ダイヤモンドの三つ葉のクローバー
三つ葉のクローバーがモチーフのリング。
3つの葉がダイヤモンドで描かれています。
ダイヤモンドはスクエアを帯びたオールドマインカットダイヤモンド(クッションシェイプ)です。
大きさがあり、前面から見てもキューレットの先端が切り落とされているのが分かります。
大きさのあるダイヤモンドがぎゅっと3石、三つ葉の形になった愛らしいリングです。
下部には葉が描かれています。
葉にはローズカットダイヤモンドがセットされています。
奇数の三つの葉と、葉の有機的な形。
三つ葉自体はアンティークジュエリーで度々モチーフになってきましたが、このようなコンセプトの三つ葉のリングは初めて見ます。
リングは小さく、ダイヤモンドは大きく
フェイス部分に3つのダイヤモンドがギュッと凝縮してセットされています。
ダイヤモンドは各直径3ミリ程と粒の大きなですが、リング自体はコンパクトです。
宝石は大きく、リングは小さい。
この組み合わせは私たち日本女性には理想的です。
ダイヤモンドが一か所に集中しているので、遠くから見たときは一つの大きなダイヤモンドのように錯覚します。
1910年頃のイギリス製。
18カラットゴールド。
指輪サイズは13号(有料でサイズ直し可)。
動画は下記をクリックしてご覧ください。
クッションシェイプ(オールドマインカット)ダイヤモンド三つ葉










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幸せのシンボルとして古今東西愛され、探され続けている四つ葉のクローバー。
アンティークジュエリーでも時々、三つ葉や四つ葉がモチーフにされた指輪やネックレス、ペンダントが作られました。
「四つ葉のクローバーが幸せをもたらす」という言い伝えは、古今東西変わりません。

フランスでも昔から四つ葉のクローバーはそれぞれ「希望・誠実・愛情・幸運」を象徴し、見つけた人には幸運が訪れるという話が信じられています。
ナポレオンが戦場で馬に乗っていたところ、偶然にも四つ葉のクローバーを見つけ、体をかがめた瞬間に銃弾が身をかすめ、命を救われた」という伝説までもあります。
三つ葉は四つ葉と同じく「幸運の象徴」でしたから、イギリスやフランスでは特に19世紀-1900年頃に三つ葉をモチーフにしたジュエリーが度々作られました。

ジュエリーの場合、四葉ですとちょっとバランスがとりにくい場合が多く、アンティークジュエリーではミツバは四葉以上にジュエリーのモチーフになってきました。
クローバーの模様は、古来より守護の力を持つものとして知られていました。
キリスト教以前のアイルランドなどでは、古代ケルトのお守りとしてミツバを珍重してきました。
その後、アイルランドへキリスト教の福音を伝えるためにやってきた守護聖人パトリックが、異教信仰との融和を図るため、小さな三つ葉を用いて三位一体の教え(信仰、希望、愛)を説いたと言われていることから、
三つ葉のクローバーは「信仰、希望、愛」を意味します。
下記は当店で販売済みの、アールヌーボーの三つ葉のブローチ。

下記は指輪。
ぺリドットの三つ葉のリングです。

上記のように全体が三つ葉の形をしたもの以外に、部分的に三つ葉が装飾に用いられているアンティークジュエリーもあります。
下記は全体は星の形をしていますが、四隅にアクセントで三つ葉が入っています。

下記のリングでも、両サイドのサブモチーフが三つ葉の形になっています。

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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。