ペアシェイプ天然パールネックレス(18カラットゴールド)

2つとして同じものは存在しない、天然パール 久しぶりに天然パールのネックレスを入荷しました。
天然パールを用いたネックレスが見つけづらいのは、それだけ多くの珠を要するからです。
馴染みのディーラーさんに見せてもらった瞬間、その真珠の美しさと繊細なチェーンに私自身一目ぼれでした。
真珠は合計で13粒。
粒によって色形の差異がありますが、縦長で雫形になった真珠が多いです。
一方少し真円に近い真珠や、縦長でも樽形の真珠も混ざっています。
大きさもかなり個体差があります。
そんなところも天然パールネックレスの面白さです。
素晴らしいことにどの真珠も艶と状態が良く、形もユニークです。
一粒ずつ拡大して写真で魅せたいぐらい、それぞれの真珠が美しいです。
真珠が天然の産物であること、二つとして同じものはないことを改めて思いださせてくれるネックレスです。 プラチナに見まごう繊細なゴールドチェーン このネックレスの魅力は、チェーンにもあります。
一見プラチナに見える繊細な編み方のチェーン。
この細細長い楕円形を編み込んだチェーンは、1910年頃のプラチナチェーンでよく見られます。
それため最初チェーンはプラチナ製かと思いましたが、ゴールドです。
年代的にはプラチナでも可能な時代ですが、ゴールドにしたのは真珠が理由だと思います。
このように真珠をゴールドワイヤーで突き刺すセッティングは、1900年頃から20世紀初頭に好まれました。
セッティングはゴールドで行うのが一般的でした。
留め具のつまみ部分だけがイエローゴールドで、留め具の部分が旧式であることが分かるところも良いです。
1910年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
ネックレスの長さは46.5センチ。

  • 幅:465mm 
    重量:3.1g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

ペアシェイプ天然パールネックレス(18カラットゴールド)

  • 真珠は細身のものが多いです。最も大きな珠で横幅4ミリ、縦幅6ミリ程
  • 等間隔にパールが入っています。むしろ素肌の上で美しさが引き立つネックレス
  • 真珠の形がそれぞれで面白いです。縦長でペアシェイプのものが多いです
  • 色はオフホワイトのもの多いですが、4珠ほどは他よりクリームを帯びています
  • フランス18金の刻印あり。留め具のつまみだけが色が異なるところがポイント
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アンティークエピソード

天然真珠と世界の歴史

現代では宝石の王様はダイヤモンドのようになってしますが、それは長い宝飾史のなかでは比較的近代のことです。
(ダイヤモンドが流行し始めるのは15世紀のフランスからで、現代のような地位を確立するのはそのずっと後です。)
それ以前の宝石の王様はずっと真珠でした。

真珠について知られる歴史的な逸話に「クレオパトラの真珠」があります。
エジプトのクレオパトラは、ローマから来た将軍アントニウスと饗宴の豪華さを競った宴会を開きます。
当日クレオパトラが出した食事は確かに豪華なものではありましたが、これまでアントニウスが毎夜行ってきた宴会と特にかわったものでありませんでした。
アントニウスは、この賭けは自分の勝ちだと確信します。
しかしそのとき、クレオパトラは自らの耳から大きな真珠のイアリングの片方をはずし、最上の葡萄からできたビネガーに入れて(そのビネガーは強く激しく、真珠をたちまち溶かすことができる液でした)、それを飲み干し、賭けに勝つのです。
その真珠の価値は当時、百万オンス(1オンス=28.35グラム)にも相当するものでした。

言葉に詰まったアントニオの前で、クレオパトラはさらにもう片方の真珠のイヤリングをはずし、別の器に入れようとした。
しかしこの賭けの審判を引受けた将軍ルキウス・ブランクスは、女王の手を押しとどめ、この勝負はアントニウスの負けだと宣言します。

日本も真珠とのかかわりが強い国のひとつです。
あまり知られていませんが、奈良の正倉院には今から1200年以上前の奈良時代の真珠が4000個以上保存されています。
その大半は聖武天皇の冠に使用されていたもの。
「御冠残欠」として残されています。
また。正倉院(しょうそういん)にはその他にも真珠でかざった刀や、念珠などがおさめられています。
人の命を「玉の緒」と言い、「魂」「霊」を「たま」と発音していることからも、日本において真珠も不思議な霊力を持った玉なのです。

アメリカ大陸も天然真珠との結びつきが深く、アメリカの先住民は古くから真珠を装飾品としてきました。
1492年のコロンブスによるアメリカ大陸発見以降、カリフォルニア半島先端のラパスを中心として、大規模な天然真珠の採取がはじまります。
ここでとれたものは、ヨーロッパに運ばれヨーロッパの王族貴族のジュエリーになりました。
しかしあまりに採取しすぎたため、アメリか大陸での天然真珠は一時枯渇してしまいます。
しかし2度目の採取ブームがおきます。
1857年にニュージャージーで取れた天然の淡水真珠がティファニー社に高額で買い取られると、一攫千金を狙って多くの人が押し寄せ、これが「パールラッシュ」と呼ばれています。

下記は1880年頃に、ロンドンのジュエラーによって西オーストラリアの沿岸に派遣された真珠のスクーナー船で、作業員が貝をチェックしている様子が描かれています。

天然真珠

天然真珠の歴史の中で有名なものに、ペルシャ湾で採れる真珠があります。
現在のイランとアラビア半島にはさまれたペルシャ湾は、約4000年前、四大文明のひとつメソポタミア文明が栄えていました。

このあたりは遠浅の海で、チグリスユーフラテス川からの栄養物が堆積されて、良質なアコヤガイが生息することで昔から有名です。
この地域で取れた天然真珠を特に「オリエントパール」と呼ばれることがあり、古くからヨーロッパの王侯貴族が高く評価してきました。


現代では想像しにくいですが、真珠の特にネックレスは男性にも重用されました。
その証拠に多くの時の王や王子は、必ずその肖像画の中で身につけています。
かつての皇族関係者の正式な肖像画で、真珠のネックレスや帽子や衣類にまったく真珠を身に付けていないものは探すのが困難なほどです。
これはヨーロッパだけではありません。
インドのマハラジャはその権力の証のために、多くのジュエリーを身に着けたことで知られていますが、19世紀マハラジャが特に愛したのがやはり真珠でした。
肖像画を見るとよく分かりますが19世紀中ごろまでの真珠は必ずオフホワイトかクリーム色です。

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