一つのリングに、2つの三つ葉のクローバー
ユニークなデザインのリングです。
モチーフは三つ葉。
ショルダーから伸びた「小さな三つ葉」はすぐに気づかれると思いますが、3石のメインダイヤモンドその下部の三つ葉を大きく見ますと、もう一つの「大きな三つ葉」が見えてきます。
2つの三つ葉が一つのリングに描かれた、ユニークなデザインのリングです。
類似したデザインのリングは見たことがありません。
メインの3つのダイヤモンドは大きさがあり、特に中央のダイヤモンドは直径3.5ミリ程あります。
3石とも少し角ばった、クッションシェイプ(オールドマインカット)にされています。
小さい三つ葉とその茎、ショルダー部分にもダイヤモンドが入っていますがこれらはすべてローズカットにされています。
希少なアールヌーボーのリング
曲線を生かした有機的なラインのアールヌーボーのジュエリーです。
微妙にアンシネトリーでありながら絶妙なバランスです。
三つ葉の茎部分は(大小の三つ葉とも)ナイフエッジ技法が用いられています。
正面から見ると線のように細く、側面で幅を持たせて強度を出しています。
丸みを帯びたダイヤモンドと三つ葉、シャープなラインの茎。
対称的なラインを活かしながら、指輪の中に自然美を描いています。
裏面から見ますと、完成度の高さが伝わってきます。
全体はイエローゴールドで、ダイヤモンドの台座部分がホワイトゴールドに切り替わっています。
1890-1900年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
指輪サイズは7.5号(有料でサイズ直し可)。
動画も撮影しています。
三つ葉(クローバー)アールヌーボーダイヤモンドリング
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幸せのシンボルとして古今東西愛され、探され続けている四つ葉のクローバー。
アンティークジュエリーでも時々、三つ葉や四つ葉がモチーフにされた指輪やネックレス、ペンダントが作られました。
「四つ葉のクローバーが幸せをもたらす」という言い伝えは、古今東西変わりません。
フランスでも昔から四つ葉のクローバーはそれぞれ「希望・誠実・愛情・幸運」を象徴し、見つけた人には幸運が訪れるという話が信じられています。
ナポレオンが戦場で馬に乗っていたところ、偶然にも四つ葉のクローバーを見つけ、体をかがめた瞬間に銃弾が身をかすめ、命を救われた」という伝説までもあります。
三つ葉は四つ葉と同じく「幸運の象徴」でしたから、イギリスやフランスでは特に19世紀-1900年頃に三つ葉をモチーフにしたジュエリーが度々作られました。
ジュエリーの場合、四葉ですとちょっとバランスがとりにくい場合が多く、アンティークジュエリーではミツバは四葉以上にジュエリーのモチーフになってきました。
クローバーの模様は、古来より守護の力を持つものとして知られていました。
キリスト教以前のアイルランドなどでは、古代ケルトのお守りとしてミツバを珍重してきました。
その後、アイルランドへキリスト教の福音を伝えるためにやってきた守護聖人パトリックが、異教信仰との融和を図るため、小さな三つ葉を用いて三位一体の教え(信仰、希望、愛)を説いたと言われていることから、
三つ葉のクローバーは「信仰、希望、愛」を意味します。
下記は当店で販売済みの、アールヌーボーの三つ葉のブローチ。
下記は指輪。
ぺリドットの三つ葉のリングです。
上記のように全体が三つ葉の形をしたもの以外に、部分的に三つ葉が装飾に用いられているアンティークジュエリーもあります。
下記は全体は星の形をしていますが、四隅にアクセントで三つ葉が入っています。
下記のリングでも、両サイドのサブモチーフが三つ葉の形になっています。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。