エトルリア(エトルスカン)様式アンティークチェーン

エトルリア様式の2カラーゴールドチェーン 見るからに手の凝った、エトルリア様式の球体の飾りが数か所に入ったチェーン。
製作されたのは19世紀半ばのフランスで、この時代に流行していた古代様式の金細工で作られた飾りが人目を惹きます。
ヨーロッパの宝飾界では、1850年以降から「エトルリア様式」が流行しはじめます。
このチェーンのモチーフ部分にゴールドの球体に、金線で古代を思わせるエギゾチックな模様を描いています。
メインモチーフはこの2つの球体からなりますが、その中心に車輪状のモチーフを帯のようにつなげています。
この帯状の部分だけ少し黄緑帯びた明るいイエローゴールドになっているのも、やはり古代の金色を模しています。
凝った金細工、古代を感じさせる装飾様式。
アンティークチェーンの中でもとりわけ古く(現存するアンティークチェーンは、1880-1900年頃に製作されたものが多いです)、他にない独創的なノスタルジックな風合いのチェーンです。 雑誌掲載のアンティークチェーンです こちらのアンティークチェーンは、2018年7月号の「HERS」と言う雑誌にご掲載いただいたチェーンです。
スタイリストの方が、「Tシャツに重ねづけするのにぴったりのチェーン」をお探しになられていて、その中で選んでいただきました。
その時、当店から3点のチェーンを掲載いただいたのですが、他の2点は既に売却済みでこちらが当店でまだ保管していたチェーンです。
アンティークチェーンでもとりわけ古い時代の、癖のあるチェーンがこのように現代のお洋服と絶妙に合うのは嬉しい発見です。
チェーンは太くはありませんが手にするとしっかりとした重みがあります。
しっかりとした作りで重量感もあるので、装着時もするりと美しく垂れてくれます。
球体のエトルリア様式のモチーフは合計で3か所に入っていますが、こちらが左右対称ではないところがまた面白いです。
長さが68センチ。
一重で長めに着けて頂くのにかっこいいチェーンです。
細身で落ち着いたゴールドの色合いですので、他のチェーンとの重ねづけにも向きます。
18カラットゴールド。

  • 幅:680mm 
    重量:9.3g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

エトルリア(エトルスカン)様式アンティークチェーン

  • 飾り部分以外のチェーンはジャズロン編み、しっかりとした作りです
  • アンシメトリーに配された球体のモチーフが不思議と着けやすいです
  • 球体モチーフの真ん中の帯状の部分だけ一段明るい色のゴールドです
  • チェーン部分は、2重の円形パーツを違え違いに編み込んでいて太さもあります
  • フランス18金の刻印あり
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アンティークエピソード

エトルリア(エトルスカン)様式、ギリシャ様式のアンティークジュエリー

エトルリア人は北イタリアを中心に繁栄した民族です。
エトルリア文明は中央イタリアで紀元前750年ごろから発展し始めました。
言語や社会はいまだに多くが謎に包まれたままですが、その最盛期であった紀元前600年-350年の間には既に高度な金細工が発達しています。
その高度な技術と斬新なデザインは現在の装身具にすら影響を与えています。
ローマ人はエトルリアの征服を紀元前311年に始まった戦争の間に開始し、エトルリア人最後の都市はローマにより紀元前265年に征服されたました。
この年こそエトルリア文明の最後の年です。 エトルリア人は、ギリシャとフェニキア文明の影響を受けています。
エトルリア人はギリシャから影響を受けて、スカラベ付きスイベルリングを使い始めます。
特に有名なのが微細な粒金細工と撚り線細工で、指輪を飾るのにグラニュレーションを用いました。

ヨーロッパの宝飾界では、1850年以降から「エトルリア様式」が流行しはじめます。
イタリア各地で発掘された古代の遺品から当時を模したジュエリーが生みだされました。
特に有名なのがカステラーニ一族、ジュリアーノ一族です。

フォルトゥナート ・ピオ・カステラーニ(1794-1865)(1793ー1865年)はローマのゴールドスミス、19世紀イタリアの著名な宝飾家です。
ミケランジェロやカエターニと協力して、エトルリアと古代ギリシャのジュエリーの研究と再現に専念し様々な技法を駆使したゴールド・ジュエリーで有名となり、大成功を収めます。 カステラーニが、古代エトルリアのジュエリーに関心を深めたのは1820年代の後期といわれています。 ゴールドのグラニュレーションの復活に専念して、息子のアレッサンドロ(1822-83)およびアウグスト(1829-1914)とともに模造の製作に成功、世界的に有名になります。 カステラーニは1851年に引退。 2人の息子たちが考古学ジュエリーにまでその活動を広げ、ビザンチンおよびカロリング朝スタイルもそのカステラーニ家のジュエリーに取り込んでいきます。
彼らの細工品はイギリスで非常に人気を博すとともに、当時のイタリアやフランスで広範に模倣され、エトルリアブームが起こるのです。

またフランスのアンティークジュエリーには、ギリシャの影響が見られるジュエリーもあります。
1850-70年頃は、フランス文化は、ナポレオンのエジプト遠征時代によって、古代ギリシャやローマから多大な影響を受けます。
当時エギゾティックなアーカンサスの葉やパルメット模様、ギリシャの壺、凱旋門や鷲、月桂樹、ローマの文様などが好んでフランスのジュエリーに取り入れられました。

ところで19世紀に古代を模倣して作られたアンティークジュエリーではなく、オリジナルの古代ジュエリーは市場にはほとんどでてこないものですが、どこへ行ったら見ることができるのでしょうか?
お薦めなのが、国立考古学博物館です。
ギリシャのアテネにある世界屈指の美術館です。
保有しているジュエリーは古代のものなので、石のついたジュエリーではなく、ほとんどが金の細工品です。
古代ギリシャ文明に作られた金細工が特に充実しているそうです。

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