ローズカットダイヤモンドペンダントヘッド(19世紀、ヴェルメイユ)

抜群の使いやすさのダイヤモンドペンダントヘッド 19世紀後期のフランス製。
縦長の個性的なデザインのダイヤモンドペンダントヘッドです。
ダイヤモンドなのにカジュアルな雰囲気が、魅力的です。
地金が銀(裏はヴェルメイユといって銀の上に金を上塗り)で、ダイヤモンドが銀の台座に深く埋めこまれているため、奥ゆかしい輝きです。
カジュアルに付けこなせるダイヤモンドのペンダントは、現在のギラギラしたダイヤモンドジュエリーには絶対にない魅力。
さりげなさが大人っぽいく、大人の普段着にとても重宝すると思います。
リボンに紋章に、とても変わったデザイン 大きくは4つのパーツに分かれてます。
一番上は紋章のよう、そして二番目はリボン、三番目も紋章のようです。
最下部にダイヤモンドが埋めこまれた3つのフリンジがついています。
チェーン通しの部分を含まない縦の長さが6.5センチ。
縦長の個性的なデザインが魅力的です。
短めにチョーカー風にしてつけたり、長めのチェーンでダランと下げたり、様々な応用が楽しめそうです。
注:チェーンはついていません。

  • 高さ:72mm 
    重量:12.5g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

ローズカットダイヤモンドペンダントヘッド(19世紀、ヴェルメイユ)

  • ダイヤモンドをたくさん使った贅沢なペンダントですがカジュアルな可愛さも同居
  • それぞれのパーツが別々に揺れるので、表情豊かに着けることができます
  • 24個のダイヤモンドが、銀の台座に埋めこまれ、表面だけが輝いて見えます
  • 真ん中のリボンがチャーミング。上下の様式化されたモチーフも素敵です
  • 裏面はヴェルメイユがかなりキッチリ残っています。
  • ローズカットダイヤモンドペンダントヘッド(19世紀、ヴェルメイユ)
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ローズカットダイヤモンドペンダントヘッド(19世紀、ヴェルメイユ)

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アンティークエピソード

銀製のアンティークジュエリー お手入れ方法と刻印について

銀は金、銅についで発見された金属で、色調の美しさや加工のしやすさ(柔らかいので)から、古代からジュエリーに使われてきた金属です。
銀製品は紀元前のメソポタミアやエジプト文明の頃に既に作られはじめ、当時から富と権力の象徴でした。

銀は銀の保有率によって以下のようにカテゴライズされます。
1)純銀(スターリングシルバー):銀の保有率が92.5%以上のもの
2)銀:銀の保有率が80%以上のもの

3)シルバープレート:銀メッキ

銀をジュエリーに使う場合に優れている点は、白さがあり可視光線の反射率があらゆる金属の中で最も優れていることです。
18-19世紀のアンティークジュエリーは、銀(シルバー)を地金に使ったものも多いです。
下記は当店扱いの18世紀のダイヤモンドのブローチです。
全体に銀が用いられています。

ジャルディネッティブローチ(リトルガーデン 18世紀 1750-1780)

この頃はダイヤモンドはゴールドではなく(もちろんプラチナはまだありません)、銀にセッティングされることが主流でした。
その銀のセッティングは、20世紀のセッティングと比べるとボリュームがあるものが多いです。
銀の柔らかさゆえにセットする宝石(例えばダイヤモンド)の全周、そして下にたっぷり銀を入れ込であるものが多いです。

下記は上記よりは後年になる19世紀のダイヤモンドのバタフライブローチです。
ダイヤモンドのセッティングにやはり銀が用いられています。

アンティークローズカットダイヤモンドペンダント兼ブローチ(蝶)

銀はヨーロッパでも採れましたが、大半はやはり輸入品を使っていてメキシコ、ペルー、チリ、ボルヴィアが主たる産地でした。

銀のホールマーク(刻印)
他の金属に比べても銀製品は、14世紀初頭に既にイギリスで銀製品の品質を示すホールマークが刻印されるようになるなど、早い発展を見せています。
貴金属の品質を保証する銀刻印は、時代や国にによって異なりますがいちばん有名なのがイギリスのホールマークです。
年代、生産地、ときには作者まで分かってしまいます。

「925」等の数字の入ったものを見るかもしれません。
これは銀の含有率をあらわし、92.5%が銀でできているという意味です。
92.5%の純度というのはアンティークシルバーとしては非常に高い水準で、92.5%以上の純度を持つアンティークシルバーは純銀(スターリングシルバー)と言われ、他の銀製品と区別されていました。

フランスのアンティークジュエリーの場合、銀の純度はこのような「数字」で表されません。
銀製であることを示すフランスのホールマーク(大半の場合は「猪の頭」)が入れられています。

銀は元々柔らかい性質を持つ金属であるため、ジュエリーにするためには、銅などの他の金属を混ぜて強度を持たせる必要がありました。
ジュエリーの場合、80%以上と純度の高いものが多いです。

銀製のアンティークジュエリーの手入れ
黒ずみは銀の純度が低いほどでやすいです。
銀食器のイメージが強いようで「アンティークの銀のジュエリーは黒ずみすいですか?」と聞かれるお客様が多いですが、ジュエリーに使われている銀の純度でしたら日常的な使用ではほとんど錆びはつかないです。

カトラリーなどは加工の観点からもっと純度の低い銀で作られているものが多く、こうしたものは黒ずみがでやすいです。

またこれは銀だけではなく金などの他の金属にもいえることですが、加工によって硬化した純銀は、時を経るにつ入れて軟化する特性があります。
純銀を昔からいろんな金属と割って合金にしてきたのは、こうした軟化の進行と変色を最小限に抑えるためです。
銀は、金やパラジウムで割ったり、変色防止手段としてロジウムメッキが施されることが多いです。

銀の使われたアンティークジュエリーで万が一、黒ずみが出てきた場合は以下のようなお手入れ方法が有効です。
シェルシュミディで一番よく使うのはシルバークロスです。
一番負担がありませんしこれだけでかなり落ちます。
あとは漬けおきタイプのシルバークリーンなどもありますが、銀の黒ずみを取る製品は基本的には全て研磨することで汚れを落としています。
特につけおきタイプのものは、頻繁なご使用はお控え頂くことをお薦めいたします。

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