テーブルカットダイヤモンド18世紀リング

古い時代にしか存在しないテーブルカット アンティークダイヤモンドのカッティングでも特に古い時代にしか見られないのが、「テーブルカット」と呼ばれるテーブルのような形のスクエアのカッティングです。
テーブルカットは13世紀から用いられていました。
現在市場で見るテーブルカットのジュエリーは18世紀後期のものが多く、このリングも18世紀後期のものです。
5石のダイヤモンドすべてがテーブルカットです。
これだけ古い時代のダイヤモンドですが、特に小さな石はつぶれてしまったようになっていることが多いのですが、経た年月の割に状態もとても良いです。
端の一番小さいダイヤモンドの一つに縦に切れ目が入っていますが、他の4石は目立った傷もないです。
近頃は18世紀のような古いアンティークジュエリーはヨーロッパの市場でも皆無に近いです。
探すことすら諦めていたのですが、懇意にしているディーラーさんのところでふと出てきた一点です。 ジャルディニエールと呼ばれるリングデザイン ジャルディニエールと呼ばれる石が一列に並んだ特徴的なリングデザインも魅力的です。
この時代ですので、ダイヤモンドの台座は銀で、クローズドセッティングです。
フレームは18カラットイエローゴールド。
18世紀後期のフランス製。
「ET」という珍しい刻印が打たれています。
この刻印はアンティークの中でも特に古いものに時々見かける刻印ですが、金にも銀にも押される刻印です。
1749年から用いられていた、フランスの刻印の中でも最も歴史が古い刻印の一つです。
指輪サイズは11号(サイズ直し可)。
動画は下記をクリックしてご覧ください。
テーブルカットダイヤモンド18世紀リング

  • 高さ:5.5mm 
    重量:2.2g
    商品の状態:端のダイヤモンドの一つに縦に切れ目が入ってます
  • 販売価格:売り切れました。

テーブルカットダイヤモンド18世紀リング

  • テーブルカットダイヤモンドは非常に珍しくコレクター垂涎です
  • 横一列に並び、縦幅は最大箇所で5.5ミリ程です
  • 5石もオリジナルのテーブルカットダイヤモンドが並んでるのは奇跡です
  • 銀も経年変化によりいぶし銀のようになり威厳を加えています
  • 1749年から打たれていた古い時代の刻印が打たれています
  • テーブルカットダイヤモンド18世紀リング
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テーブルカットダイヤモンド18世紀リング

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アンティークエピソード

アンティークダイヤモンドのカッティング(テーブルカット)

ダイヤモンドは紀元前6世紀から宝飾品として用いられていたのではないかと言われています。
しかし現存している最古のダイヤモンドは古代ローマの時代のものです。
この頃はダイヤモンドと言っても、この世で最も硬い物質であるダイヤモンドをカットする技術はありませんでした。
古代のダイヤモンドは原石のままで、八面体の結晶の形のまま使われています。
カッティングによって八面体になったのではなく、ほとんど原石の形のままセットされたのですが、こうした八面体のダイヤモンドは「ポイントカット」と呼ばれるようになります。

ダイヤモンドのカッティングが最初に生まれるのは、13世紀のことです。
ここで最もシンプルなファセットカットが生み出されます。
これが「テーブルカット」と呼ばれています。
テーブルカットはポイントカットのてっぺんと底をカットして、ダイヤモンドのダストでダイヤモンドを磨いたものです。
このテーブルカットは、中東ないしヴェネチアで考案されたものと考えられています。
下記は当店でもこれまで唯一扱う17世紀のテーブルカットダイヤモンドのリング。

17世紀テーブルカットダイヤモンド指輪(17世紀末 銀と18カラットゴールド)

下記は18世紀のテーブルカットダイヤモンドリング。

18世紀 テーブルカットダイヤモンド指輪

下記もやはり18世紀のフランスのダイヤモンドネックレス。
南仏の作品です。

ビジュードプロバンス テーブルカットダイヤモンドネックレ

基本的には18世紀までのダイヤモンドにしか見られませんが、19世紀のジュエリーにも時々部分的に見かけることがあります。

これは、当時ダイヤモンドの数は絶対的に少なく、19世紀よりもっと古い年代のダイヤモンド・ジュエリーから外されて石を使っているからなのです。

テーブルカットダイヤモンドは、ダイヤモンドの極みというべき贅沢なカットです。
なぜなら傷やインクルージョンが非常に目立つカットで、当時はそうした内包物を人工的に消すことはしていませんでしたから、きわめて上質なダイヤモンドに限ってしかできないものだからです。
またファセットが少ない分、ブリリアンカットそしてローズカットと比べても、ダイヤ特有のファイヤーが出にくいです。
それでも尚、ジュエリーとしてテーブルカットにできるダイヤモンドとは最高級のものでなければならなかったのです。
またこの時代は、19世紀と比べてもダイヤモンドが想像も出来ないぐらい希少で貴重なものでした。
テーブルカットのダイヤモンドを手に入れることが出来た人と言うのは、当時の相当な権力者であることは間違いありません。
テーブルカットダイヤモンドは一見地味に見えますが、光を受けたり身に着けて動いた時に強い輝きを放ちます。
オリジナルのテーブルカットのアンティークダイヤモンドは数が極めて少ないので出てくること自体、奇跡的と言えます。

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