大きく厚みのあるクッションシェイプカット(オールドマインカット)ダイヤモンド
アンティークジュエリーがお好きな方で特にコレクターの方が特に好まれるのが、クッションシェイプ(オールドマインカット)のダイヤモンドです。
アンティークダイヤモンドのカッティングとしては他にもローズカットやオールドヨーロピアンカットがありますが、比較的玄人好みの方が特に好まれるのがこのオールドマインカットのダイヤモンドです。
円形とスクエアの混ざったような独特のシルエットの形は、まさにオールドマインカットならでは。
良質のダイヤモンドはローズカットにされるより、オールドマインあるいはオールドヨーロピアンカットにされるされることが多かったです。
この指輪のダイヤモンドは典型的な四角張ったその名の通り「クッション」のようなシルエットと、しっかりとした大きさと厚み。
中心から見ると穴が開いているように見えるのは、キューレットが大胆に切り落とされているからです。
古い時代のオールドマインカット(クッションシェイプ)ならではの魅力がぎっしりと詰まっています。
透明で内包物もほとんど見られない、完璧に美しいダイヤモンドです。
重量感ある、丸みを帯びたころんとしたフォルム
リングも重厚感があり、高級感のある作りですが、シルエットとしてはころんとして、丸みを帯びています。
宝石は大きく高級な作りのリングですが、デザインとしては柔らかです。
でっぱりのないリングは、日常使いにもってこいです。
近年、皆様から一つ石の(できればその宝石が大きい)宝石のリングをご依頼いただくことが多いです。
アンティーク指輪といえば以前は、お花の形をしたようなメイン石を脇石で囲ったような可愛らしいスタイルのものをお求めの方が多かったのですが、やはりアンティークジュエリーと言えどその好みは時代と変化していくところもあるのでしょう。
実際一つ石の宝石のリングは、現代の洋服にとてもよく合います。
指輪サイズは9号(大きくサイズアップする際はご相談ください)。
残念ながら刻印は消えてしまっています。
小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。
アンティークダイヤモンドには、現代のブリリアンカットとは異なるアンティークジュエリー特有のダイヤモンドのカッティングがいくつか見られます。
その中の一つがクッションシェイプカット(クッションカット)です。
なぜ「クッション」と言うかというと、まるでクッションのような形だからです。
円形とスクエアの混ざったような形のダイヤモンドカットです。
オールドマインカットより後年に出てくるオールドヨーロピアンカットとの違いはアウトラインが角ばっていて四角帯びていること。
オールドヨーロピアンカットはシンメトリーですが、オールドマインカットは完全なシンメトリーではありません。
またオールドマインカット方がオールドヨーロピアンカットに比べても更に、クラウンに厚みがあり、キューレットが長いです。
ともにテーブル面は小さいです。
オールドマインカットもオールドヨーロピアンカットも真ん中は、まるで穴が開いているように見えると思いますが、これはキューレットの先端をカットしているからです。
まるで「座布団」のような形で、長いアンティークの歴史の中でも限られた時代にしか見えない希少なカッティングです。
クッションシェイプのダイヤモンドには質で厚みのある石が使われたことが多く、美しいダイヤモンドジュエリーが多いです。
オールドマインカットの次に出てくるオールドヨーロピアンカットに関しては、オールドヨーロピアンカットダイヤモンドとはをご参照ください。
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