ベルエポックが生んだ華麗な花ブルーサファイヤを花に、2つの石のつなぎ部分を葉の形に見立てたリング。
1910年頃のフランス製。
フランスで「トワエモワ」と呼ばれるデザインの指輪です。
全体はイエローゴールドベースですが、爪部分とサファイヤの台座にのみホワイトゴールドを使用。
ホワイトゴールドのつなぎ部分は細かくミル打ちが施されていて、一瞬メレダイヤが施されているような視覚効果を与えています。
鮮明な青色のブルーサファイア天然ブルーサファイヤはきわめて鮮明な青で、ブルーサファイヤの王道というべき色です。
現在のようにブルーサファイヤの青の濃淡を人口処理によって調整することのなかった当時においては、大変貴重なものです。
手につけると細いシャンクが指を華奢に見せ、指先に気品が漂いますす。
フランスの金の刻印あり。
指輪サイズは10.5号(サイズ直しは有料で可能)。
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1900年頃のフランスで作られた代表的な指輪デザインに「トワエモワ(toi et moi )」と呼ばれる指輪デザインがあります。
直訳しますと「あなたと私」。
特に1900年頃の英仏で作られたリングが多いです。
同じ大きさの二つの宝石が隣同士、あるいは縦や斜めに向かいあうようにセットされています。
愛を象徴するトワエモワリング
「トワエモワリング( you and me )」の象徴はロマンです。
そのデザインは、2つの魂が1つになっている様子あるいはその絆を表しています。
ナポレオン・ボナパルトはダイヤモンドとサファイヤのトワエモワリングでプロポーズをしました。
アンティークジュエリーにはなりませんがジャックリーン・ケネディはJ.F.ケネディから結婚の記念に、ダイヤモンドとエメラルドのトワエモワを受け取っています。
婚約あるいは何かしらの愛の記念に、トワエモワリングはふさわしい指輪デザインです。
トワエモワリングの宝石の組み合わせ
セットされている宝石は2石のダイヤモンドのことが多いですが、ダイヤモンドとサファイヤなど異なる組み合わせの宝石が用いられることも多いです。
下記はダイヤモンド同士のトワエモワ。
下記は当店で販売済みのブルーサファイヤのトワエモワ クラスターリング。
「ダイヤモンドx真珠」「ダイヤモンドx色石」のトワエモワリングもよく作られました。
新鉱山の発見で宝飾史上最も美しいダイヤモンドが手に入った時代ですので、美しいクオリティーのダイヤモンドが印象的なリングが多いです。
下記は当店で販売済みの真珠とダイヤモンドのクロスオーバーリング。
「ブルーサファイアとルビー」といった色石同士の組み合わせのリングも見られます。
下記はやはり当店で販売した「ルビーサファイアのトワエモワリング」。
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