フランスらしい美しいペンダントトップフランスベルエポック期(1900年前後)。
ややピンクがかった華やかな18Kイエローゴールドにパール、細かい金の彫り込み、厚みのガラス蓋等、フランス製ペンダントの王道を行くものです。豊潤の祈り、葡萄と紋章このように中が開くペンダントはそもそも見つけにくいものなのですが、中でもこのように珍しいモチーフのものは、またと見つからないものでしょう。
このペンダントのモチーフは、ブドウ(パールの部分)とブドウの葉っぱ、そして紋章です。
広大な土地を所有していた当時の支配階級の家のために作られたものです。
今でもパチンと音を立てて閉まり、内側や裏側に至るまでパーフェクトコンディションです。
2箇所にフランスの金の刻印あり。
注:チェーンはついていません。
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アールヌーボー期のジュエリーのモチーフとしても愛された「ツタの葉」。
古代ギリシャから、一年中緑の葉をつけるツタの葉は、「永遠の愛」のモチーフとして言い伝えられてきました。
一年中みずみずしいグリーンの葉をつけるツタは、今でも枯れないことから不滅と忠実のシンボルとされています。
フランスの街を歩いていると、ホテルやお店などの外壁にお花やツタの葉を絡めたような建物を見ることがあります。
いかに人々に愛されている葉なのか、分かりますね。
葡萄はヨーロッパでは、古代ギリシャ・ローマ時代より、「富の象徴」とされてきました。
葡萄のがはその伸びていく性質から、「縁」をつなぐとも言われます。
また世界に名だたるフランスワインの原料でもあります。
フランスでは、葡萄の豊作=その年の豊作といってよいほどでした。
フランスジュエリーの歴史の中でも、度々ジュエリーモチーフにされています。
ブドウのモチーフは現代のジュエラーさんでも挑戦される方がいますが。
葉脈まで手で刻むような手の凝った作り、天然珊瑚ゆえに不ぞろいで粒々とした実などは昔ならでは。
こうした細工が問われるモチーフのジュエリーこそ、豊かな表現ができるアンティークジュエリーがお薦めです。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。