運気が上る、一つは欲しいスネークアンティーク指輪
アンティーク指輪で一つは手に入れたいリングに、蛇をモチーフにした指輪があります。
スネークリングはイギリスの特にヴィクトリア時代後期によく作られたモチーフです。
フランスのアンティークジュエリーでも蛇をモチーフにジュエリーは存在しますが、数としては少ないです。
このリングは20世紀初頭。
1920年頃の作品です。
良いデザインのスネークリングが少ない中で、アールデコらしい特徴も出た、垢抜けたスネークリングです。
蛇の頭部がたくみに丸みを帯びていて、ニョキッとしたシルエットが何とも言えず愛らしいです。
全体がイエローゴールド一色でできていますが、表面全体に艶消しがほどこされているため、ギラギラせずに落ち着いた質感があります。
目の部分はルビーで、ピンクを帯びた明るい美しい発色のルビーです。
頭のてっぺんから尾の先まで愛らしいシルエット
古くから縁起が良いことの象徴であった蛇をモチーフにしたスネークリングは、一匹で巻いたものと二匹で巻いたものがありま。
このリングは一匹で巻いています。
どちらが良いかはお好みですが一匹ですとその分、幅も小さめになり、スネークモチーフに慣れててらっしゃらない方や、華奢な指の女性の方にもさりげなく取り入れて頂きやすいです。
このリングではフレーム部分を2手に分けて、蛇の長い尻尾部分がたくみに描かれています。
最後に尻尾の先が、ぐるっと回って頭部の下についているように見えます。
指輪サイズは13号(有料でサイズ直し可)。
フランスの14kゴールドを示すサンジャック貝の刻印が入っていますが、18カラット近くあります。
フランスの場合、14カラットゴールドの次は18カラットゴールドの刻印しかないのでぎりぎり18カラットゴールドを満たさないと14kゴールドの刻印が押されることになります。
(フランスでは15カラットや16カラットゴールドの刻印は存在しません)
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蛇は、もっとも古いジュエリーモチーフの一つで、古代エジプトにまで遡ります。
その歴史は長く、ルネサンス以降の美術では「時の神の持ち物」とされ、アールヌーボーの頃まで続きます。
もっとも古い歴史的、神話的シンボルであった蛇。
蛇は脱皮することから、再生力、生命力、不死、豊穣のシンボルとして崇められてきました。
旧約聖書のアダムとイブが蛇にそそのかされ禁断の果樹を食べてエデンの園を追放されたのは有名な話です。
ジュエリーのモチーフとして蛇が流行したのは特にイギリス。
ヴィクトリア時代中の19世紀中頃から流行します。
女王ヴィクトリアが愛したということで、 様々なジュエリーのモチーフとなりました。
隣国のフランスでもイギリス程は数は見られませんが、19世紀中後期から蛇をモチーフにしたジュエリーが作られました。
スネークリングには、 蛇を
一匹で巻いたものも、二匹で巻いたものもあります。
下記は一匹で巻いたスネークリング。
下記は二匹で巻いたスネークリングです。
リングの正面で顔を絡ませ、互いの尻尾の上に乗せています。
また蛇のモチーフを使用したジュエリーは金運がアップするとも言われています。
そのスネークリングのデザインにもよりますが、男性にもお薦めのアンティークジュエリーです。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
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