額縁に入った天使のメダル
アンティークメダルの中でも、「天使」をモチーフにしたメダルはいつも人気があります。
描かれているのは、大天使ラファエル。
このようなタイプのアンティークメダルは通常は真円ですが、このメダルでは円形のメダルの外側にひし形の枠が据えられています。
写真の額縁のようです。
大天使ラファエルはあらゆる「癒し」を施し、旅人を守り音楽家の守護天使とされています。
頬杖をついた柔らかい表情の天使は、すべてがゴールドの細工で表現されています。
年号、モノグラム入り
裏面もユニークなメダルです。
イニシャルと思われるモノグラム、そして年号が刻まれています。
年号は1928年12月2日と彫られています。
メダイユ(メダル)としては珍しいデザイン性の高い外枠。
裏面に刻まれたロマンを感じさせる文字。
装飾性の高いフランスらしい美しいメダルです。
18カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。
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天使(エンジェル)やキューピッドはアンティークジュエリーで長年好まれて題材にされてきたモチーフです。
その愛らしい姿を時には彫刻で、時にはエナメルで描いてきました。
下記は天使のエナメル彩です。
フルートを手にした愛らしい天使が、エンジ色のエナメルを背景に活き活きと描かれています。
天使(エンジェル)とキューピッド(Cupid)の違い
天使(エンジェル)とキューピッド(Cupid)の違いをご存知でしょうか?
似ていますが厳密に言うと異なります。
エンジェルは、キリスト教で神の使い=天使。
弓矢は持ちません。
「Cupido(キューピッド)」はローマ神話における「愛の神」で、弓矢を持ちます。
どちらがモチーフになっているか弓矢を持っているか否かを見れば分かり易いです。
例えば下記は弓矢を持っていますので、キューピッドがモチーフになっていることが分かります。
ヨーロッパでは「バレンタイン=キューピッド」を思い浮かべる方も多いようです。
下記は弓矢を持っていないので天使です。
エンジェルやキューピッドのジュエリーと言いますと愛らしく甘いジュエリーを思い浮かべるかもしれませんが、フランスのアンティークジュエリーではキューピッドや天使は意外に写実的です。
可愛すぎることなくジュエリーのデザインとしても美しく仕上げられたものが多いです。
下記は当店で販売済みの、才智に満ちた天使のジュエリーです。
天使が首をかしげて、膝をついて星を眺めています。
エンジェルやキューピッドをモチーフにしたアンティークジュエリーは幸福を呼びそうということもあり世界中のコレクターに探されています。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。