アンティークパールネックレス(ダイヤモンド入り留め具)

養殖初期の頃のアンティーク真珠ネックレス 1900年-20世紀初頭の養殖真珠が始まったばかりの頃のネックレスです。
養殖真珠と言っても現代の短期間で行う養殖真珠とはクオリティーが大きく異なります。
養殖が始まったばかりの真珠は核こそ人工的に入れますが、その後長い年月をかけて真珠層を養殖しました。
そのため、現在の半年から2年で作る養殖真珠と比べ物にならないほど真珠層が厚くなります。
実際20世紀初頭までの養殖真珠は天然真珠と見分けがつかないほど真珠層が厚く美しいです。
オークションなどでも、こうした養殖初期の頃の真珠の特にネックレスに高い価格が付けられています。
もっとも大きな珠で直径7ミリ、最小のもので直径3ミリ強とはっきりとしたグラデーションになっています。 ダイヤモンド入りのオリジナル留め具 アンティークパールネックレスの醍醐味の一つが当時の凝った留め具です。
このネックレスではホワイトゴールドの留め具に、ダイヤモンドが3石セットされています。
ダイヤモンドはキューレットの先端がカットされたオールドヨーロピアンカットです。
18カラットゴールドのセキュリティーチェーン付きなのも嬉しい点です。
セキュリティーチェーンの留め具のつまみの色がイエローゴールドになっていて、こんなところからも古い時代のオリジナルのチェーンであることが分かります。
ネックレスの長さは42.5センチで、あえてノットなしで仕上げられています。
1900年-1930年頃のフランス製。
動画も撮影しています。
アンティークパールネックレス(ダイヤモンド入り留め具)

  • 幅:425mm 
    重量:12.4g
    商品の状態:複数の真珠に多少の傷があります(4番目の写真をご参照ください)
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークパールネックレス(ダイヤモンド入り留め具)

  • 艶のある美しい天然パール。ノットがない分、珠の数は多いです
  • 長さ42.5センチ。はっきりとしたグラデーションになってます
  • 特に真ん中のダイヤモンドが直径3ミリ弱と大きさがあります
  • 数珠の真珠に一部、このような傷があります
  • 留め具を開いたところに、フランス18金の刻印が入っています
  • アンティークパールネックレス(ダイヤモンド入り留め具)
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アンティークパールネックレス(ダイヤモンド入り留め具)

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アンティークエピソード

アンティーク=天然真珠(ナチュラルパール)は大きな間違い

アンティークジュエリーに詳しい方でしたら「昔は養殖の技術がなかったのだから、アンティークジュエリーで使われている真珠は全て天然真珠ですよ」といったことを聞かれたことがあるでしょう。
これはアンティークジュエリーの業界のセール文句になっているようですが必ずしも正しくはありません。
アンティークジュエリーに使われている真珠の多くが天然真珠です。
しかし全てが天然真珠ではありません。

上記の「アンティーク真珠=全て天然」説はヨーロッパで養殖真珠が本格的に市場に出始めるのは、一般的に1920年代頃からと言われていますからそれに基づいた論拠ということになります。
しかし養殖真珠はそれ以前にヨーロッパに存在し、一説には1880年頃から存在していたと言われています。
実際に1900年頃のヨーロッパのアンティークジュエリーから一部に使われています。
例えば下記をご覧ください。

こちらはフランスの有名なジュエリー専門のオークション会社のカタログからの抜粋です。
クリスティーズをはじめ世界の著名なオークション会社の競売では、真珠に関して天然か養殖か明記します。
この「真珠とダイヤモンドの指輪」は「1900年頃に製作されたと」推定されていますが、ジュエリーの説明文のところに「Perles de culture(養殖真珠)」と言う記載があります。


同じカタログから別の事例をご紹介いたしましょう。
こちらは花綱模様の美しい典型的なベルエポック時代のダイヤモンドと真珠のペンダントです。
こちらは1910年頃の推定と先ほどの作品より僅かに後年になりますが、こちらは「une perle en pampille(天然真珠の房飾り)」と記載があります。
天然真珠になります。



天然真珠の評価がもっとも高かったのは、20世紀の初頭です。
1900-1920年頃は非常に美しい天然真珠のジュエリーが作られた時代であるのと同時に、初期の頃の養殖真珠がジュエリーに使われはじめた時代でもあります。

この時代に天然真珠として最大に近い大きさの最高級の天然真珠を使ったロングネックレスは、現在の貨幣価値に換算して約10億円で取引されたと言う記録が残っています。

養殖真珠が多く市場に出回るようになったのは、1920年頃からです。
1940年代にはもう養殖真珠が凌駕していき戦後は言うに及びませんので、美しい天然真珠が用いられたアンティークジュエリーを探すのであればやはり1930年代頃までというべきでしょう。

「養殖真珠」といっても本当の初期の頃(20世紀初頭)の養殖真珠は真珠層が厚くとても出来がいいです。
例えば下記は、1920年前後に英国で製作された養殖真珠のネックレス。
真珠の粒は0.8センチ程です。

1920年養殖真珠

現代の養殖真珠とは雲泥のレベルの差があり、それはそれで近年では高額に取引をされています。
天然真珠への評価が高まる昨今では、初期の頃の養殖真珠はヨーロッパのオークション等で非常に高価な値段がついてきています。
養殖真珠へのイメージが大きく変わるのではないでしょうか?

アンティーク真珠に関して更に詳しい情報は、アンティーク真珠についてをご参考ください。

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