ブルーサファイヤとダイヤモンドの一文字リング
ブルーサファイヤとダイヤモンドのアンティークリング。
5石が一列に配列された一文字リングと呼ばれる指輪デザインです。
ブルーサファイヤが2石、ダイヤモンドが3石。
ダイヤモンドはファセット面の多いダッチローズカットにされています。
厚みのあるもっこりとしたダイヤモンドは、滅多に見ない大きさです。
ブルーサファイヤは色が良いです。
明るさのある鮮やかな青色です。
宝石すべてが完璧ではないですが、サービス価格です
サファイヤもダイヤモンドもすべての石が完璧ではないのですが、この大きさは魅力的です。
サファイヤ2石にも表面的な擦り傷があります。
ダイヤモンドは、真ん中のダイヤモンドは完璧です。
左右のやはり大きなダイヤモンドの片方の石に割れがあります(4番目のお写真をご参照ください)。
ヒビではなく表面がえぐれたように割れているのでこれ以上広がるリスクは少ないです。
宝石がパーフェクトではないということでこのお値段で出せています。
特にメイン石の大きさを考えるとリーズナブルに出せています。
宝石はぐるりとゴールドで上下を包み込まれるようにセットされています。
裏面もゴールドの枠があり、宝石が直接指に当たらない作りになっています。
フレームにも厚みがあり、触れると分かりますが重量のあるリングです。
このような存在感のアンティークリングは現地でも見なくなってきています。
19世紀後期のフランス製。
指輪サイズは11号(有料でサイズ直し可)。
動画も撮影しています。
ブルーサファイヤとローズカットダイヤモンドの一文字リング
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「一文字リング」とはアンティーク指輪のデザインの一つです。
ダイヤモンド等の宝石が一列に入ったタイプの指輪を指します。
大抵の場合は横一列に、指の上に乗る分だけ宝石がセッティングされています。
ダイヤモンドの一文字リングはアンティークジュエリーにおいて、特にイギリスのアンティークジュエリーにおいてよく見られるデザインですが、フランスのアンティーク指輪でも存在します。
使われているダイヤモンドの数は色々で5石のものが多いですが、時々8石と指のかなり横のほうまでダイヤモンドが乗っている指輪も見られます。
下記は18世紀と、とても古い時代の文字リングです。
一文字リングはアンティーク指輪にしては珍しく、比較的長い時代にわたって少しずつデザインを変化させながら作り続けられた指輪デザインです。
古くは18世紀末から、比較的よく市場で見るのは1880年-1900年頃に作られた一文字リングです。
下記は19世紀のダイヤモンド一文字リングです。
日常的に使いやすく日本女性にも人気があるタイプのアンティーク指輪です。
また縦幅は短く横に長いデザインですので、重ねづけもしやすいところがポイントです。
アンティーク一文字リングはダイヤモンド以外でも、ブルーサファイア、トルコ石が5石並んだもの、ルビー5石が並んだもの、ガーネット5石並んだものなどが存在します。
下記はトルコ石の一文字リング。
下記はルビーの一文字リングです。
「一文字リング」の指輪デザインは(もちろんまったく同じ形や同じレベルの細工ではありませんが)現代ジュエリーでも存在するようで、現代ジュエリーでも同じ呼称のようです。
アンティーク指輪のデザインはクロスオーバーリングにしても一文字リングにしても後年に影響を残し、現代でも似たようなデザインのジュエリーが製作されているものもあります。
逆に言えば現代の洋服やジュエリーの元になっているのが、特にベルエポックの時代の頃のファッションやジュエリーなのです。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。