アンティークシトリンリング(ダイヤモンド、洋ナシカット)

どこまでも透明な最上級のシトリン 1850年頃のフランス製。
何より8ミリx1.2センチの大粒のシトリンが目を引きます。
天然のシトリンならではの、淡いレモン色のシトリン。(現在流通しいている大半のシトリンは着色もの)
このシトリンはちょっと黄緑がかったレモン色のような絶妙な色で、そのあまりの透明感から眼を離せません。
厚みも5ミリほどとたっぷりあります。
洋ナシカットがシトリンの魅力を最大限に魅せます おそらくこのシトリンを見つけたときに、職人がこの素晴らしい宝石を最大限に生かしてこのデザインを考えたのでしょう。
着けたときは、下部がシトリンだけなので、指輪が指のかなり奥までしっかり入ります。
そのため縦長なのにとても着けやすく、かつ指がほっそり縦長に見えるのです。
シトリンに目が奪われがちですが、ダイヤモンドのクオリティーもそれに劣らず非常に透明度が高いのです。
「透明に光り輝くダイヤモンド」と「淡いのに奥深いシトリンのレモン色」。
どちらも一歩も引かない美しさ、夢のような宝石の競演です!
  地金は18Kゴールド。
指輪サイズは11号(有料でサイズ直し可)。

  • 幅:13mm 
    高さ:20mm 
    重量:4.5g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークシトリンリング(ダイヤモンド、洋ナシカット)

  • ダイヤは最も大きいものが4ミリ強。シトリンがいかに大きいか分かりますね
  • 指輪が宝石で埋め尽くされたような素晴らしい輝き、贅沢な指輪です
  • シトリンの爪はYG、ダイヤモンドの爪はWGと使い分けしているのも粋です
  • フレームはよく見ると中心に軽く彫りが入れられています。
  • ベゼルのこの金細工も拡大してこの細かさなので、もはや神業です
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アンティークエピソード

アンティークシトリンのジュエリー

色水晶の代表的なものに「アメジスト」「シトリン」「ローズクォーツ」があります。
水晶の中で紫色のものをアメシスト(アメジスト)、黄色のものをシトリン、薄いピンク色に色づいた水晶のことをローズクォーツと呼んでいます。

シトリンは黄色からゴールド色に色づいた水晶のこと。
その色がトパーズの色に似ていることから過去には「Madeira topaz、Bahia topaz、topaz quartz」といった誤った呼称で呼ばれることもありました。

古代ギリシア人は紀元前4世紀から既にシトリンのことを知っていました。
心臓、腎臓、肝臓、筋肉の不調を直し血の流れをよくする力のある石、また直観力を高め、自己破壊を抑え、クリエイティビティを増す宝石としても知られています。
シトリンはその自然の黄色い色から、太陽のエネルギーを持つといわれています。

シトリンとアメジスト
紫水晶(アメジスト)の色の違いは色のエネルギー準位が違うからです。

下記は同じ水晶の仲間であるアメジストとシトリンのネックレス。
実は「アメジストxシトリン」の組み合わせのジュエリーは、アンティークジュエリーで時々見かけます。
鮮やかな色の対比が素晴らしいです。

シトリンとアメジストのネックレス

シトリンの色を決めるもの
シトリンの黄色の加減を決めているのは、結晶中に含まれる「鉄分」が原因になっています。
結晶中に鉄分が含まれていると、高い熱を受けた時に黄色に発色します。
鉄分が多いとより茶色に近い色になります。

現代のシトリン大半は、アメジストを人工的に加熱することによりシトリンの色に変えたものです。
450-480度の熱で熱すると、アメジストがゴールドからイエローの色に変わるからです。
本来地表に出てきた時にすでに黄色のものこそが、天然のシトリンというべきです。
こうして作られたシトリンは黄色が不自然で、宝石としての美しさはほとんどなく、アンティークジュエリーで見られる天然のシトリンとは別物の宝石のように、価値が異なります。

アンティークジュエリーにおいて、シトリンは高価な宝石です。
かつてはアメジストの色を変化させてシトリンを作るという技術は存在しませんでした。
アンティークのシトリンは天然無加工だけあってさまざまな色合いがあります。
レモンイエロー、トパーズに似た飴色や茶色、黄緑に近いイエローまであります。

下記はレモンイエロー色に近いシトリンです。

アンティークシトリンリング(ダイヤモンド、洋ナシカット)

下記はオレンジ色の色調が強いシトリンです。

シトリン アンティーククラスターリング(ダイヤモンド フランス製 19世紀)

下記は「フォイルバック」で、色調に変化を与えている例です。
光の反射で炎のように挿すオレンジ色は、石の下に入れられた金箔(フォイルバック)のためです。
朝夕など異なる日の光の下でさまざまな表情を見せては変化をします。

アンティークシトリンリング(フォイルバック、18金ゴールド)

シトリンの産地
「天然シトリン(アメジストを熱処理したシトリンではなく天然のシトリン)」の主要な産地はブラジル、マダガスカル、ミャンマーです。
近年ではベトナムからも良質のシトリンが発見されたそうですが、こうした東南アジアでの採掘は後年になってからですので、当時は出てきていません。

シトリンはフランスアンティークジュエリーでは19世紀初頭の王政復古の時代(イギリスではジョージアン後期)に大変希少価値のある宝石としてジュエリーに重用されます。
下記は同時代のフランスで作られたシトリンのネックレス。
この時代ならではの金細工とシトリンの色合いが非常によくあっています。

シトリンのネックレス(王政復古時代、カンティーユ金細工)

そしてその後は19世紀末に、今度はルネラリックをはじめとするアールヌーボーの作家性によって、その独特の存在感を魅せつけます。
半貴石の中間色がジュエリーに大胆に取り入れられたこの時代。
その芸術的なジュエリーにおいて、それ以前のイメージとは異なる大胆で新鮮な魅力を発揮します。
シトリンはその中でもとりわけ、アールヌーボーのジュエラーに愛された宝石です。

下記は1905年製作のルネラリックのトパーズとシトリンのペンダント。
上部のオーバルの黄色石がトパーズ、下部のブリオレットカットの黄色石がシトリンです。

ルネラリックシトリン
(c)2018 Sotheby's

誕生石、記念日のためのシトリン
シトリンはトパーズに並び、11月のもう一つの誕生石である他、日本ではあまり知られていませんが、結婚5周年の木婚式に贈られる宝石でもあります。
木婚式とは「もっこんしき」と読み、ようやく夫婦が1本の木になったことを意味するそうです。
文字通り木製のものなどをプレゼントすることもありますが、宝石の場合はシトリンが木婚式の石になります。

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