプリ騎士団が着用。
それが広まり、特にフランス北部のノルマンディーの女性はサンテスプリのペンダントをクロス代わりに愛用したといわれています。
鳩をモチーフにしたアンティークジュエリーでは、ノルマンディーのサンエスプリ(Saint Esprit 精霊)が有名です。
サンエスプリは、ノルマンディーはとても美しいジュエリーで、サンエスプリ(聖霊)を象徴する鳩から構成されています。
サンエスプリ(英語読みを活かしてセントエスプリと紹介されることもある)のジュエリーでは一般的に、頭が下部にそして翼は広げられた状態になっていることが多いです。
これは芸術史のなかで、鳩が空から地上へ降りる時、「神の言葉」を伝えるものとして表現されてきたからです。
絵画の中でしばしば、鳩はその口ばしに花のついた枝や葡萄の房をくわえて描かれています。
サンエスプリ(セントエスプリ)の歴史は古く、「1691年にルイ14世が所有していたパリュールの中にもセントエスプリの十字架が入っていた」という記録が残っています。

下記は当店扱いの「サンテスプリ(精霊)ペンダント」。
サンテスプリ(精霊)ペンダント(天然真珠、アメジスト、トルコ石、エメラルド、ガラスペースト)

上記のペンダントは18-19世紀の二つの時代に分かれて作られたことから、おそらくもともと胸飾りでその時はおそらく逆向きにつけられていたのではないかと推定できます。
ピューリタンは、ノルマンディーのサンエスプリのジュエリーは、葡萄の房をくわえていることが多く、それは豊穣を象徴しているというでしょう。
サンエスプリで、石は必ずクローズドセッティングで固定されています。
サンエスプリで用いられた宝石はダイヤモンド、あるいは無色か色のついた鉛ガラスです。

下記は当店扱いの「鳩(ハト)のブローチ」。
鳩のアンティークブローチ(エメラルド、ダイヤモンド、エナメル、イエローゴールド)

一方のツバメは数世紀に渡り、、健康と富、忠誠心を表すと信じられてきました。
巣作りをして一羽のパートナーと生涯を共にすることから、長く幸せな家庭のシンボルとされてきました。
19世紀のイギリスで「しあわせを運んでくる鳥」としてジュエリーのモチーフとして流行します。
下記は当店扱いのツバメをモチーフにしたペンダントです。
数羽連なって群れで飛ぶ姿が美しいです。

ツバメ(燕)アンティークゴールドペンダント

鳥がモチーフになったジュエリーで一人、フランスの有名なジュエラーをご紹介しておきます。
フランスの稀代のジュエリーデザイナー(特に活躍するのは1940-50年代です)に、ジーン・シュランバーゼー(Jean Schlumberger)がいます。
フランス語読みですと「シュルンベルジェ」ですが日本ではシュランバーゼーで紹介されることが多いようです。
シュランバーゼーは1907年、フランスのアルザスに生まれます。
早くも10代の頃には才能を認められ、その独特の感性と個性的な趣向を凝らしたデザインが当時の上流階級で人気を博し、後にティファニーの専属デザイナーになります。
1956年には海や鳥などの自然界をモチーフにしたジュエリーで一躍有名になります。
特にバード・オブ・パラダイス(楽園の鳥)は、シュランバーゼーを代表する作品です。
下記はシュランバーゼーが1956年ティファニー社のために製作した「A bird of paradise」。
大粒の石は、グリーントルマリン。
シュランバーゼー

「宇宙の不規則なものをキャプチャーしたい」という言葉を残しており、そんなシュランバーゼーは、「宝石の詩人」とも呼ばれました。

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