ペルピニャンガーネット アンティークペンダント

特に古い時代のペルピニャンガーネットです 日本はもちろん、世界的に有名になったペルピニャンガーネット。
アジア圏はもちろん近年はアメリカなどでも人気があり、年々仕入れが難しくなってきています。
近年アンティークペルピニャンガーネットと言うほど古くない時代のものが、同様に売られているのを目にします。
当店では20世紀初頭頃までのものを扱うようにしています。
このペルピニャンガーネット1840年頃と、ひときわ古い時代のものです。
ペルピニャンガーネットは必ずクローズドセッティングで、裏面に「パイヨン」と呼ばれる金の箔を入れて色の調整をします。
そのため特に古い時代のものは紫が強めに出ることも多いです。
このペンダントも一部の石が少し紫を帯びていて、ボルドーワインを明るくしたような古い時代のペルピニャンガーネット特有の色をしています。 オリジナルのペルピニャンガーネットペンダントは珍しいです ペルピニャンガーネットの多くがブローチです。
それ以外にクロスやリングも僅かに見られますが、ペンダントは珍しいです。
ペンダントの上部と下部両方に、蟹のハサミのような形のゴールドのパーツがあしらわれていて愛らしいです。
古い時代のものということもあり、クローズドセッティングされた裏面にいくつか凹みが見られます。
ガーネットのエッジが摩耗しているところもあります。。
1840年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。
動画も撮影しています。
ペルピニャンガーネット アンティークペンダント

  • 幅:11mm 
    高さ:30mm 
    重量:2g
    商品の状態:台座裏に凹みのある石あり。ガーネットの端に摩耗のある石あり。
  • 販売価格:売り切れました。

ペルピニャンガーネット アンティークペンダント

  • 僅かに紫を帯びた石もあります。ボルドーワインを明るくしたような見事な赤
  • 横が1.1-1.2センチ、縦が3センチのほっそりとした縦長のペンダントトップ
  • メイン石が横6ミリ、縦7.5ミリほどです
  • 台座下の2本線のような彫金が典型的なペルピニャンガーネットセッティングです
  • フランス18金の刻印あり。ゴールドのワイヤーで固定するセッティングも
  • ペルピニャンガーネット アンティークペンダント
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ペルピニャンガーネット アンティークペンダント

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アンティークエピソード

ペルピニャンガーネットとフランス南西部のアンティークジュエリー

イギリスのでもフランスでもアンティークジュエリーでもに使われているガーネットの大半がボヘミア産。
ボヘミアンガーネットはちょっと黒っぽい赤色をしており、アンティークガーネットと言うとそのイメージを強くお持ちの方も多いのはないでしょか?
しかしペルピニャンガーネットの用いられたアンティークジュエリーを見れば、そのイメージは払拭されるはずです。

ペルピニャンガーネットとは、フランス南西部ペルピニャン地方で産出されていた希少な美しいガーネットのことです。
カタランの文化歴史を象徴する宝石で、その歴史は1750年に遡ります。
ペルピニャンガーネットが採掘されたのは、18世紀半ばから1920年代にかけてです。
鉱山からガーネットが採掘されることはもうありません。
ペルピニャンガーネットは、深いピンクがかった赤ワイン色をしており、同じサイズのルビー以上の価値があると言われるずば抜けた宝石です。
昔から数は少なく、フランスアンティークジュエリーにしか(しかもそのほんのごく一部)存在しません。

フランス現地でもやはりアンティークでしか手に入らないペルピニャンガーネットは、まさに幻の石です。
まさにフランスのアンティークジュエリーに限定された美しいアンティークガーネットです。
下記は当店で数年前に販売済みのペルピニャンガーネットのピアスですが、いまだに多くお問い合わせを頂きます。

ペルピニャンガーネットのピアス(アンティーク、ベルエポック)ス

ペルピニャンガーネットのセッティングは、この地方独自のもので、「ペルピニャンセッティング」と呼んだりします。
石の下をゴールドで閉じます。

ペルピニャンガーネットアンティークブレスレット(18金ゴールド)

ガーネットそのもののカッティングも独特で、石が閉じられているので見にくいですが下は平らで、上にたくさんのファセットをつけています。
パピヨンと呼ばれるヴェルメイユの破片をガーネットとゴールドの間にいれて、美しい反射を起こすこともあります。

ペルピニャンガーネットは、真っ赤のものから、ピンク帯びた赤、ワイン色がかった赤と複数の色があります。
いずれの色もボヘミアンガーネットよりずっと明るい色調の赤が特徴的です。
下記のリングでは、真っ赤なペルピニャンガーネットとピンクを帯びたガーネットの両方が用いられていますが、どちらもボヘミアンがーネットにはない明るい色調です。

ペルピニャンガーネットアンティーク指輪(ダブルクローバー 三つ葉 )

ペルピニャンガーネットが生まれたペルピニャンという街はフランス南西部の都市です。
ペルピニャンの歴史は極めて古く、ローマ時代から人が定住していたといわれています。
中世になってペルピニャンの街の建設が始まり、1276年から1344年までは、マヨルカ王国の王国の首都として栄えます。
時代の中でマヨルカ王国に組み込まれたりバルセロナ伯領となったり、過酷な歴史を生きつつも、いつの時代もペルピニャンは複数の文化が入り乱れる工芸品の中心地でした。
ジュエリーもパリを中心としたジュエリーとはまた異なる味わいのジュエリーが作られました。

一つにはこの地域は鉱物的に非常に豊かな地域であったからです。
古くは銀、ゴールド(共に閉山しています)、そして宝石ではガーネットが産出され、この地域においてジュエリーは一大産業でした。
そしてその主役がガーネットでした。
ペルピニャンガーネットの一部はスペインに運ばれかの地でジュエリーにされたものもありました。
これはやはりスペイン国境の約20キロに位置する地理的要因も大きかったことでしょう。

「ペルピニャンガーネット」と言う呼称は産地による呼称であり、いわゆる鉱物名ではありません。
産地を取って「カシミールサファイヤ」と呼ぶのと同じロジックです。

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