アンティークアクアマリンリング(アールデコ ローズカットダイヤモンド)

自然無加工、水の雫のようなアクアマリン 7ミリx9.5ミリの透明度の大粒のすばらしいアクアマリンが魅力的な指輪です。
現在、アクアマリンという宝石はもう少し濃い水色のイメージがあると思いますが、アンティークジュエリーで見かけるアクアマリンの大半はもう少し薄い、ラムネ色を薄くしたような色をしていることが多いです。
まさにその語源の通り「水」のような色のアクアマリン。
透明感があり、ファセットもきれいで状態も良い美しいアクアマリンです。
周囲を囲うのは17石のダイヤモンド。
いずれもローズカットにされておりかなりごつごつとした無骨なダイヤモンドが粒金と交互にアクアマリンを囲んでいます。
こうしたスクエアにカットされたアクアマリンをダイヤモンドで囲うのも、アンティークアクアマリンのリングで王道です。 アンティークアクアマリンリングの王道 アクアマリンはアンティークジュエリーにおいて、短命な宝石です。
大半のアンティークアクアマリンの特にリングは、1900-1930年頃に作られたものが多いです。
このリングは、アンティークアクアマリンのリングの典型的なデザインと作りです。
スクエアのカットされていて、スクエア帯びたベゼルで端正なアクアマリンの宝石の魅力を活かしています。
製作されたのは1920-1930年代頃。
当時のアールデコの特徴も良く出ています。
地金は一瞬プラチナに思える少し渋めの18カラットホワイトゴールドです。
昔のヨーロッパのホワイトゴールドは今日本で流通しているホワイトゴールドと色目が異なります。
これはルテニウムという金属を含むのも一因で、ルテニウムがこの独特のちょっとプラチナっぽい色合いを出しています。
指輪サイズは10.5号(有料でサイズ直し可)。

  • 幅:11mm 
    高さ:13mm 
    重量:3.2g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークアクアマリンリング(アールデコ ローズカットダイヤモンド)

  • 黒背景で水色がくっきり出ていますが肉眼ではもう少し淡い水色です
  • 指輪のベゼル(フェイス)が1.1センチx1.3センチ。スクエア帯びたクールな形です
  • アクアマリンの枠は細かくミルグレインが打たれています
  • 深く埋め込まれたダイヤモンドと粒金が交互になっています
  • フランス18ctゴールドの刻印に加え、工房印もありますが両方かなり薄いです
  • アンティークアクアマリンリング(アールデコ ローズカットダイヤモンド)
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アンティークエピソード

アクアマリンのアンティークジュエリー

3月の誕生石アクアマリン。
「アクアマリン」の名前はラテン語から来ています。
アクアマリンは、アンティークジュエリーにおいても非常に価値の高い宝石の一つです。
その愛らしい透明感、耐久性からアクアマリンは古代から愛されてきました。
またアクアマリンを使用したジュエリーはアンティークジュエリーにおいても非常に数が少なく、それゆえにいつも探されています。

ベリル系宝石、アクアマリン
アクアマリンがエメラルドと同じベリルという鉱物であることはあまり知られていません。
ベリルの中で、クロム着色の緑色はエメラルド(クロム着色以外の緑色はグリーンベリル)、海水青色はアクアマリン、黄色〜緑色はヘリオドール、無色はゴシェナイトと分類されます。

「海水青色」と表現される、わずかに緑味を帯びた淡青色がアクアマリン本来の色で、その魅力です。
緑柱石のうち透明でスカイブルーの色調のものを、アクアマリンと呼んでいます。

アクアマリンの色と、現代の過熱処理
現代のアクアマリンに見慣れてしまっていると、アンティークのアクアマリンは「淡い色」が多いように感じるかもしれません。
アンティークアクアマリンは概して、現代のアクアマリンに比べてその名の通りより本来の水色に近い、淡い透き通った色をしています。

下記は当店で販売済みのフランス製のアクアマリンネックレス。
アクアマリンの水色の色相が淡いのに素晴らしい艶と輝き。
そのカッティングもありまさに「水の雫」のようで、いわゆるアンティークアクアマリンの見本のような色です。

フランス製アンティークアクアマリンネックレス(1910年頃/フランス/アクアマリン、18金ゴールド)

現在のアクアマリンは緑色から黄褐色の緑柱石を熱処理したものがほとんどで 、アンティークジュエリーで使われているアクアマリンと大きくクオリティーが異なるるからです。
現代では本来淡いグリーン帯びたアクアマリンの色を、摂氏425度で加熱すると言うことが日常的に行われています。
しかし実際の天然無加工のアクアマリンは青みがかった淡いグリーンから、ダークブルーまでの美しい青色の色彩を持ちます。
天然無処理のアクアマリンならではの優しい色合いが楽しめるのも、アンティークアクアマリンならではの醍醐味です。

アクアマリンの産地
アンティークアクアマリンの主なアクアマリンの産地は、ブラジルのミナスジェライス鉱山でした。
それ以外ではパキスタンの高山がもう一つの主要な産地でした。 アクアマリンのジュエリーが作られた時代
アンティークジュエリーでアクアマリンの使われたジュエリーは19世紀末から、アールデコ期に向かった作られた作品が多いです。
イギリスですとエドワーディアンの頃、フランスですとベルエポック時代からアールデコ期にかけて好まれて作られました。

下記はかなり珍しい、革命前のロシア(1900年頃)の作品です。
ロシア製アクアマリンネグリジェネックレス(1900年頃/ロシア/アクアマリン、14金ゴールド、銀)

下記はアールデコ期のアクアマリンのピアス(フランス製)。
アンティークアクアマリン指輪(アールデコ、ダイヤモンド)

下記は当店で販売済みのアクアマリンとルビーのアールデコ指輪。
販売して何年も経ているのですが、いまだにお問い合わせをよく頂く、青と赤の対称色の使い方が美しい指輪です。
アンティークアクアマリンリング(カリブレカットルビー、18金ゴールド、フランス製)

こちらもやはりルビーとアクアマリンの色の対比を上手に使った、オーストリアの作品です。
アクアマリンとルビーのネグリジェネックレス(1910年頃 オーストリア製)

清涼感あるアクアマリンは、アールデコのジュエリーには特にぴったりの宝石です。
アクアマリンをメイン石に据えたジュエリーが作られた期間が短いということも、アンティークアクアマリンジュエリーの数が圧倒的に少ない要因の一つでしょう。

アクアマリンとブルートパーズ
余談になりますがアンティークジュエリーで現代のいわゆる「アクアマリン色」を探していて見つけるのがブルートパーズになります。
トパーズというと、黄色の宝石のイメージが強いと思いますが、実際は豊富なカラーバリエーションを持っています。
特にブルーは現在、最も人気のあるトパーズのカラーバラエティになりました。

このブルートパーズという石、かつては天然の淡青色のトパーズが産出されていたにもかかわらず、以前はアクアマリンの代用品のようにしか考えられていませんでした。
しかし近年、放射線照射による濃色のブルーが登場すると(現在では天然のブルートパーズは産出されません)、たちまち人気の石となったそうですから、何とも皮肉です。
それだけにアンティークジュエリーではアクアマリンの代用品にすぎなかったアンティークの無加工のブルートパーズは、現在では高い価値を持っているといえます。

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