抜群のカッコよさ、60年代のデザインリング
シェルシュミディが通常扱うアンティークジュエリーより新しい、1960年頃のヴィンテージリングです。
そのデザイン性の高さとかっこよさ。
個人的にもお気に入りの作品です。
球体がダイナミックに宙に浮いたようなデザイン。
その球体に隙間なくストライプの彫金が施されています。
ボールが宙に浮いたようなダイナミックなデザインでありながら、シックで収まりが良いリング。
地金はゴールドのみで、色も温かみのある落ち着いたイエローゴールドです。
1960年代のシックで洗練されたイヴサンローランに代表されるようなファッションが思い浮かぶファッション性の高いリングです。
まるで金糸を巻きつけたような彫金
この指輪を唯一無二にしてるのは、そのデザインを支える細工です。
ボール部分にあり得ないほど細く、ストライプの彫金が施されています。
あまりに細かく球体に線が入っているので、細い金糸が巻き付いているように見えます。
平面ではなくこのように球体でありだけに、どのようにしてこれだけ細い線を入れたのだろうかと感心します。
どこかのメゾンの作品かと思うデザイン性の高さと宝飾技術の高さです。
ボールは大きさはありますが、中が空洞で重さはそれほどなく、ぽっきり折れてしまうといったリスクがないよう計算されて作られています。
着けていてひっかかることもなく装着も楽です。
西ヨーロッパの作風ですが、「18K」という刻印が入っておりますのでイギリスないしフランスの製作ではありません。
18カラットゴールド。
1960年頃の西ヨーロッパ製。
指輪サイズは14号(有料でサイズ直し可)。
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どこまでが「アンティーク」でどこからが「ヴィンテージ」なのか?
アンティークやヴィンテージという言葉はよく耳にしますね。
ではどこまでを「アンティークジュエリー」と呼び、どこからを「ヴィンテージジュエリー」と呼ぶのでしょうか?
「アンティークは100年以上たったもの」という定説はありますが、今日ではジュエリーに関しては1930年代のアールデコまでを含んで「アンティークジュエリー」と呼ぶのが一般的です。
1930年代と言いますと厳密に言えば100年を経ていないですが、ジュエリーの素材や製造過程、デザインがその時代特有のものか、量産を目的としたジュエリーか否かがアンティークとヴィンテージを分けるひとつの基準で、それが1930年代で分かれると考えられています。
それでは1940年以降のジュエリーに価値がないかというとそういう訳ではありません。
特に1940年代のジュエリーには戦火の迫る中、その時代にしかない特徴的なデザインで高く評価されています。
下記は1940年代を代表する指輪デザイン「タンクリング」です。
1940年代というと、第二次世界大戦を思い浮かべる人が多いようです。
ですので40年代ジェエリーというと、「戦争中にジュエリーなんて作っていたのですか?」と質問をされることがあります。
40年代ジュエリー(フォーティーズスタイル)とは正確に言うと、1939-1943年当たりに作られたジュエリーを指します。
1940年代はリングで特に特徴的なジュエリーが作られましたが、ピアスも大ぶりで磨き上げられたゴールドが鮮やかな華やかな作品が作られました。
1940年代のカクテルジュエリーと戦後エステートジュエリーに関して更に詳しい情報は1940年代のカクテルジュエリーと戦後エステートジュエリーをご参照ください。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。