アンティークダイヤモンドリングの王道
ご要望を多く頂くタイプのダイヤモンドリングです。
メインは1石のダイヤモンドで、ダイヤモンドの美しさを活かしたシンプルなセッティングです。
ダイヤモンドはオールドヨーロピアンカットにされています。
直径4ミリ弱で無色透明の内包物もないきれいなダイヤモンドです。
浅い線状の擦り傷があります(7番目のお写真の赤く囲った箇所です)。
左右のショルダーに3石ずつ小さなダイヤモンドがセットされていて、こちらはローズカットダイヤモンドにされています。
ローズカットダイヤモンドも厚みがあり、見応えのある石です。
何にでも合わせることができる王道のアンティークダイヤモンドリングです。
イエローゴールドとプラチナのセッティング
このサイズ感のリングとしては珍しく、フランスの18金とプラチナの刻印の両方が押されています。
全体がイエローゴールドで、ダイヤモンド回りの白い地金がプラチナです。
フランスのアンティークジュエリーでは、メインの地金の刻印しか打たれていないことが多いので嬉しい点です。
脇石のローズカットダイヤモンドの台座はオープンセッティングになっています。
しっかり光が通るようになっているところが手間がかけられています。
1910年頃のフランス製。
18カラットゴールド(一部プラチナ)。
指輪サイズは13号(有料でサイズ直し可)。
動画も撮影しています。
アンティークダイヤモンドリング(イエローゴールドとプラチナ)
小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。
アンティークジュエリーの王様と言えばやはり「アンティークダイヤモンドリング」です。
一言でアンティークダイヤモンドと言っても年代や国場所等によって実に様々なダイヤモンドリングが作られました。
年月と共に見て行きましょう。
1)まずは17世紀末まで遡るダイヤモンドリング。
この時代のダイヤモンドのカッティングは、テーブルカットが主流です。
2)次に少し年代があがり、18世紀後期のリングです。
18世紀のダイヤモンドはテーブルカットにされることもありましたが、ローズカットのことも多いです。
このリングのダイヤモンドは、ローズカットにされています。
3)こちらも同時代、やはり18世紀後期のリングです。
このリングではダイヤモンドはテーブルカットになっています。
4)少し年代があがって1800年頃のリング。
こちらのリングは南仏のものです。
5)イギリス、ジョージアン王朝時代後期(1820-1830年頃)のリング。
大きめのローズカットダイヤモンドです。
6)第二帝政期(1860年頃)のダイヤモンドリング。
ブルーエナメルも効果的に用いられています。
7)19世紀後期(1880年頃)ローズカットのダイヤモンドリング(フランス)。
8)アールヌーボーの特徴が出たダイヤモンドリング。
9)イギリスで言うところのエドワーディアン(1910年頃)のダイヤモンドリング。
プラチナ細工が美しいです。
10)アールデコのデザインと技術が秀逸な個性的なリング。
11)ヴィンテージと呼ぶべき、1940年代のリング。
国や地方によって特徴的なリングが見つかるのも、ダイヤモンドリングの面白さです。
11)下記は南仏アルルの作品。
12)下記はオランダの典型的なダイヤモンドリング。
ダイヤモンドはもちろんダッチローズカットです。
いかがでしょう?
一言でアンティークダイヤモンドと言いましても、ダイヤモンドのカッティングに始まり地金の違いやデザインのバリエーション等々、ダイヤモンドリングを見ればアンティークジュエリーのバラエティの豊かさを感じていただけたことと思います。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。