幸運を呼ぶ馬蹄のペンダント
馬蹄(ホースシュー)がモチーフのアンティークペンダントです。
馬の歴史が長いヨーロッパで、馬蹄は魔除けであり幸運をもたらすシンボルでした。
アンティークジュエリーのモチーフとして時々見かけます。
当店でもこれまでアンティークリングやブローチ、今回のようなペンダントを扱ったことがあります。
今回は小さなプチペンダントです。
写真は拡大していますがかなりの小ささです。
馬蹄は、小さい方が取り入れて頂きやすいモチーフだと思います。
彫金で模様が入っています
馬蹄の内側にはスクエアを帯びた模様が7箇所に入っています。
この部分だけ、凹状態になっています。
その形がまさに馬の蹄を思わせるところが、チャーミングです。
入り方も左右アンシメトリーに入っているところが、動きを感じさせます。
フランス14金の刻印が入っています。
フランスは18金のジュエリーが基本ですので珍しいですが、フランスの場合14金の刻印は14カラッ以上18カラット未満の場合に打ちます。
実際には14カラットゴールド以上ありそうです。
ゴールドだけでできていて宝石は一切はいっていないので、他のペンダントとの重ねづけもしやすいです。
19世紀後期のフランス製。
注:チェーンは付いていません。
動画も撮影しています。
馬蹄(ホースシュー)アンティークゴールドペンダント
小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。
幸福のシンボル、馬蹄
西洋では魔除けとして幸運をもたらすとも信じられている馬蹄。
馬蹄(ホースシュー)とは、馬の蹄(ひづめ)に装着される「蹄鉄」です。
元々西洋で幸福のシンボルになった由来は、馬の足を保護する事から「護る」という意味を持ったとか、上を向けた形が角を連想させる事から「力」のシンボルが転じたとか、キリスト教伝播に伴い吸収された土着信仰のシンボルを模したものだとか、諸説あります。
西洋では玄関のドアの上に打ち付けてあることがあります。
これは悪いものを家に入れず、幸福をもたらすというという言い伝えたえあるからです。
馬蹄(ばてい)はしばしばジュエリーのモチーフにもなり、「どんどん上へ向かっていく」「幸福を呼び込む」といったラッキーモチーフになっています。
下記は当店扱いの馬蹄のリング。
下記は当店扱いの馬蹄のリング。
リング以外にもネックレス等で、馬蹄は好まれてモチーフにされました。
馬蹄(ホースシュー)の向き
馬蹄の向きについて、方向はU字になっていることも、逆向きのこともあり、どちらが正しいのかと疑問に思われる方も多いようです。
実際は、馬蹄の向きが上向きの物と下向きの物もどちらも存在します。
その向きは地域によって異なるそうです。
意味としては、上向きは上方から幸運を受け入れ、下向きは穴を下にすることにより、不運を落とす、と信じられています。
どちらも不運を除いて、幸運を招く幸運のアイテムとして用いられています。
アメリカの人は上向きを好むそうですが、西欧ではどちらも正しい、共に運を招くものです。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。