一粒ずつオリジナリティのある天然パール
真珠で三日月が描かれたブローチ。
11粒の真珠はいずれもこっくりとしたシルクのような艶があります。
ハーモニーの取れた美しいグラデーションですが、横から見ると真珠の形がそれぞれかなり異なっていることが分かります。
ちょっと扁平な形の真珠もあり、一珠ずつ差異のある真珠が天然パールならではの醍醐味です。
真珠はこの時代のアンティークジュエリーによく見られますが、下からゴールドの針を突き刺すことでセットしています。
真珠の周りに台座や爪などの遮りがなく、真珠そのものを美しく堪能することができます。
真珠は最も大粒のもので直径2.5ミリ程。
王道を行く真珠のクレッセント(三日月)
このような三日月、あるいは月をモチーフにしたジュエリーは特に隣国のイギリスでレイトヴィクトリアンの時代に流行します。
フランスではイギリスほどの数は見られませんが、月(特に三日月)は同時期にジュエリーの題材として好まれました。
特に真珠はクレッセントのジュエリーに好まれて用いられた宝石です。
クレッセント(三日月)はもう少し大きなサイズのブローチが多く、例外的に小さく細身なブローチです。
写真では大きく見えるかもしれませんが、実際には小ぶりで繊細な美しさのあるジュエリーです。
(試着時のお写真をご参照ください)。
19世紀後期のフランス製。
フランス製のアンティークジュエリーとしては珍しく(フランスは18金が主流なので)、フランスの14カラットゴールドの刻印が押されています。
フランスでは14カラット以上18カラット未満は14カラットの刻印を押すので、実際は14カラット以上ありそうです。
19世紀後期のフランス製。
小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。
「月は」ジュエリーのモチーフとして好まれた題材です。
特にイギリスのヴィクトリア時代には三日月をモチーフにしたジュエリーが、多く作られました。
天然真珠やダイヤモンドの三日月(クレッセント)のブローチ等々です。
下記は真珠を用いた三日月のブローチです。
フランスでも三日月や星をモチーフにしたジュエリーが作られました。
下記は当店で販売済みのペルピニャンガーネットを用いた三日月モチーフのブローチです。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。