フィリグリー金細工アンティークチェーンブレスレット(シードパール)

二度と見つけることができない?フィリグリー金細工のブレスレット フィリグリー金細工が施されたゴールドチェーンのネックレスやブレスレットは、当店でもっともお問い合わせを多く頂くアイテムです。
過去に何度となく扱ってきたのですが4-5年ほど前から品薄が加速し、値段も高騰を続け仕入れが困難になっています。
それでも僅かではありますが少しずつ仕入れることができています。
いつも手にするたびに、二度と見つけることができないかも・・・と思いながら売却をしています。
フィリグリーの金細工はパリと比べて圧倒的に物量の多いロンドンではまったくと言っていいほど見ません。
フランスならではのアンティークジュエリーなのです。
元々数が少ないアンティークジュエリーです。
今回はもう見つけられないであろうと思ったフィリグリー細工のチェーンをネックレス(売却済み)、及びブレスレットで見つけることができました。
フィリグリー(filigree)細工と一言で申し上げましても、極端に軽いものなどはすぐに裏返ってしまったり、また金線に施されているミルグレインの細かさも千差万別です。
このブレスレットはしっかりとした重量があり、またミルグレインの完成度も高く、誰も見ることのない裏側にさえ素晴らしいミルグレインが打ち込まれています。
シードパール(芥子真珠が入っています しかもこのブレスレットには金線にシードパール(芥子真珠が入れられているのです。
どうやって作り上げているかといいますと真珠に手作業で1粒ずつ真ん中に穴を開けて、ゴールドの線を通しています。
真珠もご覧の通りそれぞれ非常に小さく形もばらばらですから、その真ん中に穴を突き刺すと言うことだけでもいかに大変であったか想像していただけることでしょう。
このようなフィリグリー金細工に真珠まで入ったジュエリーは過去に2-3回扱ってきたのですが、真珠が抜けてきてしまっているものも多いですが、このブレスレットの真珠はとても良い状態で残っています。
1880-900年頃のフランス製。
18金ゴールド。

  • 高さ:175mm 
    重量:7g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

フィリグリー金細工アンティークチェーンブレスレット(シードパール)

  • マーユと呼ばれる楕円形のモチーフを6つつなげてブローチにしています
  • 透かしから肌の色が見えるのが、このタイプのチェーンの魅力の一つ
  • 一粒ずつ異なるシードパールが金線に通されているのが分かります
  • 裏側から撮った写真。マーユは絶妙なカーブがついてるのが分かります
  • フランス18金の刻印あり
  • フィリグリー金細工アンティークチェーンブレスレット(シードパール)
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アンティークエピソード

アンティークジュエリーの金細工「フィリグリー」

アンティークジュエリーの醍醐味の一つはその手の込んだ繊細な金細工です。
あまりに緻密な細工であるため、時として肉眼では見切れないほどです。

肉眼で見切れないほどの金細工を当時、どのようにして職人さんは製作していたのでしょう?
それは手の感覚だったと言います。
熟練した職人さんは最後は手の感覚で、金細工を仕上げていったのです。

フィリグリー細工とは、金や銀を糸のように細くして巻きあげ模様をつくる金細工の一技法です。
可鍛性(かたんせい)といって、衝撃や圧力で破壊されることなく変形できるゴールドの性質を利用した加工方法です。
繊細な金細工で、20世紀初頭以前のジュエリーに見ることができます。
プラチナがジュエリーの世界で実用化されていくにつれ、このような手のかかる金細工技法は徐々に消えていきます。

フィリグリー細工は作られた時代が長期に及ぶので年代の特定が難しいところですが、下記の「マーユ」と呼ばれ楕円形の編みにフィリグリー細工を施したネックレスやブレスレットの大半は、1880-1900年頃のフランスで作られました。

アンティーク フィリグリー金細工ゴールドチェーン

まるで糸のように自由自在に美しいラインを描いています。
このようなフィリグリー金細工のゴールドあるいはシルバーの「チェーン」はほとんどがフランス製になります。
同時代のイギリスではまず見られません。
下記はやはりフランス製の銀製のフィリグリーチェーンです。

銀製アンティークフィリグリーロングチェーン(ソートワール)

一方、大陸ヨーロッパではフランスの他にも数は少ないですがドイツやオーストリアハンガリー帝国でもフィリグリー細工を用いたジュエリーは作られました。
しかしチェーンではなくブローチ等が多く、作品の雰囲気もフランスのフィリグリー細工とは異なります。
下記はロンドン、ヴィクトリアアルバート美術館所蔵のドイツ製のシルバーフィリグリーのブローチです(1872年製作)。

シルバーフィリグリー

(c)Victoria and Albert Museum, London 2018

銀製のフィリグリー細工はこの他、ポルトガル、エジプト等でも見られます。

下記はやはりフィリグリー細工のブレスレットで、素晴らしいフィリグリー細工に加えて更に金線に芥子真珠がセットされています。
年月とともにこうした芥子真珠は欠けていくことが多いのですが、非常に状態が良く残った希少な例です。

フィリグリー金細工アンティークチェーンブレスレット(シードパール)

下記はエナメルと共にフィリグリー細工が施された例です。

フィリグリー細工アンティークペンダント(透かし、赤エナメル)

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