細身のバングルブレスレット
久しぶりにゴールドバングルを仕入れました。
ゴールド価格の暴騰で、ゴールドを豊かに使用したアンティークバングルやブレスレットは仕入れが難しい状況ですので久しぶりの入荷です。
アンティークゴールドバングルの中には、手錠のように太いバングルも少なくないですが、嬉しいことに細身です。
細身ののバングルは他のブレスレットやバングルとの重ねづけにも向きます。
手首周りも大きすぎず、日本女性にも合わせやすいサイズ感。
全体は少しローズを帯びたイエローゴールドで艶やかです。
色の良いブルーサファイヤ
宝石はブルーサファイヤとダイヤモンドです。
アンティークのブルーサファイヤは色味の暗い青色も少なくないですが、鮮やかな青色のブルーサファイヤです。
オーバル(楕円形)にカットされていて、状態も良いです。
ダイヤモンドはローズカット。
サファイヤの両脇にそれぞれ5石ずつ、合計10石のダイヤモンドが用いられています。
台座の表層のみ銀が用いられていて、ダイヤモンドは台座に埋め込まれるように深くセットされています。
19世紀後期-1900年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
バングルの内寸は16.5センチ程(サイズ直しは不可)。
動画も撮影しています。
ブルーサファイヤ アンティークゴールドバングル
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バングル(bangle)とは本来、金、銀、ガラスなどで作られた飾り輪、腕輪のこと(足首飾りも含む)を指していました。
そこからブレスレットのように手首にはめるジュエリー(=バングルブレスレット)を指すようになりました。
バングルは西欧では、古くから好まれてきたジュエリーのひとつです。
古くから銀製やゴールド製のバングルが多く作られました。
下記は当店で販売済みのでフランスのアンティークバングルです。
王政復古時代(19世紀初頭)の作品です。
アンティークバングルで特によく見る宝石はガーネットです。
全周にガーネットが敷き詰められたものもありますし、表から見える約半分に敷き詰められたものがあります。
下記は当店で販売済みの全周にガーネットが施されたバングルです。
アンティークバングルで特に王道なのがフランスのアールヌーボー期に作られた金細工が施されたゴールドバングルです。
太さも細身のものや幅の広いもの、金細工の模様も様々です。
ヨーロッパのディーラーさんなどは一見似たこのようなゴールドバングルを好んで重ねづけされていることが多いです。
また特に王政復古時代の頃、一見線のように見える非常に細身なバングルも作られました。
側面で幅を持たせて堅牢さを出しています。
アンティークバングルはイギリス、フランスを始めロシアやアメリカなどでも作られました。
下記はロシア製のアンティークバングルです。
下記はアメリカ製のアンティークバングルです。
バングルは構造上どうしても留め具の部分に負荷がかかりますから、「耐久性」の面からも特にアンティークジュエリーでお探しになることをお薦めいたします。
ハンドメイドで作りこまれているため、現代ジュエリーでは壊れがちな留め具部分も100年以上たってもパチンときっちり閉まることが多いです。
また万が一修理が必要な場合にも、アンティークバングルの場合には可能なことがほとんどです。
一方の現代のジュエリーは鋳型で作っているため、部分的に修理を施すと言うことが難しいです。
大事に使っていただけたら何年も何十年も使い続けることができます。
ところで腕時計やバングルの長さについて、手首の長さに対してどれぐらいの尺のものが良いかお悩みになる方も多いようです。
時計の場合、手首の寸法プラス1-1.5センチに調整することが多いです。
この場合は余裕はそれほど出ない状態でわりとピッタリとした装着感になります。
少し大きめに着けられたいときはプラス2センチ程などでも良いです。
またブレスやバングルの場合は、一般的に腕時計よりもう少し遊びが出たほうが綺麗ですので、もう少し大きめが良いです。
模様や素材等にもよりますが、バングルをカットして短くすることも可能な場合もございます。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。