赤、水色、紫の色の鮮やかな色のカクテル
1820-30年頃のフランス製。
合計7石の鮮やかな色石は、3石の赤石がガーネット、3石の水色石がトルコ石、一番左の紫色の石がバイオレット(ヴァイオレット)サファイア。
ブルー系と赤系の色を鮮やかに組み合わせた、抜群の色彩センスに唸ります。
7石が横に一列に連なっているため、指一杯に色石が広がり、見る者の目をそしてこの指輪を着けている者の目を楽しませてくれます。
縦幅が薄いこの指輪デザインは、日本女性のほっそりとした指にぴったり合い、とても着けやすいです。
シャンクの金細工も必見
王政復古時代(1820-30年頃で、イギリスで言えばジョージアンの頃)のジュエリーは、細工がしっかりと作りこまれているところも魅力です。
マウントセッティングといって石をゴールドでしっかり1石ずつ囲い込んでいるところなどにこの時代ならではの「しっかりとした作りの良さ」が表れています。
左右のシャンク(腕)のところに施された金細工は、彫りがしっかりと深いのが特徴的です。
数箇所に粒金細工が施された凝った細工で、シャンクの奥のほうまで模様が入っているので、指輪を横から見たときもとても見応えがあります。
19世紀前半らしいしっかりとした見ごたえある作りの指輪で、色彩とデザインセンスも洗練されている、素晴らしいアンティーク指輪です。
18Kゴールド。
指輪サイズは15.5号(有料でサイズ直し可)。
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アンティークジュエリーの貴石の中でも人気の高いブルーサファイヤ。
9月の誕生石であるサファイアは、ルビーと同じくコランダム系の鉱物の変種です。
赤いものをルビーと呼び、その他はすべての色名を冠してサファイアと呼び、色によってピンクサファイア、ブラックサファイア、ブルーサファイアなどと呼んでいます。
鉱物名がコランダム、宝石名がサファイアになります。
コランダムは不純物がない状態であれば、無色の鉱物ですが、ある種の元素が不純物として、微量に取り込まれることで、様々な美しい色を持つサファイアとなります。
イエローサファイアやバイオレットサファイア、オレンジサファイアなどは人気もあり、かつ非常に高価な宝石です。
イエローサファイアとは黄色系色のサファイアのことです。
イエローサファイアは、トルマリンにはない多色や照り、サファイア独特の奥行きある輝きがとても綺麗な宝石です。
一言でイエローと言っても、淡いレモンカラーから黄金色のゴールデンまで色幅があります。
イエローサファイアで色のしっかり出たものは「ゴールデンサファイア」等と呼ばれる事もあります。
下記は当店扱いのイエローサファイヤのペンダント。
鮮やかなイエローが魅力的です。
イエローサファイアは強いパワーを持つ宝石ともされていて、身に着けると
好奇心が刺激される、集中力が身につき、勉強熱心になり、仕事運、金運がアップするとも言われています。
アンティークジュエリーでもイエローサファイアは滅多に出てこない宝石であるため、とても貴重です。
ピンクサファイア、ブラウンサファイアなど中間色のサファイアもアンティークジュエリーで稀ではありますが見つけることがあります。
青系のサファイア(コランダム)で青みの濃いものは、ブルーサファイアとして鑑別されますが、紫系の色味を呈しているサファイアは、バイオレットサファイアと呼ばれます。
バイオレットサファイアは、アメシストのような紫から、タンザナイトのような紫まで様々です。
紫色の宝石で、最も高価な宝石に分類されます。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。