アンティークアメジスト カーブドペンダント(パンジー)

アメジストで作られたカーブドジュエリー 描かれているのはパンジーの花、素材はアメジストです。
アメジストを彫刻のように彫り上げた、「カーブドジュエリー」。
象牙(アイボリー)やジェット、珊瑚をい用いたカーブドジュエリーは、アンティークジュエリーで比較的よく見つかりますが、アメジストのような宝石を削りだしたカーブドジュエリーは珍しいです。
宝石に彫刻を施すということは、アールデコ期にカルティエなどのハイブランドがエメラルド等で好んで行いました。
しかし宝石全体を削りこむことで形が作られたジュエリーというのは、シェルシュミディでも初めての扱いです。
ずっしりと重みのある、大きさと厚みのあるアメジスト。
幾重もの花びらがすべてアメジストで描かれていて、その造形の美しさは圧巻です。
色もくっきりとした紫色のアメジストが用いられています。
部分ごとの厚みの違いにより紫の色調に濃淡が出ています。
移ろいゆく植物の美しさを巧みに表現されています。 モチーフはパンジー(pensee) パンジーという花の名前は、フランス語で「考える」を意味する言葉「パンセ(penser)」に由来しています。
その花言葉は 誠実な愛、信頼、忠実。
ロマンチックなだけではなく賢さを感じさせる花で、それがアメジストで描かれているために一層聡明な雰囲気が出ています。
中心部分に小さなダイヤモンド。
こちらも無色できれいな石が用いられています。
裏面は星の形をしたゴールドのフレームがアメジストの大作を支えています。
重さもある作品ですが、堅牢で安心してつけることができる作りになっています。
バチカン部分も大きさがありますので、少し太さのあるチェーンやリボンなどできゅっと短めにつけても素敵です。
20世紀初頭のイギリス製。
18カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。

  • 幅:24mm 
    高さ:26mm 
    重量:9.8g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:275,000円(税込み)

アンティークアメジスト カーブドペンダント(パンジー)

  • 場所による厚みの違いやカーブにより、紫色に濃淡が出てるのも幻想的です
  • 横幅2.4センチ程、厚みがあるのにお辞儀することなくきれいに着けられます
  • 各花びらには植物の一瞬をとらえたような絶妙なカーブが入れられてます
  • 花弁には、まるでガラスの彫刻のように巧みにひだが入れられています
  • アメジストを抱きかかえるフレームも星の形でチャーミングかつ堅牢です
  • アンティークアメジスト カーブドペンダント(パンジー)
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アンティークアメジスト カーブドペンダント(パンジー)

275,000円  [通販価格:税込]
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アンティークエピソード

アンティークアメジスト(アメシスト)について

アメジストの歴史
現代ではアメジストはそこまで高価な宝石といったイメージがないかもしれませんが、かつてアメジストは19世紀末に、南米(ブラジル)でアメジストの鉱山が見つかるまでは、非常に希少な宝石でした。
ダイヤモンドやルビーといった貴石と同じ金銭価値で探されていた宝石でした。

その宝石としての歴史は古代エジプトにまで遡ります。
アメジストの語源も、ギリシャ神話の月の女神「ダイアナ」の女官「アメジスト」に由来し、そのいわれは下記のとおり。

ぶどう酒と酩酊の神「バッカス」は、お酒の上でのいたずらが過ぎて、全能の神ゼウスにひどく叱られてしまいます。
むしゃくしゃの収まらないバッカスは、偶然通りかかった美少女「アメジスト」を虎に襲わせようとします。
それをみた「ダイアナ」が「アメジスト」を石に変えて救ったという神話があります。

そのため古代ギリシャ人は、アメジストを着けていると酔っぱらわないと信じていました。
ヨーロッパでは冷静さを保つ力があると信じられています。
古くはレオナルド・ダヴィンチはアメジストが悪い考えを散らして、そして知性を刺激することが可能であったと書いています。

その紫色のためロイヤルファミリーに愛された宝石で、アメジストを愛した人物には古くはクレオパトラ、エカチェリーナ2世がいます。
下記はかつてエカチェリーナ2世が所蔵していたアメジストのイヤリングです。

アメジストのイヤリング"

ロシアとアメジスト
アンティークアメジストと言えばロシア、ロシア皇族を抜きに語れません。

かつて最上級のアメジストはロシアのシベリアで採れました。
アンティーク市場でも古い時代のロシア産のアメジストなどは、アンティークジュエリーにおいて驚くほど高価に取引がされています。

ロシアンアメジストの中でも特に濃い色のアメジストは「サイベリアン・アメジスト(シベリア産)」と呼ばれることがあります。
サイベンアメジストの色の特徴は、色の濃さそして石の中に赤色の閃光が見えることです。


下記はサイベリアンアメジストとデマントイドガーネットのネックレス。
1908-1917年の間にモスクワで製作されたとされています。

サイベリアンアメジスト

ちなみにロシアンアメジストが必ずしも濃い色なわけではありません。
ラベンダーのような色合いの薄いアメジストも存在します。
下記は19世紀後期、ロシア製作のアメジストとダイヤモンドのブローチ。
淡いロシア産ライラックカラーのアメジストが使われています。

ライラックアメジスト"

特にロシア女帝キャサリン大女王(Catherine the Great of Russia 1729-1796年)のアメジストに対する情熱は有名です。
ウラル山脈の奥地まで数千人の炭鉱を派遣しました。
またロシアの鬼才ファベルジェは、アメジストをメイン石に据えたロイヤルジュエリーをいくつも手がけています。

アメジストとロイヤルファミリー
アメジストは多くのロシアのロイヤルファミリーに愛されたほか、英ロイヤルファミリーにも愛され、アメジストはロイヤルクラウンにも度々登場します。
下記は1947、カルティエ パリ製作のドラップリーネックレス。
ハート型のアメジストが印象的なこちらのネックレスは、ウィンザー公爵(エドワード8世)がカルティエにオーダーした作品です。
ゴールド、プラチナ、ブリリアンカット、バゲットカットダイヤモンド、カボションカット・トルコ石。

カルティエアメジストドラップリー"
N.Welsh, Collection Cartier (c) Cartier

アメジストの色を決める要因
アメジストの紫色の発色原因は、微量に含有された「鉄イオン」によります。
色は淡いライラック色から濃紫色まで幅広いです。
色帯構造やムラのあるアメジストも多いですが、色が深く一様に見られるアメジストほど良質とされています。

一方で色の淡いアメジストも天然無加工で綺麗な色の石は、やはりとても評価がが高いです。
アメジストの結晶は、火山岩や堆積岩の低温熱水鉱脈から産出されます。
六方晶系に属した六角錐の集まりで発掘されますが、大きな結晶で発見されるのはごく稀ですので、天然の昔のアメジストで大粒のものはそれだけ貴重といえます。

アンティークアメジストの色
アンティークのアメジストは(現代のアメジストと比べて)濃い色をしているか、淡い色をしているかどちらかのことが多い」と言われています。
標準的なアメジストの色は逆に少ないです。
下記は1900年ころのイギリス製のアメジストリングですが、かなり濃い紫色をしています。

アンティークアメジストリング(イギリス製18カラットゴールド)

これはなぜかといいますとアメジストの紫色の要因は、微量に含有された鉄イオンによるものなのですが、この紫色は加熱処理することによって色を調整することが可能だからです。

現代では、色の調整がされたアメジストが非常に多いです。
低品質なアメジストに熱処理や放射線処理を施して、色を変える事が日常的に行われています。

アンティークジュエリーで見られる天然無加工のアメジストと現代の人口処理が施されたアメジストは、まるで別の宝石のように異なる価値になってしまいました。
「非加熱の天然宝石」と言ったことに関しては、ルビーなどに関しては意識される方も多いと思いますが、アメジストではあまり意識していない方も多いのではないでしょうか。
本来の天然無加工のアメジストを手に入れたいのであれば、やはりアンティークジュエリーででお探しになることをお薦めしたい宝石の一つです。

またアメジストは2月の誕生石ですが、これは聖人ウァレンティヌス(が常にアメジストを着用していたと言ういわれに由来しています。

カメオやインタリオなど彫り物とアメジスト
アメジストの硬度は7。
硬すぎず柔らかすぎず、ガーネットと並んでアンティークジュエリーでカメオや院タリオをはじめとする彫り物に重用されてきた宝石です。

下記はカーブドアメジストのペンダント。
パンジーの花の形にアメジストが彫られています。

アメジストのカーブドペンダント パンジー

下記はかのカステラーニによる、アメジストのカメオです。

カステラーニアメジストカメオ"

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