アンティークゴールドミニチュアロケット(ガラス)

驚くほど小さなロケットペンダント 見つけた時にあまりの小ささに声を上げました。
真円の直径が1.1センチなのです。
試着時の写真をご覧頂くとその小ささが感覚的に分かって頂けると思います。
そしてその小ささであるのにかかわらず、精巧なロケットになっています。
表も裏も1枚ずつガラスが入っていて、開閉ができる仕組みになっています。
今もパチンと音を立てて閉まるその精巧な作り。
ツマミもしっかりついていて、小さいですが開けづらくはないです。
一体何をいれましょう?
ガラスは片側の表面にわずかに経年のよる擦れはあるものの、欠けやヒビがなく奇跡的にきれいな状態です。 ゴールドのフレームで刻印まで押されています フレーム部分は18カラットゴールドです。
この小ささなのに、フレームや留め具の部分などガラス以外はすべてゴールドでできている贅沢。
そしてなんと引き輪のところに刻印まで押されています。
フランス18金の刻印である「鷲の頭」が押されています。
この面積ですから入りきらないところですが、何とか入っています。
刻印を押した人もうまいとしか言いようがありません(ちなみに刻印は職人が押すのではなく検査所で押します)。
重さも1グラムに満たないとても小さなペンダントですから、刻印を押す義務はないのですが、それでも押してあるところに胸が高鳴ります。
小さいけれど、小さいからこそ完璧なミニチュアのロケットです。
19世紀のフランス製。
18カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。
動画も撮影しています。
アンティークゴールドミニチュアロケット(ガラス)

  • 幅:11mm 
    高さ:12mm 
    重量:0.7g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークゴールドミニチュアロケット(ガラス)

  • ガラスの直径は1センチ程で、全周をゴールドのフレームで覆われています
  • ロケット内部は1センチ弱ですので、何を入れましょう?
  • 内側も状態が良いです。ガラスは両方とも厚みがあります
  • ガラスなのでその下の洋服や肌の色が映し出されます
  • 見えづらいですがこの部分にフランス18金の刻印が半分ほど打たれています
  • アンティークゴールドミニチュアロケット(ガラス)
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アンティークゴールドミニチュアロケット(ガラス)

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アンティークエピソード

アンティークロケットペンダント(locket pendant)、ロケットリング(locket ring)

アンティークロケットペンダントは最も人気の高いアンティークジュエリーの一つです。
その歴史は中世のヨーロッパまで遡ります。
この頃は宗教的意味合いが強く、聖像などを収めたりするものでした。


下記は当店扱いの何と18世紀の非常に古い時代のロケットペンダント、何と「鉄」でできています。
18世紀アンティークロケットペンダント(鉄スティールとダイヤモンド)

ジュエリーとして美しいロケットが出始めるのは、主に19世紀。
19世紀初頭に、イギリスやフランスを中心に大切な人の髪や形見の品などを入れる物としてロケットペンダントが普及します。
宝石をちりばめたものや細工の凝ったものなど、美しいロケットが作られます。
下記はエメラルドと真珠がセットされ、かつエナメルも施された宝飾品としての完成度が高いロケットです。
エメラルドとエナメルのロケットペンダント(1830年頃/フランス製、エメラルドと真珠と18金ゴールド)

下記は1900年頃のフランス製のロケットペンダント。
ブルーエナメルと真珠とダイヤモンド、そして葉をモチーフにしたアールヌーボーらしい構図の美しいロケットです。
ブルーエナメル アンティークゴールドロケットペンダント

イギリス・ヴィクトリア時代(19世紀中ごろ)のロケットには積極的に愛のメッセージが込められているのが特徴です。
下記はヴィクトリア&アルバート美術館所蔵の1840年頃、イギリスヴィクトリア時代中期のロケットペンダントです。
ハートの形に南京錠、その鍵が描かれています。
その心は「私の心(ハート)の鍵はあなたが握っている」です。
使われている宝石にも愛のメッセージが込められています。
ルビー、エメラルド、ガーネット、アメジスト、ルビー、ダイヤモンドでその頭文字をとって「Regard」。

ロケットregard
(c) Victoria & Albert Museum, London

下記もやはりハートをモチーフにした、こちらはフランスべルエポック時代に作られたロケットペンダント。
前述のヴィクトリアンのハートペンダントほどの重たさはなく、都会的で洗練されたロケットです。

ハートのロケットペンダント

ロケットのモチーフには時に、珍しい題材も選ばれました。
下記は当店で販売済みの、お酒のボトルをモチーフにしたロケットペンダントです。

アンティークロケットペンダント(ボトル型、天然真珠、ミルグレイン)

下記は本に見立てたロケットで、何枚もめくっていける驚きの作りです。
写真を3枚入れることができます。
アンティーク手帳型ゴールドロケットペンダント(3面ロケット 金細工)

アンティークロケットでは金細工に優れたロケットが多いですが、金細工やエナメル細工が施されたロケットもアンティークジュエリーならではの醍醐味です。
下記はアールヌーボーの金細工が美しいロケットペンダント。

水仙(スイセン)アールヌーボーロケットペンダント

ギロシェエナメルのロケットペンダント。

ギロッシュエナメルネックレス (ギロシェ ロケットペンダント アメジスト)

ロケットジュエリーの大半はイエローゴールドで作られていますが中には例外もあります。
下記は銀製のロケットペンダント。

銀のロケットペンダント

またアンティークロケットペンダントも非常に人気があり、常に品薄状態なのですが、それ以上に見つけにくいのが、ロケットリングです。
ペンダントに比べても細工を施す面積が少ない指輪で、このような細工を施すのは非常に大変なことで、作られた数も極めて少ないのです。
下記は当店で販売済みのバラをモチーフにしたロケットリング。

アンティークロケットリング(フランス アールヌーヴォー 18ctゴールド)

このロケットリングのように無色のガラスの場合、何も入れない状態で着けても美しいですし、押し花のように小さな葉などを入れてもよいと思います。

下記も当店にて販売済みのロケットリングで、ベルトの中を開くとロケットが出てくるという実に精巧な作りです。
とても小さなロケットで、この手の小さなロケットリングは、故人の髪を入れるためのものでした。

ベルト型 アンティークロケットリング(金細工 ベルトシェイプ)

また下記は珍しくロケットチャームのついたバングルです。
ロケットチャーム付きバングルブレスレット(貝)"

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