アンティークローズカットダイヤモンド十字架(17-18世紀、南仏ビジュードプロヴァンス)

コレクターズ垂涎、古い時代の南フランスの十字架 17世紀から18世紀初期のフランス製。
地方色豊かな南フランスで作られた非常に古い時代のアンティーク十字架(クロス)です。
ゴールドの半球状のパーツを組み合わせて作られたこのようjなクロスは、当時スペインや南フランスで作られました。
今から300-400年ほど前と非常に古い時代に作られたものでありながら、18金以上の高カラットゴールドが使われています。
球体が上はプリンのような形で、下部もお椀のような膨らみを持った独特のシルエット、後ろがクローズドになっています。
そして上下のゴールドがつながった部分には、波を打ったような模様の彫金が施されています。
一つずつの球体にとても細かくこの模様が彫られていて、非常に手がかけられています。
300-400年前の風格あるローズカットダイヤモンド ローズカットダイヤモンドは、19世紀以降の洗練されたカッティングとはまるで異なります。
19世紀のものと比べてもずっと平坦で、、まるで破片のようなのですが独特の煌きがなんともいえない味わいです。
古い時代ならではの荒削りの風格あるローズカットダイヤモンドです。
ダイヤモンドをセッティングする穴はよく見るとそれぞれ大きさや形が異なり、ダイヤモンドの形にあわせて円形や三角に作りこまれていることが分かります。
地金は18金ゴールド。
ペンダントになっていますがとても古い時代のジュエリーですし、ジュエリーの構造から当時はストマッカー(胸飾り)であったのかもしれません。
非常に希少なジュエリーです。
これだけ古い時代のアンティークジュエリーは、私たちディーラーでも滅多に出会うことがありません。
チェーンは付いていません。

  • 幅:33mm 
    高さ:43mm 
    重量:8.3g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークローズカットダイヤモンド十字架(17-18世紀、南仏ビジュードプロヴァンス)

  • ペンダントは3.3センチx4.3センチと大きめで、かなりずっしりとした重みもあります
  • ゴールドのチェーンかベルベットのリボンなどに合わせて短めに着けると素敵です
  • 真ん中のダイヤモンドに一箇所傷がありますが、修復されています
  • 球体の形がプロヴァンス独特です。帆立貝のような波状の彫り細工
  • 裏が半球状でクローズドになっているのがこの時代のクロスの特徴です
  • アンティークローズカットダイヤモンド十字架(17-18世紀、南仏ビジュードプロヴァンス)
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アンティークエピソード

18世紀のアンティークジュエリーについて

アンティークジュエリーの中でも現在市場に流通するアンティークジュエリーの多くは、19世紀後期以降のものです。
18世紀のアンティークジュエリーというのは、イギリスのアンティークジュエリーでもフランスのアンティークジュエリーであってもきわめて流通量が少ないもの。
どれくらい少ないかというと、現地のアンティークショップに行っても、ほとんどのお店にも一点もないのが普通です。
実際、当ショップでも18世紀のジュエリーは数えられるぐらいしか扱っていません。
出てくることは稀で、高いお金を払おうが払うまいが、滅多に見つけられないのが18世紀アンティークジュエリーなのです。

下記は当店で販売済みの1750年製作のパズルリング。

1750年パズルリング

フランスの18世紀ジュエリーはその大半がフランス革命(1789-1799)に入る前に作られていますから、まさに250年以上前に作られた歴史的遺産です。
ブルボン王家の最盛期から、フランス革命によって王政が滅びた激動のフランス18世紀。
歴史的に見てもとても面白い時代ですし、ご存知のとおり文化的に素晴らしく洗練されて成熟した文化が生まれて、そしてその多くがフランス革命によってフランス国外へ流出してしまいます。

「光の時代」
装飾芸術のフランス語の文献ではよく18世紀は「Siecle des lumieres(光の時代)」と表現されます。
18世紀はライトとライトネス。
蝋燭(ろうそく)が普及して蝋燭の明かりの下で過ごす時間が増えたことが、ジュエリーに大きな変化をもたらします。
この時代にイギリスやフランスでカントリーハウスも増えたこともあいまり(映画「マリーアントワネット」でも描かれていますね)、昼用のジュエリーと夜用のジュエリーがはっきり分かれるようになります。
このようにして17世紀までのヨーロッパで主流であったエナメルを多用したジュエリーから、ダイヤモンドを中心にする宝石のジュエリーへと大きな変革が訪れます。

ロココ様式ではダイヤモンドのみならず彩り豊かなジュエリー、そして大きめの宝石をセットすることが好まれました。
18世紀にエメラルドやサファイヤ、ルビーなど色のついた宝石がそれ以前の時代に比べて多くジュエリーのセットされるようになります。

下記は当店で販売済みの18世紀のエメラルドリング。
指輪はこの時代、裏がクローズドになっているのが一般的です。

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宝石以外では、良質な無色の鉛ガラスや色つきのガラスペーストが当時の貴族たちに好まれ、ガラスとは思えないほど美しくセットされたジュエリーが見られます。
こうしたジュエリーはガラスとは言え、非常に高額に取引されていますし気高く美しいジュエリーです。

18世紀ペーストガラスネックレス(銀とスティール)

こうした本物の18世紀のジュエリーは、数十年前ならともかく現在パリのアンティークショップを回っても見かけることがほとんどありません。
当店でもこれまで仕入れることのできた18世紀のジュエリーは多くは、懇意にしているディーラーの個人コレクションを売ってもらったものです。
今後、この時代のこうしたジュエリーはますます希少にご紹介しずらくなっていきそうです。

18世紀ジュエリーに関して更に詳しい情報は、18世紀アンティークジュエリーの特徴と魅力をご参照ください。

アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

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