アンティーククラスターブローチ(ローズカットダイヤモンドと天然真珠)

ダイヤモンドとお花のクラスターブローチ ベルエポック時代のフランス製。
シェルシュミディでは指輪やピアスに比べてブローチの扱いは少ないのですが、これは久しぶりに絶対にご紹介したいと思って仕入れたのがこちらのブローチです。
ダイヤモンドと真珠でお花の形を表現したクラスターブローチです。
透明感のある美しいローズカットダイヤモンドを天然真珠で囲んでいます。
ダイヤモンドは直径3.5ミリと実はかなり大きさがあり、細く繊細なゴールドの爪で高さを持ってセッティングされています。
このような大きさはあるのに厚みのない薄いダイヤモンドは、ベルエポック時代のピアスなどにもよく見られます。
全体は薄いのにローズカットのカット面はシャープで立体的でとても美しいシルエットです。
艶のある美しい天然真珠 愛らしい花弁は、美しい10粒の天然真珠。
100年以上の時を経ても尚、艶がある素晴らしい天然真珠です。
クリーム色の柔らかい優しい色合いです。
真珠は全ての粒が同じ大きさではありませんが、直径3ミリ程です。
細工も細やかで、お花の左右には、非常に細い彫り模様が施されています。
またこの左右のモチーフ部分が中心に向かって自然に持ち上がり、バックルを通したような飾りが施されています。
ゴールドの帯をベルトに見立てた、ベルエポック時代らしい洒落たデザインです。
地金は18Kゴールドで、現在のイエローゴールドよりややピンクを帯びたローズゴールドと呼ばれる美しい色のゴールドです。

  • 幅:43mm 
    高さ:14mm 
    重量:5.1g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティーククラスターブローチ(ローズカットダイヤモンドと天然真珠)

  • 全体は横幅4センチ程と大きすぎず、愛らしいサイズです
  • バーブローチなので縦でも横でも、このようにちょっと斜めに着けてもOKです
  • お花の蕾に透明感のある美しいダイヤモンド、花びらは天然真珠です
  • 左右に細かな金細工、そしてベルトのバックルのような飾りが施されてます
  • フランス18金ゴールドの刻印
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アンティーククラスターブローチ(ローズカットダイヤモンドと天然真珠)

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アンティークエピソード

アンティーク=天然真珠(ナチュラルパール)は大きな間違い

アンティークジュエリーに詳しい方でしたら「昔は養殖の技術がなかったのだから、アンティークジュエリーで使われている真珠は全て天然真珠ですよ」といったことを聞かれたことがあるでしょう。
これはアンティークジュエリーの業界のセール文句になっているようですが必ずしも正しくはありません。
アンティークジュエリーに使われている真珠の多くが天然真珠です。
しかし全てが天然真珠ではありません。

上記の「アンティーク真珠=全て天然」説はヨーロッパで養殖真珠が本格的に市場に出始めるのは、一般的に1920年代頃からと言われていますからそれに基づいた論拠ということになります。
しかし養殖真珠はそれ以前にヨーロッパに存在し、一説には1880年頃から存在していたと言われています。
実際に1900年頃のヨーロッパのアンティークジュエリーから一部に使われています。
例えば下記をご覧ください。

こちらはフランスの有名なジュエリー専門のオークション会社のカタログからの抜粋です。
クリスティーズをはじめ世界の著名なオークション会社の競売では、真珠に関して天然か養殖か明記します。
この「真珠とダイヤモンドの指輪」は「1900年頃に製作されたと」推定されていますが、ジュエリーの説明文のところに「Perles de culture(養殖真珠)」と言う記載があります。


同じカタログから別の事例をご紹介いたしましょう。
こちらは花綱模様の美しい典型的なベルエポック時代のダイヤモンドと真珠のペンダントです。
こちらは1910年頃の推定と先ほどの作品より僅かに後年になりますが、こちらは「une perle en pampille(天然真珠の房飾り)」と記載があります。
天然真珠になります。



天然真珠の評価がもっとも高かったのは、20世紀の初頭です。
1900-1920年頃は非常に美しい天然真珠のジュエリーが作られた時代であるのと同時に、初期の頃の養殖真珠がジュエリーに使われはじめた時代でもあります。

この時代に天然真珠として最大に近い大きさの最高級の天然真珠を使ったロングネックレスは、現在の貨幣価値に換算して約10億円で取引されたと言う記録が残っています。

養殖真珠が多く市場に出回るようになったのは、1920年頃からです。
1940年代にはもう養殖真珠が凌駕していき戦後は言うに及びませんので、美しい天然真珠が用いられたアンティークジュエリーを探すのであればやはり1930年代頃までというべきでしょう。

「養殖真珠」といっても本当の初期の頃(20世紀初頭)の養殖真珠は真珠層が厚くとても出来がいいです。
例えば下記は、1920年前後に英国で製作された養殖真珠のネックレス。
真珠の粒は0.8センチ程です。

1920年養殖真珠

現代の養殖真珠とは雲泥のレベルの差があり、それはそれで近年では高額に取引をされています。
天然真珠への評価が高まる昨今では、初期の頃の養殖真珠はヨーロッパのオークション等で非常に高価な値段がついてきています。
養殖真珠へのイメージが大きく変わるのではないでしょうか?

アンティーク真珠に関して更に詳しい情報は、アンティーク真珠についてをご参考ください。

アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

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