ハートシェイプ アンティークロケットペンダント(ブルーサファイヤ)

大きくて平たいハートシェイプのロケット 平らさが愛らしいハート型のロケットペンダント。
フランス製のロケットペンダントは比較的小ぶりのことが多いのですが、横幅が2.8センチ、縦幅が3.2センチと大きめのサイズです。
厚みはないですが表面積が大きいので、見映えがするハートペンダントです。
「ハートが開く(オープンする)」ロケットペンダントは、アンティークジュエリーでも王道を行くセンチメンタルジュエリーです。
内側を開くと、前面にも後面にもハートシェイプの仕切りが入っています。
この内側の仕切りはおそらく後付けで、この部分だけハイカラットゴールドではなさそうです。 青石はブルーサファイヤ 青石がクールなアクセントになっています。
明るいきれいな青色のサファイヤは、直径3.5ミリと大きさもあります。
ペンダントには、面白い質感が出ています。
ゴールドに型模様のようなものをつけることで、ゴールドに波状の模様を描いています。
表面も裏面もこの波状の模様がつけられています。
フラットで表面積が大きい分、ともすれば平坦になりがちなところですが、この波状の模様が光を反射して飽きのこない美しさ。
18カラットゴールド。
1900年頃のフランス製。
注:チェーンは付いていません。
動画も撮影しています。
ハートシェイプ アンティークロケットペンダント(ブルーサファイヤ)

  • 幅:28mm 
    商品の状態:良好
  • 販売価格:132,000円(税込み)

ハートシェイプ アンティークロケットペンダント(ブルーサファイヤ)

  • うねったようなゴールドの模様が、光を反射して独創的な世界観を出しています
  • 大きさがあり見映えのするハートペンダント、青石が大人な雰囲気を出してます
  • サファイヤは埋めこまれるようにセットされてるので引っ掛かりなく使えます
  • 内側のハート型の仕切りフレームも嬉しいプラスアルファです
  • フランス18金の刻印と「75(18カラットゴールドを意味)」の2つの刻印あり
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ハートシェイプ アンティークロケットペンダント(ブルーサファイヤ)

132,000円  [通販価格:税込]
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アンティークエピソード

センチメンタルジュエリー 愛を誓うラヴジュエリー(ハートジュエリー REGARDリング)

アンティークジュエリーの中には、個人的な愛情や思い出を表現したセンチメンタルジュエリーと呼ばれるジュエリーが存在します。
センチメンタルジュエリーは大きく分けて「宗教的な信仰を誓うもの」「故人を偲んだモーニングジュエリー(mourning jewelry)」「愛する人との永遠の愛を誓うジュエリー」に分けられます。
ここではラヴジュエリーについて書きますが、モーニングジュエリーについては下記をご参照ください。
センチメンタルジュエリー モーニングジュエリー(mourning jewelry)

センチメンタルジュエリーがヨーロッパで製作されはじめたのは1800年前後からです。
下記は18世紀末のハートモチーフの胸飾り。
後ろの構造から元々衣類に縫い付けられていたものと思われます。

18世紀のハートの胸飾り

ロケットやブレスレットのクラスプに、小さな肖像画を入れたセンチメンタルジュエリーもイギリスで1830年頃に流行します。
目だけ描かれた肖像画をジュエリーにするというのも1780年代から流行します。
ポイントは肖像画に描かれた人を特定するのが難しく、秘密にできるということです。
下記はヴィクトリアアルバート美術館所蔵の「lover's eye」のブローチ。
製作年度は1800-1820年。

モーニングジュエリー
(c)Victoria and Albert Museum, London

フランスでもセンチメンタルジュエリーは作られましたが、数は少ないです。
またイギリスのやや大げさなほど「約束」を前面に出したものではなく、ハートや花などのモチーフ(そのモチーフが持つメッセージ性)を上手に生かしたもの。
手で愛情を表現したものなども好まれました。

センチメンタルジュエリーは、文字が彫られたものもあります。
下記は当店で販売済みのシール(印章)。
「plus loin plus serre(離れれば離れるほど(心は)近くに)」というロマンティックな愛の言葉が彫られています。

アンティーク印章ペンダント(栗鼠、コーネリアン、シール)

またセンチメンタルジュエリーのラヴジュエリーのモチーフの一つとして人気が高かったのが、ハートです。
ハートの起源は古く、中世にまで遡ります。
キリストが「自らのハートを人々への愛の証として見せる」ということから始まります。
心臓は愛と感情が宿る大切な場所ということで、ハートモチーフのジュエリーは愛情や幸福を象徴しています。

下記は当店で販売済みのダブルハートのペンダント。
エナメルで描かれた花はパンジー(pensee)、花言葉は「私を想って」です。

ダブルハートとのエナメルのペンダントネックレス

下記はイギリス、ヴィクトリアアルバート美術館所蔵のハートモチーフのリガード(Regard)ペンダント。
ハートと南京錠で、「あなたが私のハート(心)の鍵を握っている」と言うメッセージを伝えています。
また使用されている宝石は左からルビー(ruby)、エメラルド(emerald)、ガーネット(garnet)、アメジスト(amethyst)、ルビー(ruby)、ダイヤモンド(diamond)でその頭文字をとって「Regard」のメッセージが込められています。

リガードハート
(c)Victoria and Albert Museum, London

下記もイギリス製のダブルハートのペンダントで、ヴィクトリアン後期の製作です。
ダブルハートと鍵がモチーフの何ともロマンチックなモチーフです。

ヴィクトリアン、ダブルハートと鍵のブローチ(19世紀後期/イギリス/ルビー、ダイヤモンド)

ハート以外に、「手」も愛を表すモチーフです。

アンティークセンチメンタルジュエリー(ロングチェーン、手と花綱)

センチメンタルジュエリーと言えば「REGARD」を抜きに語ることはできません。
REGARDのリング

宝石を並べるとそこには「REGARD(敬愛)」のメッセージが浮かびます。
R(ルビー) E (エメラルド) G (ガーネット) A(アメジスト) R(ルビー)D(ダイヤモンド)。
このような宝石の頭文字を取って表現されたジュエリーとしては「REGARD」の他には「DEAREST」などがあります。

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