アールヌーボーゴールドネックレス 金蓮花キンレンカ(カプシーヌ)

実はピンキリのアールヌーボーのゴールドネックレス このような金細工のゴールドネックレスは、フランスアンティークジュエリーの王道の一つです。
特にアールヌーボー期においては、お花をモチーフにしたゴールドネックレスは多く作られました。
しかしながらそのクオリティーはピンキリで、アールヌーボーのアンティークジュエリーと言えども細工が雑であまり美しくないものも少なくないので、注意が必要です。
このネックレスは良質な作りで重量感もたっぷり。
あまりクオリティーの良くないゴールドネックレスはモチーフが胸元に綺麗に広がらないものも多いのですが、程よい重量感で綺麗に胸元に広がります。
アールヌーボー期のゴールドネックレスは世界的人気がありますので、あまりクオリティーの高くないものですら高価になってきていますが、こちらのネックレスはこれだけ良質でお値段もリーズナブルにお出しすることができています。 珍しい金蓮花(カプシーヌ)のモチーフ アールヌーボーでモチーフにされたお花としては、薔薇やデイジーが多いですが、このネックレスのモチーフは、金蓮花(キンレンカ)。
フランス語でCapucine(カプシーヌ)と呼ばれる、鮮やかなオレンジ色の愛らしい花です。
細やかな金細工と美しいゴールドの色が、まさにキンレンカのお花のイメージにぴったりです。
「レポゼ」でゴールドを後ろから打ち出して、そこに彫金を施しています。
レポゼで作られたゴールドネックレスは軽量になることが多いですが、お花の箇所以外はレポゼを施していないです。
お花の部分もゴールドに厚みがあり、重量感もあります。
太さのメリハリがついた茎も美しいです。
ネックレスの表面が全体にわたり鏨打ちで艶消しされています。
胸元にストンと垂れる5つのモチーフの下部には、小粒ながら天然真珠があしらわれています。
細部まで完璧な作りで、お薦めのアールヌーボーのネックレスです。
1890年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
ネックレスの長さは43.5センチ。
長さだけきくと少し短めに感じられるかもしれませんが、モチーフが下部に向かって垂れますので、ちょうど良い長さの方が多いと思います。
動画も撮影しています。
アールヌーボーゴールドネックレス 金蓮花キンレンカ(カプシーヌ)

  • 幅:435mm 
    重量:8.7g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:319,000円(税込み)

アールヌーボーゴールドネックレス 金蓮花キンレンカ(カプシーヌ)

  • カプシーヌは横幅1.5センチ、縦幅1.9センチ程、この部分は揺れます
  • シンメトリーで5つのモチーフがストンと垂れるので着け心地が良いです
  • モチーフ部分以外のハンドメイドのチェーンも良質な仕上がりです
  • 完全な真円ではない色艶の美しい小粒の天然真珠
  • フランス18カラットゴールドの刻印あり
  • アールヌーボーゴールドネックレス 金蓮花キンレンカ(カプシーヌ)
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アールヌーボーゴールドネックレス 金蓮花キンレンカ(カプシーヌ)

319,000円  [通販価格:税込]
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アンティークエピソード

アールヌーボー(アールヌーヴォー)のアンティークジュエリー

知られざるアールヌーボーの本質
しなやかな曲線と自然への感性。
日本でも人気の高いアールヌーヴォー様式ですが、その「本質」は意外に知られていません。
アールヌーヴォーは19世紀末(1900年前後)、あらゆる芸術領域を席捲した装飾様式です。
ジュエリーの世界でアールヌーボーは、「貴石をシンメトリーにセッティングした従来のジュエリー作り」から「宝石的価値ではなく色によって選別した石を、美しく彫金されたゴールドにニュアンスカラーのエナメルと共にセットしたジュエリー」への脱皮をもたしました。

アールヌーボーと言うと柔らかな曲線から「ロマンチックな自然主義」と言うイメージが強いことでしょう。
しかしその根底には世紀末ならではの「デカダンス」があります。
溢れんばかりに花をつけた枝や、豊かに広がりうねる長い髪といったアールヌーボーの典型的な図柄の裏には、「自然の残酷さや死」が念頭にありました。

アールヌーボー サイン入りリング J Guerin(1902年)

アールヌーボーのジュエラーとパリ万博(1900) 
ジュエリー界でもっとも早く「アールヌーボー」の言葉を使い出したのは、ルネ・ラリック(Rene Lalique)。
下記は1902年にイギリスで発行された「Magazine of Art」に掲載されたルネラリックのジュエリーデッサンです。
女性の顔と睡蓮が描かれたペンダントのデッサンですが、この頃はまだルネラリックはロンドンでは広くは知られていませんでした。

アールヌーボールネラリック

1900年のパリ万博では、ルネ・ラリック、メゾン・ヴェヴェール(Maison Vever/ヴェヴェール工房)、ルシアン・ガリヤール(Lucien Gaillard)の3人がジュエリー部門でグランプリを獲得します。

下記は1900年頃に製作された、ルシアン・ガリヤールの青い鳥の髪飾り。
鼈甲とプリカジュールエナメル、目の部分にダイヤモンドが入れられています。
アールヌーボーは東洋の美意識、特に日本の芸術に強い影響を受けましたが、この作品は私たち日本人が見ても、日本的な美しさを感じる作品ですね。

ルシアンガリヤール

この万博では、ジョルジュ・フーケ(Georges Fouquet)とウジェーヌ・フィアートル(Eugene Feuillatre)が金賞を受賞しました。
ジョルジュ・フーケは1898年にランの花をモチーフにしたジュエリーでアールヌーボーの作品を初めて手がけます。
そしてポスターアーティストのアルフォンス・ミュシャと一緒に、いくつものプレートをチェーンでつなげたジュエリーを発表します。
下記は1900年にアルフォンス・ミュシャがデザインした、宝石商ジョルジュ・フーケの店舗です。
ステンドグラスやモザイクタイルの装飾等、ミュシャがポスターの中で描いたアールヌーボーのテーマや曲線が再現されています。
今日、このインテリアショップの内装は、パリのカーナヴァル美術館で見ることが出来ます。

アールヌーボー、ミュシャ

また同年代のジュエラーの中でルネラリックと並び賞賛を浴びていたのが、ベルギーのジュエラーであるフィリップ・ウォルファー(Philippe Wolfers)です。

アールヌーボージュエリーに関して更に詳しい情報は、アールヌーボー(アールヌーヴォー)のアンティークジュエリーの特徴と魅力をご参照ください。

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