華やかさ倍増、2重のクラスターリング
アンティークリングを代表する指輪モデルの一つ、クラスターリング。
このリングは、よくあるクラスターリングよりずっとぎゅっとダイヤモンドが詰まった感じがしませんか?
通常クラスターリングとは、中央の石を中心に周りを一回り小さい石で囲っていますが、この指輪では二周り小さな石に囲まれています。
ダイヤモンドのクオリティーも良く、合計19石のダイヤモンドはいずれもしっかりとした厚みがあり、素晴らしいシンチレーションが見られます。
それぞれの石が別の方向にシンチレーションを出し、見事なきらめきを魅せています。
指輪自体が大きすぎないところがポイントです
フェイス部分が大きすぎないところも良いです。
これだけ数多くのダイヤモンドを用いながらも、フェイス部分が直径1.1センチ程に収まっていて、ギュッと凝縮したような愛らしさです。
狭い面積の中に隙間なくダイヤモンドに埋め尽くされて、光が別々の方向に放たれ目が離せない美しさ。
指輪のフェイス部分はボンブリングの影響が見られ、丸みを帯びたドーム状のシルエットになっているところも実にチャーミングです。
1950年頃のイギリス製。
当店としましては少し新しいめの時代のリングですが、やはり良いものはよいです。
センスの良いデザインと数多くのダイヤモンドの煌きが魅力的なリングです。
18カラットホワイトゴールド。
指輪サイズは14.5号(有料でサイズ直し可)。
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クラスターリングとは、中央の石を中心に周りを一回り小さい石で囲むお花のようなデザインの指輪のことです。
石と石の間が同じ間隔で詰まっています。
19世紀後期に、イギリスやフランスで特にクラスターリングが流行しますが、それ以前からあった伝統的なデザインです。
現代でも使われ続けているデザインで、クラスターエンゲージリングといってプロポーズの時に贈られることも多い指輪デザインです。
「ヴィクトリア王朝時代末期のクラスターリング ダイヤモンド」
一言でダイヤモンドクラスターリングといっても、場所も時代も変われば雰囲気は大きく異なります。
下記はフランスで1930年頃に製作された「ダイヤモンド アンティーククラスターリング」。
先ほどのヴィクトリアンのクラスターリングに比べて大ぶりで、よりモダンな雰囲気が出ています。
下記は何と2重のクラスターリング。
中心の石を2周、小さい石で囲っています。
クラスターのClusterとはお花や果実などの「房」「かたまり」のことです。
アンティークのクラスターリングでは、ダイヤモンドのものが多いですが、「ルビーxダイヤモンド」「サファイアxダイヤモンド」等、ダイヤモンドと色石の組み合わせの指輪。
下記は当店で販売済みのブルーサファイヤxダイヤモンドのクラスターリング。
下記も当店で販売済みのクラスターリングで、すべてがガーネットでできています。
また「真珠とエメラルド」等、色石同士の組み合わせのものなど様々です。
「真珠とガーネットのクラスターリング」。
また「クラスターピアス、イヤリング」と言って、同じデザインのアンティークジュエリーでピアスになったものも存在し、やはりとても人気があります。
「アンティーククラスターピアス(ダイヤモンド、お花)」
ブローチでも存在します。
アンティーククラスターピアス(ダイヤモンド、お花)。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。