とっても大きなアメジスト指輪
19世紀後期のフランス製。
中心のアメジストが1.1センチx1.5センチと、超大粒のアメシスト。
しかもこれだけ大きいのに、傷や擦れなどがなく、内部までとても良い状態です。
色も天然の自然の色で、濃すぎず淡すぎない美しい紫色。
照りも艶も良く、アンティークアメジストでもこれだけのアメジストはなかなか見ることがありません。
その大きなアメジストを、20個のちっちゃなアメジストが囲んでいます。
アメジスト好きにはたまらない、まさにアメジスト尽くしの指輪です。
お姫様のような愛らしいデザイン
19世紀後期のフランスらしく、のどかで愛らしいデザインです。
この頃は自然主義が隆盛していたせいか、牧歌的でのどかなジュエリースタイル、
19世紀末以降のジュエリーとはまた異なる、優しい雰囲気が魅力です。
なだらかな楕円形のフォルムと、ゴールドの爪が愛らしいです。
着けていると昔のヨーロッパのお姫様みたいな気持ちになる、心を贅沢にしてくれる指輪です。
地金は9Kゴールド(9Kですがフランスの三つ葉の刻印がありフランス製です)。
指輪サイズは15号(有料でサイズ直し可)。
小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。
フランスの刻印(ホールマーク)制度
世界で最も長いジュエリーの歴史をもつ国のひとつフランス。
フランスの刻印制度はイギリスと並び世界で最も早く、制度が作られました。
フランスの刻印は金の刻印だけでもフランス国内用に作られたゴールド製品の押される刻印、輸出用ゴールド製品に押される刻印、輸入金製品に押される刻印等いくつもあります。
すべてを網羅するのはプロでも難しいですが、アンティークジュエリーで使われる刻印はある程度は決まっています。
(もちろん珍しい刻印も時々出てくるのですが・・・)
フランスの刻印は昔も今も国によって厳しく管理されていますので、「金位や貴金属の区分」に関しては、刻印を正確に読み取ればまがい品をつかむことはまずありません。
ただし刻印で読み取れるにはフランスのアンティークジュエリーの場合、貴金属の種類と金位、製造国が主で、必ずしもアンティークの真偽を保証するものではないことも多いです。
(イギリスの場合、製造年や具体的な地域までが刻印で読み取れる場合が多いです)
もちろんヒントになるところはあります。
分からない刻印を調べたいときは、分厚いフランスの専門書で調べるとほとんどすべてが明らかになります。
下記は当店で保有しているフランスの刻印の本です。
刻印がないアンティークジュエリーというのもあります。
「刻印がない=必ずしもフェイク」と言うことではなく、アンティークジュエリーの真偽は色々な要素を複合的に観る必要があります。
しかしそのジュエリーの真偽や歴史をたどる大きな道しるべになることは確かです。
アンティークジュエリーの刻印に関して更に詳しい情報は、アンティークジュエリーの刻印(ホールマーク)についてをご参考ください。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。