アンティークダイヤモンドクラスターリング（オールドマイン　オールドヨーロピアン）

3種類のオールドカットダイヤモンドが使われています とても面白い個性的なダイヤモンドリングです。
真ん中のダイヤモンドがオールドヨーロピアンカットダイヤモンド。
周囲を囲う8石のダイヤモンドがオールドマインカット（クッションシェイプカット）ダイヤモンド。
左右のショルダー部分に1石ずつセットされたダイヤモンド（合計2石）がローズカットダイヤモンドです。
メイン石がオールドヨーロピアンかオールドマインで、脇石がローズカットといったように2種類のオールドカットを組み合わせたダイヤモンドのジュエリーは珍しくないですが3種類の組み合わせはさすがに珍しいです。
この中で特に存在感があるのがメイン石をぐるりと囲うオールドマインカットダイヤモンドです。
周囲を囲うダイヤモンドはもっとずっと小さな石を用いることが多いのですが、粒が大きくゴロゴロとした感じが出ています。
オールドマインカットは厚みがあり、円らかなくっきりとした花びらが表現されています。 デザインは定番のクラスターリング デザインとしてはアンティークリングの王道を行く、クラスターリングです。
中央の石を中心に周りを一回り小さな石で囲むお花のようなデザインのリングです。
ダイヤモンドクラスターリングももっと小粒の石を用いたものが多いですが、メイン石と脇石すべてが粒が大きくひときわ豪華な大人にふさわしいクラスターリングです。
メイン石が直径4ミリ強。
特筆すべきことに周囲を囲うスクエアを帯びたオールドマインカットダイヤモンドも石によって微妙に形や大きさが異なりますが3ミリ近くあります。
いずれも透明感のある状態も完璧な美しいダイヤモンドが用いられており、ギュッと凝縮したようにダイヤモンドが詰まった上質なクラスターリングです。
19世紀後期-1900年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
指輪サイズは9号（有料でサイズ直し可）。

幅：10mm　
重量：3g
商品の状態：良好
販売価格：売り切れました。

アンティークダイヤモンドクラスターリング（オールドマイン　オールドヨーロピアン）

これほどぎっしりと大粒のダイヤモンドで詰まったクラスターリングは少ないです
リングのベゼルの直径が1センチ程。ほぼ真円の使いやすいデザインです
メインダイヤモンドもキューレットの先端が軽くカットされているのが分かります
オールドマインカットの方はもっとダイナミックにキューレットが切り落とされてます
フランス18金の刻印と工房印の一部あり（Dの字が見えます）

小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。

アンティークエピソード

アンティーククラスターリングとクラスターピアス

クラスターリングとは、中央の石を中心に周りを一回り小さい石で囲むお花のようなデザインの指輪のことです。
石と石の間が同じ間隔で詰まっています。

19世紀後期に、イギリスやフランスで特にクラスターリングが流行しますが、それ以前からあった伝統的なデザインです。
現代でも使われ続けているデザインで、クラスターエンゲージリングといってプロポーズの時に贈られることも多い指輪デザインです。

「ヴィクトリア王朝時代末期のクラスターリング　ダイヤモンド」

「クラスターリング」といっても、場所も時代も変われば雰囲気は大きく異なります。
下記はフランスで20世紀初頭に製作された、大きなブルーサファイヤをダイヤモンドで囲ったクラスターリング。
先ほどのヴィクトリアンのクラスターリングに比べて大ぶりで、よりモダンな雰囲気が出ています。

下記はオランダ製のクラスターリング。

下記は何と2重のクラスターリング。
中心の石を2周、小さい石で囲っています。

クラスターの「Cluster」とはお花や果実などの「房」「かたまり」のことです。
アンティークのクラスターリングでは、ダイヤモンドのものが多いですが、「ルビーｘダイヤモンド」「サファイアｘダイヤモンド」等、ダイヤモンドと色石の組み合わせの指輪も多いです。
下記はブルーサファイヤをダイヤモンドが囲っています。

下記は色石ｘ色石のパターンで、すべてがガーネットでできています。

下記は真珠ｘダイヤモンドのパターンです。

また「クラスターピアス、イヤリング」と言って、同じデザインのアンティークジュエリーでピアスになったものも存在し、やはりとても人気があります。
「アンティーククラスターピアス（ダイヤモンド、お花）」

ブローチでも存在します。
アンティーククラスターピアス（ダイヤモンド、お花）。