アンティークジュエリーでも滅多に出会わない宝石、ラピスラズリ
アンティークジュエリーの中でも数が少なく滅多に見つけることができない、ラピスラズリ。
こちらのネックレスは推定1950-1960年頃と「アンティーク」と呼べるほど古くはありませんが、その鮮やかなコバルトブルーのラピスラズリの大粒の珠と、フレンチらしい頭一つ出たセンスの良さ。
迷うことなく仕入れたジュエリーです。
ラピスラズリは、ラズライトを中心とする石の結晶体です。
アフガニスタン産がその産地として知られており、1271年の文献で既にそのことが記されています。
アンティークジュエリーでも滅多に見ることができないほど数の少ない希少な宝石ですが、19世紀のヴィクトリアン期のイギリスでもラピスラズリを主体とした立派なジュエリーが見られます。
ゴールドの輪にフランスらしいセンスが感じられます
このネックレスではグラデーションになったラピスラズリが90粒近く、圧巻です。
ラピスラズリはところどころに金色および、白色の点が見える石で、このネックレスでもところどころに見ることができます。
これはゴールドが黄鉄鉱(pyrite)、白が方解石(calcite)の成分のためです、
ラピスラズリは19世紀以前は、画家の染料や顔料にもされた宝石です。
間にゴールドの輪っ子が入っているところがポイントで、フランスらしい明るい色合いが垢抜けています。
そしてゴールドの輪は、不思議なこと3分にの1程の15センチ程の部分には入っていません。
この部分だけが首にしたときに、ちょうど首の裏にきますので何かしらの理由でこの部分だけ入れていなかったか、あるいはサイズの調整のために後世になってこの部分のゴールドの輪が抜いたと思われます。
現代ではオイルなどの染色をしていないラピスラズリを見ることが稀で、それぞれの珠の色の異なるこの鮮やかでありながら、幅の広いブルーの色は得がたい魅力です。
ネックレスの長さは66.5センチと、ゆったり長めです。
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その独特の群青色が美しいラピスラズリは、アンティークジュエリーでも歴史の古い宝石です。
ラピスラズリは(Lapis Lazuli)はエジプト、シュメール、バビロニアなどの古代文化から宝飾品にされてきました。
エジプトではツタンカーメンを飾るスカラベにもラピスラズリが使用されています。
宝石の中でも極めて歴史の古い宝石でありながら、アンティークジュエリーでも滅多に見ることができないほど数の少ない希少な宝石です。
下記は当店扱いのラピスラズリのピアス。
下記は少し後年、1950年頃のラピスラズリのネックレスです。
ラピスラズリは、ラズライトを中心とする石の結晶体です。
アフガニスタン産がその産地として知られており、1271年の文献で既にそのことが記されています。
和名は瑠璃。
群小色のラピスラズリが有名ですが、緑色を帯びた青色から、濃い青紫色までさまざまな色のラピスラズリが存在します。
ラピスはラテン語で「石(lapis)」という意味で ラズリは、「lazward(天・空・青などの意)が起源で、「群青の空の色」を意味しています。
トルコ石と共に12月の誕生石です。
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