大粒のオールドマインカットダイヤモンドのリング
大きさのあるオールドマインカット(クッションシェイプ)のダイヤモンドのリング。
その名前の通り「クッション」の形のようなスクエアを帯びたクッションシェイプにされています。
カッティングによってはそこまではっきりクッションのような形が出ていない場合もありますが、このダイヤモンドのカッティングはまさにお手本のようなクッションシェイプです。
キューレットの先端を切り落とすクッションシェイプ。
写真からさえもはっきり分かると思います。
透明感のある美しいダイヤモンド。
直径5ミリ弱と非常に大きさがあります。
スクエアを帯びているので実際のカラットはもっとあります。
高めの台座がユニークです
アンティークリングで時々見かける、頭(フェイス部分)が突き出たユニークなセッティングです。
台座に高さがあります。
ダイヤモンドの台座のみ白い地金になっていて、プラチナです。
アンティークらしい繊細な透かしが入っています。
通常であればこの部分だけなのですが、その下に更にイエローゴールドのカップのようなものが底上げしています。
この部分と、プラチナの台座の部分の2箇所でフレームとつながった面白い構造です。
台座の高さのおかげで横から見たときなども、立体感があります。
1900年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
指輪サイズは13号(有料でサイズ直し可)。
動画も撮影しています。
オールドマインカット(クッションシェイプ)ダイヤモンド ソリテールリング
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アンティークダイヤモンドには、現代のブリリアンカットとは異なるアンティークジュエリー特有のダイヤモンドのカッティングがいくつか見られます。
その中の一つがクッションシェイプカット(クッションカット)です。
なぜ「クッション」と言うかというと、まるでクッションのような形だからです。
円形とスクエアの混ざったような形のダイヤモンドカットです。
オールドマインカットより後年に出てくるオールドヨーロピアンカットとの違いはアウトラインが角ばっていて四角帯びていること。
オールドヨーロピアンカットはシンメトリーですが、オールドマインカットは完全なシンメトリーではありません。
またオールドマインカット方がオールドヨーロピアンカットに比べても更に、クラウンに厚みがあり、キューレットが長いです。
ともにテーブル面は小さいです。
オールドマインカットもオールドヨーロピアンカットも真ん中は、まるで穴が開いているように見えると思いますが、これはキューレットの先端をカットしているからです。
まるで「座布団」のような形で、長いアンティークの歴史の中でも限られた時代にしか見えない希少なカッティングです。
クッションシェイプのダイヤモンドには質で厚みのある石が使われたことが多く、美しいダイヤモンドジュエリーが多いです。
オールドマインカットの次に出てくるオールドヨーロピアンカットに関しては、オールドヨーロピアンカットダイヤモンドとはをご参照ください。
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