レイモン・ペイネ(ペイネの恋人たち)のラブメダル
ハート型のペンダントに描かれたのは、メルヘン調の愛らしい男の子と女の子。
「ペイネの恋人たち」で知られる、レイモン・ジャン・ペイネ(Raymond Jean Peynet)のデッサンが描かれたラブペンダントです。
「ペイネの恋人」は、パリ出身のイラストレーターであるレイモン・ペイネが1942年に生み出した作品で、ロマンチックなフランスのシンボル的作品として世界的な成功を収めます。
レイモン・ペイネのイラストは日本でも人気があり、当時の版画などが流通することもありますが、ペンダントは珍しいです。
ペンダントも長きに渡ってフランスで製作されたようですがこのペンダントは、カップルの背景のゴールドは格子状に細かな艶消しが施された、手の凝った作りです。
その作風からかなり初期の頃、1950年頃までのものと思われます。
裏面の文字と鳥もロマンチックです
男の子の手には鳥、それを優しく見つめるポニーテールの女の子。
目鼻口はゴールドを彫ることで表現されていますが、柔らかく優しい表情です。
髪の毛や手の指に至るまで、細く綺麗な彫金で表現されています。
いつの時代みてもほっこりするような、愛に溢れた明るいデッサンは時代を超えていつの時代も私たちの心をほっこりさせてくれます。
レイモンペイネのファンのみならず魅了される、そのデッサンもシルエットも愛らしいペンダントです。
裏面には「Les Amoureux de Peynet」と手書きの綺麗な自体で彫られているところも良いです。
しかも「de Paynet」の前に可愛らしい鳥のデッサンまでが彫られています。
18カラットゴールド。
注:チェーンは付いていません。
小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。
アンティークジュエリーで時々「メダイユ」という言葉が出てくると思いますが、これはフランス語で「メダル」という意味の言葉です。
このような小さくて丸い金のメダルをチェーンに通してネックレスやブレスのチャームとして使います。
メダイユの題材として一つ大きなのは、聖母像や十字架、聖人像など宗教的なモチーフです。
キリスト教関係で特に見るのが、天使ラファエルと聖母マリアのメダルです。
それ以外の聖人では、これまで洗礼者ヨハネ。
旅の守護神St.Christophe(サンクリストフ)を扱ったことがあります。
下記はカルティエ社による聖人のメダルです。
メダルは宗教的なもの以外にも、「愛」を描いたラブメダルもあります。
下記のフランスで著名なレイモン・ペイネ(ペイネの恋人たち)のラブメダルです。
ラブメダルとしては、AUGIS社のメダルを思い浮かべられる方も多いことでしょう。
AUGISのラブジュエリーに関しましては
Maison Augisのラブジュエリー(愛のメダル、愛のリング)をご参照ください。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。