何と5連のガーネットマルチフープリング
1880-1900年頃のフランス製。
何と5つの連をつらねた、5連のガーネットマルチフープ(多連)リングです。
1連に5粒の深い赤色の美しいガーネット、合計25粒のガーネットが一面に広がるため息が出そうな贅沢な指輪です。
こうした多連のリングは1880-1900年頃のフランスで流行しましたが、短期間でしか作られなかったということもあり数が出て来ず、大変希少な指輪です。
通常の指輪の5倍は手間がかかり、とても技術を要する指輪ですから、現代でば似たような指輪さえもなかなか作ることができないでしょう。
ガーネットだけで凹凸を表現、立体感のあるシルエットにも注目
ガーネットも一粒ずつ艶があり、色に深みがありながらも色調の明るい大変美しいガーネットです。
上の連から1粒、2粒、3粒、2粒、1粒のガーネットのみ、他のガーネットより高い位置にセッティングされています。
高低の違いにより、立体的が出ています。
また低い位置のガーネットは石全体をゴールドの枠で埋め込み、高い位置のガーネットは細いゴールドの爪で持ち上げられるように爪留めされてます。
こうした高低の差や細かな装飾の違いを入れることで、単色のガーネットの中に美しいリズムを生み出しています。
上の2連は、手で触れると連を動かすことがえきます。
ガーネットと調和した明るめのローズゴールドも美しいです。
ゴールドはフランスジュエリーにしては珍しい9Kゴールドで(このような多連リングはフランスのものでも加工上、9K-14Kを使うことが多いです)、フランスの9金の三つ葉の刻印が、各連に入っています。
指輪サイズは10号(難易度が高いためサイズ直しはあらかじめご相談ください)。
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こうした2本以上を組み合わせた指輪を、マルチフープリングと呼びます。
2-6本程度の細いゴールドリングを後部でまとめて、各リングにダイヤモンドやパール、ルビー、サファイア、エメラルドなどをセットすることが多いです。
下記は、当店で販売済みのマルチフープリングで、ルビー、サファイヤ、グリーンカルセドニーが用いられています。
マルチフープリングは1880-1900年頃にイギリス及びフランスで作られた指輪です。
さまざまな色のミックスを楽しめる、とても魅力的なアンティークリングですが、数も少なめであまり出てこない指輪のひとつです。
一つの宝石や一つの色味で作ったマルチフープリングもあります。
下記は当店で販売済みのオパールとブルーサファイヤの青石で統一されたマルチフープリングです。
下記はガーネットとダイヤモンドのマルチフープリングです。
下記はトルコ石のマルチフープリングです。
マルチフープの指輪のサイズのお直しは、3連とか5連になっている指輪は、それぞれの連でサイズ直しをすることが必要になってきます。
3連なら3連分直さないといけないのです。
そして束ねてあるところが真後ろに来るように、左右の両方を足したり切ったりせねばならず、そのためバランスが取りにくく難易度が高いです。
当店がお願いしている工房では、他のところでは扱ってもらえないようなことも対応可能ですので、マルチフープの指輪もサイズ直しは可能です。
ですが通常よりお時間と費用がかかることと、極端に大きくしたり小さくしたりといったことはしにくいです。
サイズ直しが必要な場合には、一度ご購入前にお問いあわせいただくとスムーズです。
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アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。