星のように煌めく6石のダイヤモンド
ベゼルが横長の長方形で、この部分がプラチナになっています。
小さなダイヤモンドが6石、プラチナの台座に散りばめられています。
プラチナでたくさんの小さな粒金も作られています。
ダイヤモンドと粒金がキラキラと煌めき、夜空の星のようです。
ダイヤモンドは凸にならないよう、台座に深く埋め込まれているため一見そこまで大きく見えないですが、それぞれのダイヤモンドの直径は2.5ミリ程。
通常のリングでは1石でメイン石になれる、綺麗なオールドヨーロピアンカットのダイヤモンドが使われています。
独創的なデザインのダイヤモンドリングです
円形とスクエアでシャープな幾何学的なデザイン。
粒金の格子状の台座と台座の間には、スリットが入っています。
これほど独創的でかつ凝った指輪のベゼルはまず見ることがなく、一度見ると忘れることができないデザインのリングです。
製作されたのは1930年代後半から1940年代前半にかけて。
アールデコ後期のよりアバンギャルドな遊び心ある幾何学的なラインがかっこいいリングです。
また1940年代にかけて地金は肉厚になっていきます。
このリングも19世紀のアンティークリングより肉厚でゴールドがしっかり用いられており、華奢さを感じさせない堅牢なリングです。
18カラットゴールド、フェイス部分のみがプラチナ。
フランス製。
指輪サイズは12号(有料でサイズ直し可)。
動画も撮影しています。
オールドヨーロピアンカットダイヤモンド ゴールドリング
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どこまでが「アンティーク」でどこからが「ヴィンテージ」なのか?
アンティークやヴィンテージという言葉はよく耳にしますね。
ではどこまでを「アンティークジュエリー」と呼び、どこからを「ヴィンテージジュエリー」と呼ぶのでしょうか?
「アンティークは100年以上たったもの」という定説はありますが、今日ではジュエリーに関しては1930年代のアールデコまでを含んで「アンティークジュエリー」と呼ぶのが一般的です。
1930年代と言いますと厳密に言えば100年を経ていないですが、ジュエリーの素材や製造過程、デザインがその時代特有のものか、量産を目的としたジュエリーか否かがアンティークとヴィンテージを分けるひとつの基準で、それが1930年代で分かれると考えられています。
それでは1940年以降のジュエリーに価値がないかというとそういう訳ではありません。
特に1940年代のジュエリーには戦火の迫る中、その時代にしかない特徴的なデザインで高く評価されています。
下記は1940年代を代表する指輪デザイン「タンクリング」です。
1940年代というと、第二次世界大戦を思い浮かべる人が多いようです。
ですので40年代ジェエリーというと、「戦争中にジュエリーなんて作っていたのですか?」と質問をされることがあります。
40年代ジュエリー(フォーティーズスタイル)とは正確に言うと、1939-1943年当たりに作られたジュエリーを指します。
1940年代はリングで特に特徴的なジュエリーが作られましたが、ピアスも大ぶりで磨き上げられたゴールドが鮮やかな華やかな作品が作られました。
1940年代のカクテルジュエリーと戦後エステートジュエリーに関して更に詳しい情報は1940年代のカクテルジュエリーと戦後エステートジュエリーをご参照ください。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。