すっかり希少性の高いアイテムとなったアンティークチェーン
アンティークチェーンは皆様からも大変多くのご要望を多く頂きますが、近年市場で滅多に見つけることが出来なくなってしまったものの一つです。
特にこのチェーンは長さが98センチ。
一連でも二連ででもお使いいただけるロングチェーンは、希少です。
モチーフもフランスのアンティークチェーンらしく洒落ていて、等間隔で球体の金細工が入れられています。
この球体のパーツもゴールドだけでできていて、ファセットが細かく入った立体感のある綺麗なモチーフです。
球体のパーツは約1メートルのチェーンの中に7つ入っています。
単品でつけたときも映えるのがハンドメイドチェーンの魅力です
チェーン部分は楕円形のパーツが方向違いに交互に入れ込まれていて、こちらもハンドメイドらしい触れたときに上質な作りです。
何にでもあわせやすくとても重宝なチェーンです。
見つけるのがとても難しくなってきていますので、「いつかは!」と思われていた方はぜひこの機会にご入手ください。
チェーンの輪のサイズは横幅2.5ミリ 縦約4ミリ。
チェーンの編み目が大きすぎずほど良く目が詰まっているところも、普段使いに向きます。
球体のモチーフは直径5-6ミリになります。
球体モチーフの部分も艶消しがされていて、大きさがある割りにギラギラとした光沢がないところも落ち着きがあり良いです。
注:引き輪はついていませんので、かぶって着けていただく感じになります。
長さがありますので問題ないかと思います。
1880年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
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アンティークジュエリーの中でもいつもとても問い合わせを多くアイテムにロングチェーンネックレスがあります。
このような特に150センチを超えてくるようなロングネックレスは、フランス語ではよくソートワール(sautoir)と呼ばれます。
時代や様式によりあらゆるデザインで作られたソートワール。
南仏プロヴァンスでは、ソートワールの「連の多さ」は社会的ステータスを表すと考えられていました。
そしてチェーンに十字架やメダル(メダイヨン)、時には時計を通したのです。
時計を通すときはあらかじめ胸の辺りにそれ用の小さなポケットも作られました。
下記は1900年頃の絵葉書で描かれた「アルルの女性たち」。
当時のソートワールの装いが分かる一枚です。
アンティークソートワールは金銀やプラチナで作られ、豪華なものにはダイヤモンドや真珠、オパールなどが挟まれたものもあります。
下記は当店で販売済みの19世紀後期のソートワールですが、間にオパールが挟まれています。
シェルシュミディでもこれまで金細工が秀逸な王政復古の時代のソートワール、1880-1990年頃のゴールドのフィリグリーのソートワール、1920年代のアールデコロングネックレスなど様々なロングチェーンをご紹介してきましたが、いつも出すたびにすぐに売り切れてしまいます。
現代の装いにも1重でロングで使ったり、2重、3重にしたり使い勝手がよく、しかもエレガントなジュエリーであるからでしょう。
下記は王政復古時代のソートワールで、留め具部分の手をモチーフにした金細工はセンチメンタルジュエリーでもあります。
下記はフィリグリー金細工のゴールドチェーンです。
またソートワールはゴールド製のものが多いですが、銀製でも下記のように秀逸な素晴らしい作りのアンティークソートワールがあります。
このように凝った留めに具メッセージが込められたものも存在します。
珍しい素材では象牙(アイボリー)のソートワールも過去に数点扱いました。
いつも需要が供給に対して逼迫しているアンティークジュエリーでもっとご紹介したいのですが、ソートワールは相続の時に半分にされてしまったりとオリジナルの長さを保っているものが年々少なくなってきています。
例えば2人娘がいた場合に長いネックレスを半分にして、ブレスレットにしてしまうというようにです。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。