合計13粒の美しいダイヤモンドとダイヤモンドの競演
1900年頃のフランス製。
「クラスターリング」と呼ばれるお花のデザインに仕上げられた「フラワークラスター」リングです。
中心のクッションシェイプのオールドマインカットダイヤモンドは直径4ミリ、贅沢な大きさです。
周囲には12粒のダイヤモンド(3ミリ程)がセットされていて、全体がお花の形になっています。
メインも周囲のダイヤモンドも非常に透明です。
アンティークのダイヤモンドは輝かないと思われている方には晴天の霹靂でしょう。
20世紀初頭ほど、最良質のダイヤモンドが使われた時代は他にありません。
19世紀までのダイヤモンドにありがちな内包物は一切無い、クリアで透明度の高い素晴らしいダイヤモンドです。
周囲のダイヤモンドの輝きで、中心のダイヤモンドは一層煌きを増します。
すべてのダイヤモンドの輝きが共鳴しあう、美しいダイヤモンドクラスターリングです。
ブライダルリング、アニバーサリーリングにお薦めのクラスターリング
クラスターとは「群生、植物の房、集合」を意味する言葉です。
中心のお花と周囲のお花の両方、全てのダイヤモンドが一つも欠けることなく全て揃うことで、ようやく一つのお花が完成します。
特にこのようなダイヤモンドだけで出来たクラスターリングは、アンティークリングの中でも最も人気の高い永遠のダイヤモンドリングです。
このようなアンティーククラスターリングは、ブライダルリングやアニバーサリーリングとしても最も人気が高いです。
地金は18金イエローゴールドで上がプラチナ。
指輪サイズは12号(有料でサイズ直し可)。
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クラスターリングとは、中央の石を中心に周りを一回り小さい石で囲むお花のようなデザインの指輪のことです。
石と石の間が同じ間隔で詰まっています。
19世紀後期に、イギリスやフランスで特にクラスターリングが流行しますが、それ以前からあった伝統的なデザインです。
現代でも使われ続けているデザインで、クラスターエンゲージリングといってプロポーズの時に贈られることも多い指輪デザインです。
「ヴィクトリア王朝時代末期のクラスターリング ダイヤモンド」
「クラスターリング」といっても、場所も時代も変われば雰囲気は大きく異なります。
下記はフランスで20世紀初頭に製作された、大きなブルーサファイヤをダイヤモンドで囲ったクラスターリング。
先ほどのヴィクトリアンのクラスターリングに比べて大ぶりで、よりモダンな雰囲気が出ています。
下記はオランダ製のクラスターリング。
下記は何と2重のクラスターリング。
中心の石を2周、小さい石で囲っています。
クラスターの「Cluster」とはお花や果実などの「房」「かたまり」のことです。
アンティークのクラスターリングでは、ダイヤモンドのものが多いですが、「ルビーxダイヤモンド」「サファイアxダイヤモンド」等、ダイヤモンドと色石の組み合わせの指輪も多いです。
下記はブルーサファイヤをダイヤモンドが囲っています。
下記は色石x色石のパターンで、すべてがガーネットでできています。
下記は真珠xダイヤモンドのパターンです。
また「クラスターピアス、イヤリング」と言って、同じデザインのアンティークジュエリーでピアスになったものも存在し、やはりとても人気があります。
「アンティーククラスターピアス(ダイヤモンド、お花)」
ブローチでも存在します。
アンティーククラスターピアス(ダイヤモンド、お花)。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。