アンティークフィリグリー金細工ゴールドチェーン(45.5センチ)

重量感あるフィリグリーアンティークチェーン ご要望の多い「フィリグリー細工のゴールドチェーン」。
近年ではフランス現地でも見つけづらく、馴染みにしているフランス人ディーラーさんから「最近、フィリグリーチェーン見つかった?」と逆に聞かれるほどです。
フィリグリーチェーンと言いましても、模様やモチーフの大きさや形にはバリエーションがあります。
こちらのチェーンは手にすると、同程度の長さのフィリグリーチェーンに比べて倍ほどの重さがあります。
ずっしりと心地の良い重みです。
現地では重さのあるアンティークチェーンを好む方が多いため、重量のあるチェーンは特に高価になりがちです。
重さの理由は、モチーフ一つずつの厚みです。
「マーユ」と言うフィリグリーチェーンでおなじみの楕円形の編み目を線細工で作り上げていますが、その金線に一つずつに厚みがあります。
厚みがあるために堅牢さも増し、まさに一生もののフィリグリーチェーン。
世代を超えて受け継いでいくことのできる完璧なアンティークチェーンです。 目の詰まったモチーフ 厚みがあり堅牢なフィリグリーチェーンでありながら、モチーフの大きさは小さめで目が詰まったようなチェーンです。
楕円モチーフは横5ミリ、縦1センチ弱と細身で小ぶりです。
フィリグリーチェーンのモチーフの大小は好みです。
大きいものはやはりネックレスとしての模様の面白さがあり、細身で小さめのモチーフがたくさん入っているチェーンはネックレスというよりチェーンとして使いやすいです。
モチーフの内側はフィリグリー線細工で様式化した葉を描いています。
フィリグリー細工の両面には緻密なミルグレインが打たれています。
1900年頃のフランス製。
45.5センチ。
18カラットゴールド。
動画も撮影しています。
アンティークフィリグリー金細工ゴールドチェーン(45.5センチ)

  • 幅:455mm 
    重量:9.6g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークフィリグリー金細工ゴールドチェーン(45.5センチ)

  • 1つずつ厚みがあり堅牢。そして細工は細やかで丁寧に作りこまれてます
  • 長さ45.5センチ。重みがありストンと垂れてくれる一生モノのチェーンです
  • 楕円モチーフとモチーフの間にはリボンの形になったチェーンとジャズロン編み
  • 間のリボンシェイプの編みもしっかり厚みがあり、甘すぎず上品です
  • フランス18カラットゴールドの刻印あり
  • アンティークフィリグリー金細工ゴールドチェーン(45.5センチ)
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アンティークフィリグリー金細工ゴールドチェーン(45.5センチ)

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アンティークエピソード

アンティークジュエリーの金細工「フィリグリー」

アンティークジュエリーの醍醐味の一つはその手の込んだ繊細な金細工です。
あまりに緻密な細工であるため、時として肉眼では見切れないほどです。

肉眼で見切れないほどの金細工を当時、どのようにして職人さんは製作していたのでしょう?
それは手の感覚だったと言います。
熟練した職人さんは最後は手の感覚で、金細工を仕上げていったのです。

フィリグリー細工とは、金や銀を糸のように細くして巻きあげ模様をつくる金細工の一技法です。
可鍛性(かたんせい)といって、衝撃や圧力で破壊されることなく変形できるゴールドの性質を利用した加工方法です。
繊細な金細工で、20世紀初頭以前のジュエリーに見ることができます。
プラチナがジュエリーの世界で実用化されていくにつれ、このような手のかかる金細工技法は徐々に消えていきます。

フィリグリー細工は作られた時代が長期に及ぶので年代の特定が難しいところですが、下記の「マーユ」と呼ばれ楕円形の編みにフィリグリー細工を施したネックレスやブレスレットの大半は、1880-1900年頃のフランスで作られました。

アンティーク フィリグリー金細工ゴールドチェーン

まるで糸のように自由自在に美しいラインを描いています。
このようなフィリグリー金細工のゴールドあるいはシルバーの「チェーン」はほとんどがフランス製になります。
同時代のイギリスではまず見られません。
下記はやはりフランス製の銀製のフィリグリーチェーンです。

銀製アンティークフィリグリーロングチェーン(ソートワール)

一方、大陸ヨーロッパではフランスの他にも数は少ないですがドイツやオーストリアハンガリー帝国でもフィリグリー細工を用いたジュエリーは作られました。
しかしチェーンではなくブローチ等が多く、作品の雰囲気もフランスのフィリグリー細工とは異なります。
下記はロンドン、ヴィクトリアアルバート美術館所蔵のドイツ製のシルバーフィリグリーのブローチです(1872年製作)。

シルバーフィリグリー

(c)Victoria and Albert Museum, London 2018

銀製のフィリグリー細工はこの他、ポルトガル、エジプト等でも見られます。

下記はやはりフィリグリー細工のブレスレットで、素晴らしいフィリグリー細工に加えて更に金線に芥子真珠がセットされています。
年月とともにこうした芥子真珠は欠けていくことが多いのですが、非常に状態が良く残った希少な例です。

フィリグリー金細工アンティークチェーンブレスレット(シードパール)

下記はエナメルと共にフィリグリー細工が施された例です。

フィリグリー細工アンティークペンダント(透かし、赤エナメル)

特にフィリグリーのアンティークチェーンは皆様から多くのご要望をいただきますが、需要においつけていないアイテムです。
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