アンティーク養殖真珠ネックレス(9カラットゴールド 1910年頃)

初期の頃の養殖真珠 久しぶりに初期の頃の養殖真珠のネックレスを入手しました。
まるで天然のような美しい艶と丁寧なアンティークらしいセッティングが魅力的です。
年代としては1910-1920年頃の作品で、ちょうど養殖真珠が出始めて天然と出来の良い養殖真珠が混在していた頃の作品です。
もっとも大きな粒で直径7.5ミリ程、最小のもので直径3.5ミリ程とかなりはっきりとしたグラデーションになっています。
粒が大きめで55センチと長さもたっぷりあり重量感もあります。
実用性から言えば華奢な天然真珠のネックレスより使いやすいです。
日本ではとにかく天然真珠の評価が高いですが、養殖初期の養殖真珠で粒にある程度大きさがあり綺麗な艶のあるものは、小粒の天然真珠より価格的に評価されることも多いです。
初期の頃の養殖真珠は、現代の養殖真珠に比べて巻きがずっと厚いですから、やはり大きさも重要な要素になるのです。
20世紀初頭の真珠のネックレスでこれだけ美しく艶のある真珠が揃っていて、ボリュームも長さもあるこのネックレスは実にお買い得で日常的に使っていただきやすいです。 小さな9カラットゴールドの留め具 真珠は全てオールノットで仕上げられていて、ボリュームのある真珠のネックレスですのでノットが入っているのは安心です。
粒の小さな真珠のネックレスはノットなしで仕上げられているものも多いですが、これだけ大きな粒が入ったネックレスですと重量がありますので、オールノットが安心です。
とても丁寧で質の良い糸通しと綺麗なノットの入り方です。
アンティーク真珠のネックレスの魅力の一つが留め具です。
小さいいかにもアンティークらしい円筒状の留め具には、「9CT」の刻印が打たれており、イギリス製であることが分かります。
9金が用いられていることからもヴィクトリア時代の末、1910年頃の作品だと思われます。
ネックレスの長さは55センチ。
20世紀初頭の、初期の頃の養殖真珠の値段の高騰は特に21世紀になってから顕著です。
中国の顧客が美しいアンティークの真珠を買い求めているからというのが、その理由の一つです。
真珠は養殖の者でもアンティークのものが断然に美しいため、アンティークの真珠自体への需要が大きくなってしまっているのです。

  • 幅:550mm 
    重量:14.2g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティーク養殖真珠ネックレス(9カラットゴールド 1910年頃)

  • 粒の大小がしっかりついた美しいグラデーションのネックレス
  • 長さが55センチ、重みもありきれいにストンと垂れてくれる使いやすいネックレス
  • 1920年頃に流行したうっすらとしたクリーム、シャンパンカラーの真珠です
  • 昔ながらの仕組みでうまく収納できる留め具、セキュリティチェーンもついてます
  • 9CTの刻印からイギリスのものであることが分かります
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アンティークエピソード

アンティーク=天然真珠は大きな間違い

アンティークジュエリーに詳しい方でしたら「昔は養殖の技術がなかったのだから、アンティークジュエリーで使われている真珠は全て天然真珠ですよ」といったことを聞かれたことがあるでしょう。
これはアンティークジュエリーの業界のセール文句になっているようですが必ずしも正しくはありません。
アンティークジュエリーに使われている真珠の多くが天然真珠です。
しかし全てが天然真珠ではありません。

上記の「アンティーク真珠=全て天然」説はヨーロッパで養殖真珠が本格的に市場に出始めるのは、一般的に1920年代頃からと言われていますからそれに基づいた論拠ということになります。
しかし養殖真珠はそれ以前にヨーロッパに存在し、一説には1880年頃から存在していたと言われています。
実際に1900年頃のヨーロッパのアンティークジュエリーから一部に使われています。
例えば下記をご覧ください。

こちらはフランスの有名なジュエリー専門のオークション会社のカタログからの抜粋です。
クリスティーズを初め世界の著名なオークション会社の競売では、真珠に関して天然か養殖か明記します。
この「真珠とダイヤモンドの指輪」は「1900年頃に製作されたと」推定されていますが、ジュエリーの説明文のところに「Perles de culture(養殖真珠)」と言う記載があります。


同じカタログから別の事例をご紹介いたしましょう。
こちらは花綱模様の美しい典型的なベルエポック時代のダイヤモンドと真珠のペンダントです。
こちらは1910年頃の推定と先ほどの作品より僅かに後年になりますが、こちらは「une perle en pampille(天然真珠の房飾り)」と記載があります。
天然真珠になります。



天然真珠の評価がもっとも高かったのは、20世紀の初頭です。
1900-1920年頃は非常に美しい天然真珠のジュエリーが作られた時代であるのと同時に、初期の頃の養殖真珠がジュエリーに使われはじめた時代でもあります。

この時代に天然真珠として最大に近い大きさの最高級の天然真珠を使ったロングネックレスは、現在の貨幣価値に換算して約10億円で取引されたと言う記録が残っています。

養殖真珠が多く市場に出回るようになったのは、1920年頃からです。
1940年代にはもう養殖真珠が凌駕していき戦後は言うに及びませんので、美しい天然真珠が用いられたアンティークジュエリーを探すのであればやはり1930年代頃までというべきでしょう。

「養殖真珠」といっても本当の初期の頃(20世紀初頭)の養殖真珠は真珠層が厚くとても出来がいいです。
例えば下記は、1920年前後に英国で製作された養殖真珠のネックレス。
真珠の粒は0.8センチ程です。

1920年養殖真珠

現代の養殖真珠とは雲泥のレベルの差があり、それはそれで近年では高額に取引をされています。
天然真珠への評価が高まる昨今では、初期の頃の養殖真珠はヨーロッパのオークション等で非常に高価な値段がついてきています。
養殖真珠へのイメージが大きく変わるのではないでしょうか?

アンティーク真珠に関して更に詳しい情報は、アンティーク真珠についてをご参考ください。

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