人気のマルチフープリングこの指輪のように複数の細いリングからなる指輪のことを「マルチフープリング」と呼びます。
マルチフープリングは、1900年前後のヨーロッパで作られた指輪デザインです。
1つずつは細いリングなのでデザインは華奢なのに、多くの色石が使われているため見た目がとっても華やか。
通常の指輪の数倍の手間がかかる大変手の込んだ指輪であるため、アンティークリングの中でもとても人気があります。
しかしパーフェクトコンディションで残っているマルチフープリングは数少なく、滅多に手に入りません。
ダイヤとサファイア、真珠の三重奏1番目と3番目のリングにそれぞれブルーサファイアと真珠が、真ん中のリングにダイヤモンドが埋め込まれています。
どのリングもそれぞれ3つずつ石が付いた美しい三重奏です。
1つずつの細いリングはまっすぐではなく、しなりがつけられています。
前からみたときに3連が1つの美しいシルエットを作るよう計算されているのです。
このしなりのおかげで、つけているときもとても楽です。
18kゴールドですが刻印はなし(マルチフープリングは1本ずつが細すぎて刻印のないことが多いです)。
指輪サイズは12-13号(サイズ直しは不可)。
全体のモチーフの大きさ(サファイアと真珠の入った上下のリング2つ)が2センチ。
真ん中のダイヤのみが入っているリングのモチーフ全体の大きさ:1.5センチx厚み3ミリ弱
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こうした2本以上を組み合わせた指輪を、マルチフープリングと呼びます。
2-6本程度の細いゴールドリングを後部でまとめて、各リングにダイヤモンドやパール、ルビー、サファイア、エメラルドなどをセットすることが多いです。
下記は、当店で販売済みのマルチフープリングで、ルビー、サファイヤ、グリーンカルセドニーが用いられています。
マルチフープリングは1880-1900年頃にイギリス及びフランスで作られた指輪です。
さまざまな色のミックスを楽しめる、とても魅力的なアンティークリングですが、数も少なめであまり出てこない指輪のひとつです。
一つの宝石や一つの色味で作ったマルチフープリングもあります。
下記は当店で販売済みのオパールとブルーサファイヤの青石で統一されたマルチフープリングです。
下記はガーネットとダイヤモンドのマルチフープリングです。
下記はトルコ石のマルチフープリングです。
マルチフープの指輪のサイズのお直しは、3連とか5連になっている指輪は、それぞれの連でサイズ直しをすることが必要になってきます。
3連なら3連分直さないといけないのです。
そして束ねてあるところが真後ろに来るように、左右の両方を足したり切ったりせねばならず、そのためバランスが取りにくく難易度が高いです。
当店がお願いしている工房では、他のところでは扱ってもらえないようなことも対応可能ですので、マルチフープの指輪もサイズ直しは可能です。
ですが通常よりお時間と費用がかかることと、極端に大きくしたり小さくしたりといったことはしにくいです。
サイズ直しが必要な場合には、一度ご購入前にお問いあわせいただくとスムーズです。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。