カラーゴールドで描かれた花と葉
真円のかわいらしいアンティークメダル。
アンティークメダルでこのような円形のものは圧倒的に天使のものが多いのですが、こちらは珍しく花と葉が描かれています。
花と葉はカラーゴールドになっています。
ホワイトゴールド、グリーンゴールド(通常のイエローゴールドが少し黄緑を帯びています)、ローズゴールドです。
そして草花は更に一つずつ異なる彫金が施されています。
ホワイトゴールドの花は一つずつの花びらにストライプの彫金が施されていて、ローズゴールドの花は花びらと花びらの輪郭に切り込みが入っているといった具合です。
彫金とカラーゴールドにより、小さなメダルの中に装飾豊かな世界が見られます。
ACの手描きモノグラム
メダルの左側にリース状に草花が描かれていて、右側にはモノグラムが彫られています。
おそらく持ち主のイニシャルであったと思われる「AC」が、モノグラムで彫られています。
手描きで描かれたモノグラムはアンティークジュエリーの醍醐味の一つでしょう。
美しい曲線が重なり合い、魅力的です。
メダルの外周には凸状に線模様が施されています。
裏面は無地です。
19世紀後期−1900年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。
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アンティークジュエリーで時々「メダイユ」という言葉が出てくると思いますが、これはフランス語で「メダル」という意味の言葉です。
このような小さくて丸い金のメダルをチェーンに通してネックレスやブレスのチャームとして使います。
メダイユの題材として一つ大きなのは、聖母像や十字架、聖人像など宗教的なモチーフです。
キリスト教関係で特に見るのが、天使ラファエルと聖母マリアのメダルです。
それ以外の聖人では、これまで洗礼者ヨハネ。
旅の守護神St.Christophe(サンクリストフ)を扱ったことがあります。
下記はカルティエ社による聖人のメダルです。
メダルは宗教的なもの以外にも、「愛」を描いたラブメダルもあります。
下記のフランスで著名なレイモン・ペイネ(ペイネの恋人たち)のラブメダルです。
ラブメダルとしては、AUGIS社のメダルを思い浮かべられる方も多いことでしょう。
AUGISのラブジュエリーに関しましては
Maison Augisのラブジュエリー(愛のメダル、愛のリング)をご参照ください。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。