バスケット籠がモチーフ
バスケット籠(カゴ)がモチーフのアンティークペンダントです。
ヨーロッパでは実際に、このようなデザインのバスケットが藤で作られました。
古くから存在したバスケット籠を、ジュエリーのモチーフにしているのは粋です。
ハンドル付き。
もちろんバスケットは開けることができます。
パチンと音を立てて開閉する素晴らしい仕組みは、今でも完璧です。
ゴールドを、藤の代わりに編んでいるそのリアルさ。
硬いゴールドをしならせながらこのように編むのは至難の業です。
縦線と横線が本物の藤のように交わり、緻密で美しいです。
バッグの底には底鋲までゴールドで作られています。
内側が空洞であるところがまた作業を難しくしていると思いますが、中の状態も完璧です。
年月を経てもゆがみがない永遠のバスケットです。
イベリア半島の高カラットゴールドのアンティークジュエリーです
18カラットゴールドより純金に近いゴールドの色をしています。
馴染みのフランスのディーラーさんからお譲り頂いていますが、イベリア半島のアンティークジュエリー(今のポルトガルかスペイン)です。
刻印がイベリア半島のものです。
スペインとポルトガルも特に大航海時代に繁栄した国で、数こそイギリスやフランスに及びませんが魅力的なアンティークジュエリーが作られました。
作風はフランスのアンティークジュエリーに似ていますが、チェーンでも他のアイテムでも18-20カラットゴールドのハイカラットのものが多く、純金に近い色合いのものが多いです。
推定、19世紀後期-1900年頃のイベリア半島の作品。
18-20カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。
動画も撮影しています。
バスケット籠のアンティークゴールドペンダント(イベリア半島)
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チャーム(charm)とは腕輪・鎖などにつけて身につける飾りものを指します。
ラテン語の「歌(carmen)」から派生した言葉でフランス語ではシャルムと言います。
チャームという英語の意味は簡単なようで分かりづらいですが、
「人を喜ばせる、魅了するものや資質」、「ネックレスやブレスレットについいている小さな飾り」、「魔法の力が宿ると信じられている物や行動」といった意味があります。
ジュエリーの用語として使うときは、しあわせを叶えてくれそうな魔法の力を持ったお守りのような装身具、といった意味合いになります。
アンティークジュエリーでは実に様々な魅力的なチャームが作られました。
チャームはそれだけでペンダントになったり、 ブレスレットから吊り下げるてチャームブレスレットになったり、小さなチャームが指輪についた「チャームリング」と呼ばれるものも存在します。
細工に長けたアンティークジュエリーではチャームも実に凝った、多用なデザインのものが作られました。
順番に見ていくことにしましょう。
まずは動物編。
ウサギ。
猿。
定番のモチーフとしてハートのチャーム。
やはり定番の球体のボール。
花や葉もチャームのモチーフとして好まれました。
下記は薔薇のチャーム。
変わったものとしては、実用性も兼ねた笛。
運動系では、テニスラケット。
金細工を駆使したものが多いですが、下記はエナメルも秀逸な「手」のチャーム。
小さすぎて履けませんが、見事にリアルな靴。
カンテラ(ランタン)。
チャームをブレスレットに垂らしたスタイルも流行します。
様々なチャームの連なったブレスレット。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
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