天然真珠でできた三つ葉
三つ葉の形をした指輪。
3つの葉は、3つの真珠からなっています。
シルクのようなこっくりとした艶のある、天然真珠の見本のような真珠です。
真珠はいずれも少し扁平で、当時の天然パールでよく見る形をしています。
コンセプトに優れた珍しいタイプの指輪です。
美しい天然真珠で作られた三つ葉は永遠に色あせることなく、永遠に幸運をもたらしてくれそうです。
奇数の三つ葉と有機的なシルエット
下部には葉が描かれています。
葉の部分にも、小さな天然パールがセットされています。
流れるような植物の有機的なシルエットが魅力的なリングです。
日本では四つ葉こそ幸運をもたらすイメージが強いと思いますが、ヨーロッパでは三つ葉も同様にしあわせのシンボルです。
三つ葉自体はアンティークジュエリーで度々モチーフになってきましたが、このようなコンセプトの三つ葉のリングは初めて見ます。
19世紀後期のフランス製。
指輪サイズは9.5号(有料でサイズ直し可)。
動画は下記をクリックしてご覧ください。
天然真珠ゴールドリング(三つ葉クローバー)










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幸せのシンボルとして古今東西愛され、探され続けている四つ葉のクローバー。
アンティークジュエリーでも時々、三つ葉や四つ葉がモチーフにされた指輪やネックレス、ペンダントが作られました。
「四つ葉のクローバーが幸せをもたらす」という言い伝えは、古今東西変わりません。

フランスでも昔から四つ葉のクローバーはそれぞれ「希望・誠実・愛情・幸運」を象徴し、見つけた人には幸運が訪れるという話が信じられています。
ナポレオンが戦場で馬に乗っていたところ、偶然にも四つ葉のクローバーを見つけ、体をかがめた瞬間に銃弾が身をかすめ、命を救われた」という伝説までもあります。
三つ葉は四つ葉と同じく「幸運の象徴」でしたから、イギリスやフランスでは特に19世紀-1900年頃に三つ葉をモチーフにしたジュエリーが度々作られました。

ジュエリーの場合、四葉ですとちょっとバランスがとりにくい場合が多く、アンティークジュエリーではミツバは四葉以上にジュエリーのモチーフになってきました。
クローバーの模様は、古来より守護の力を持つものとして知られていました。
キリスト教以前のアイルランドなどでは、古代ケルトのお守りとしてミツバを珍重してきました。
その後、アイルランドへキリスト教の福音を伝えるためにやってきた守護聖人パトリックが、異教信仰との融和を図るため、小さな三つ葉を用いて三位一体の教え(信仰、希望、愛)を説いたと言われていることから、
三つ葉のクローバーは「信仰、希望、愛」を意味します。
下記は当店で販売済みの、アールヌーボーの三つ葉のブローチ。

下記は指輪。
ぺリドットの三つ葉のリングです。

上記のように全体が三つ葉の形をしたもの以外に、部分的に三つ葉が装飾に用いられているアンティークジュエリーもあります。
下記は全体は星の形をしていますが、四隅にアクセントで三つ葉が入っています。

下記のリングでも、両サイドのサブモチーフが三つ葉の形になっています。

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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。