最も希少なブラックオパール
1900年前後のイギリス製。
オパールの王様である大粒のブラックオパールを使った贅沢な指輪です。
アンティークオパールの中でも、この暗色の地色を持つブラックオパールは、色彩の輝きを拡散することなく吸収するので、最も美しい視覚効果が楽しめるのです。
その大きさ何と9ミリx1.1センチ。
これほど大きなブラックオパールは当店でも初めて見ます。
海洋のような深い青色が印象的
オパールはいろいろな色彩を持ちえる宝石なのですが、このブラックオパールはかなり青色が濃いです。
青、紫、水色を基調としたブラックオパールで、良質のオパールならではの美しい班が見えます。
まるで海底のような色合いで、見ていると海の中にもぐっているような気持ちになってきます。
石の素晴らしさを生かした、シンプルなデザインも魅力的。
大粒のブラックオパールをゴールドの細かなツメでキッチリ留めた、丁寧な細工に好感が持てます。
地金は9Kゴールド。
指輪サイズは15号(有料でサイズ直し可)。
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ブラックオパールはいわばオパールの王様的存在です。
「ブラック」と聞いて「黒いオパール」と連想する方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
黒い母岩が付いた状態で磨かれることから「ブラックオパール」と呼ばれています。
ブラックオパールとは「不透明な濃灰色から黒色を主色とし、地色として様々な色彩が輝きを見せるオパールのこと」を言います。
暗い色の地は炭素と酸化鉄によるものです。
淡色のオパールが白色光が散乱し色彩の輝きが拡散するのに対し、ブラックオパールではそれを暗色の地色が吸収するため、視覚的効果が引き立つと言われています。
ホワイトオパールとの簡単な見分け方としては、まず光を通したときに黒っぽくて光が抜けないことが一つの基準になります。
アンティークジュエリーはそもそも全てが一点ものなのですが、中でもこのブラックオパールを使ったアンティークジュエリーは宝石も、二つとして同じものが存在しません。
ブラックオパールは、一つ一つが異なった特徴を表し、普通のオパール(淡色オパール)と比べて、その色合いは更に多様です。
そもそもオパールは他の宝石と異なり、「ありとあらゆる色が見れる宝石」です。
それがこの不思議な「黒いキャンバス」を持つブラックオパールは、さらに魅力的な色合いになるのです。
それぞれが独特の色彩の組合わせを見せ、同じものが見られることはまずありません。
まさにオンリーワンの中のオンリーワン。
ただし現代のブラックオパールは、ほぼ100%加熱処理されてしまっています。
色合いも不自然で人工的。
ブラックオパール(といいますがオパール全体に関して言えること)で良い物を探したいと思ってらっしゃるなら、アンティークジュエリーでお探しになることをお薦めいたします。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。